フェアリーS2010予想
フェアリーS 東京芝GⅠ好走血統を重視!

軍神マルス
08期 予想歴12年

◎メジロオードリー
  4着/3人気

○テイラーバートン3着/1人
▲アプリコットフィズ2着/2人


★傾向分析★
2009年 タイム 1'36"5 (良) 1FAve=12.06 3FAve=36.19
テン36.4-中盤24.5(3F換算36.75)-上がり35.6 『加速・中弛み』
1着ジェルミナル・・・アグネスタキオン×Double Bed=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔7-e〕 5-4
2着アイアムネオ・・・ネオユニヴァース×Mr.Prospector=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔1-x〕 11-11
3着グッデーコパ・・・マンハッタンカフェ×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔16-h〕 1-1

昨年から開催が替わり、中山芝1600mで行われるようになったフェアリーS。以前は菜の花賞が同じコースで行われていたため昨年は参考にして考えていましたが、以前の菜の花賞は『前傾』や『一貫』になることが多かったが、昨年は『加速』の流れ(=菜の花賞の時にも『中弛み』は基本の流れとして存在、多分牝馬限定戦のため『中弛み』になりやすいのだと思う)。重賞格上げということで、流れが変わったのではないか?と考える。

血統の傾向は、菜の花賞の頃から4年連続してアグネスタキオン産駒が好走(=06年2着ルビーレジェンド、07年2着ショウナンタレント、08年2着スワンキーポーチ、09年1着ジェルミナル)。いずれも共通点は母系にボールドルーラー系とノーザンダンサー系の血が入っている点。キレのあるサンデーサイレンス系×ノーザンダンサー系・ボールドルーラー系配合(どちらも入っているならなお良い)ならば、適性が向くのでは?と考える。
また09年はネオユニヴァース産駒、マンハッタンカフェ産駒が好走。菜の花賞だった頃は、好走馬が後で東京芝1600mで好走していて(=06年1着コイウタはクイーンC1着、07年1着ピンクカメオはNHKマイルC1着)、08年NHKマイルCではマンハッタンカフェ産駒が好走。ネオユニヴァース産駒もダービーで好走しているので、東京芝コースのGⅠ向きの血統が好走しやすいのかも。

★予想★
◎メジロオードリー・・・スペシャルウィーク×メジロライアン=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔10-d〕
前走新馬戦1着(=東京芝1600m)。スペシャルウィーク産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、本来はエンジンの掛かりが悪く末脚が不発に終わることも多いのが産駒の特徴なのだが、本馬は新馬戦34.0秒の末脚を繰り出していて性能の良いエンジンを積んでいる様子。母父メジロライアンはノーザンテースト系で、中山コースに向くタイプ。仕上がりの早さもあるが成長力も豊富で、今後の成長が楽しみな馬。また東京芝1600mで勝ち上がってきたことも好印象。サンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系配合で、ボールドルーラー系は入っていないが、替わりに持続型に向くマイバブー系なら向くはず。
No.〔10〕の牝系は、大物牝馬を排出しやすい牝系で、特に分枝記号dがその傾向が強い(=メジロドーベル、スティルインラブ、ローブデコルテなど)。また分枝記号dは、前走前走好走だとその勢いに乗じて好走しやすい特性があり、この特性にも期待して評価する。

○テイラーバートン・・・ジャングルポケット×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト 〔11〕
前走500万条件戦1着(=阪神芝1600m)。ジャングルポケット産駒はグレイソヴリン系で、オークス馬を輩出した東京芝GⅠ好走血統。小回りコースが得意なタイプと広いコースで末脚を繰り出すタイプといるが、本馬は多分後者でこのタイプはGⅠ好走も可能なタイプ。今のところ母父ノーザンテーストの良さも前面にでていて、小回りコースを先行するタイプとなっているが、仕上がりも早いしこのコースには向くはず。また萩S2着(=京都芝1800m:0.4秒差)だが、このときの1着馬は牡馬のコスモファントムでラジオNIKKEI杯2歳S2着馬。実力は十分だし、牝馬相手なら十分好走可能なはず。
No.〔11〕の牝系は、東京や京都など広いコースでのびのび加速するのが向くタイプが多い。分枝記号なしにて、産駒ごとに得手・不得手はあるものの平均的に能力を発揮するタイプで、やや晩成傾向。

▲アプリコットフィズ・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔16-c〕
前走新馬戦1着(=東京芝1600m)。ジャングルポケット産駒で、ティラーバートンと同じ。本馬は母父サンデーサイレンスということもあるが新馬戦34.2秒の上がりを繰り出しているので、広いコースで末脚を繰り出すタイプと考える。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性があり、重賞初挑戦でも好走しやすい特性もある。この特性には期待したいが、中山コースの重賞に関しては過信禁物。サンデーサイレンス系×大系統ナスルーラ系(=ボールドルーラー系と同じグレイソヴリン系)×大系統ノーザンダンサー系(=ヌレイエフ系)配合から適性は向くはず。
No.〔16〕の牝系は、叩き良化型のステイヤー特性がある牝系。本来は距離が延びてこそ本領発揮なのだが、フェアリーSは東京芝GⅠ血統に向くタイプが好走しやすいはずなので、ブエナビスタやレッドディザイアのように向くはずと牝系から期待する。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向で、荒れ馬場の中山コースでの好走にも向く。

△アドマイヤテンバ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔8-f〕
前走未勝利戦1着(=阪神芝2000m)。クロフネ産駒はヴァイスリージェント系で、距離に融通性のある芝・ダート兼用型。鮮度の高いうちに走りやすい傾向があり、ヴァイスリージェントは全体的に使い減りしやすいタイプが多い。アプリコットフィズ同様母父サンデーサイレンスなので、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性があり、重賞初挑戦でも好走しやすい特性もあり。またサンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系(=ヴァイスリージェント系)×大系統ナスルーラ系(=ボールドルーラー系と同じグレイソヴリン系)配合から適性は向くはず。
No.〔8〕の牝系は、早い時期から走るが3歳春の時点では詰め甘なところがある牝系。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面叩いて一変も少なく、近走重視が重要なポイント。詰め甘な点から評価をやや下げました。


tipmonaとは?

フェアリーS2010回顧
フェアリーS 今の中山コースは、SS系×大系統ND系配合。

軍神マルス
08期 予想歴12年

次走狙い:アプリコットフィズ
次走危険:テイラーバートン


2010年 タイム 1'34"8 (良) 1FAve=11.85 3FAve=35.55

ラップ
①12.3-②10.6-③10.9-④11.2-⑤11.8-⑥12.6-⑦12.4-⑧13.0
1FAveとの誤差
①+0.4 ②-1.3 ③-1.0 ④-0.7 ⑤-0.1 ⑥+0.7 ⑦+0.5 ⑧+1.1
テン33.8-中盤23.0(3F換算34.50)-上がり38.0 『前傾・ハイレベル』

『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
『ハイレベル』・・・逃げ× 先行○ 差し◎ 追込○

1着コスモネモシン・・・ゼンノロブロイ×Singspiel=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔14-c〕 6-7
2着アプリコットフィズ・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔16-c〕 6-3
3着ティラーバートン・・・ジャングルポケット×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト 〔11〕 9-7

流れはテン-上がりのラップ差から『前傾』と中盤締まった流れから『ハイレベル』の複合ラップ。テン-中盤が速い流れで例年の流れとは異なり、『中弛み』になりやすい牝馬重賞の流れでは珍しいレースであったと考える。展開的には差し・追込が恵まれた流れで、逃げが最も厳しい流れ。

1着コスモネモシンは、前走未勝利戦1着(=中山芝1800m)からの好走。ゼンノロブロイ産駒はまだ初年度産駒なので未知数な点も多いが、、種牡馬鮮度も高く戦う意欲は高い。産駒は淀みない流れを前で展開好走するタイプもいれば、鋭くキレるタイプもいて、比較的堅実なタイプが多い。母父Singspielはサドラーズウェルズ系で、ハイペースを先行して押し切るスタミナと底力がある。マイル~中距離ではスピードにも優れている。またサンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系配合は、有馬記念→中山金杯→フェアリーSと連続して好走していて、この時期の中山コースで非常に強い傾向。来年も有馬記念→中山金杯で同じように配合馬が好走しているようなら要注目の配合と考え、注意したいと思います。
No.〔14〕の牝系は、2歳時にも好走する仕上がりの早さがあるが、総じて晩成型のタイプが多い古馬で真価を発揮する。朝日杯FSと相性が良いみたいで、今回は牝馬レースですが朝日杯FSと同じコースで3歳になったばかりだったことから向いていたと考える。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。また分枝記号cも、有馬記念2着ブエナビスタ→中山金杯1着アクシオンと連続好走していて、今の馬場に向くタイプと考える(=サンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系で分枝記号cなら、今の中山コースでは特注と思われる)。厳しい流れの中での好走なので評価したいと思いますが、キレを問われる流れで対応できるか?が今後の鍵になりそう。

2着アプリコットフィズは、前走新馬戦1着(=東京芝1600m)からの好走。ジャングルポケット産駒はグレイソヴリン系で、オークス馬を輩出した東京芝GⅠ好走血統。このレースでは中山コースなのだが、東京芝GⅠ血統がよく好走していて今年も好走したことからこの傾向も正しいように思います。小回りコースが得意なタイプと広いコースで末脚を繰り出すタイプとがいる。本馬は母父サンデーサイレンスということもあり速い上がりを繰り出しているので、広いコースで末脚を活かすタイプと考える。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性があり、重賞初挑戦でも好走しやすい特性もあり、この特性は活きたと思われる。ただし中山コースの重賞に関しては過信禁物なところがあり、突き抜けられなかった点は今後も注意。またサンデーサイレンス系×大系統ナスルーラ系(=ボールドルーラー系と同じグレイソヴリン系)×大系統ノーザンダンサー系(=ヌレイエフ系)配合は、フェアリーSで特注の配合で、来年も要注意。
No.〔16〕の牝系は、叩き良化型のステイヤー特性がある牝系。本来は距離が延びてこそ本領発揮なので、今後の成長もあるがオークス好走に期待する。また本馬も分枝記号c。

3着ティラーバートンは、前走500万条件戦1着(=阪神芝1600m)からの好走。ジャングルポケット産駒で、アプリコットフィズと同じ。母父ノーザンテーストで、仕上がりの早さと小回りコースを先行して押し切る能力が高い。成長は今後まだまだすると思うが、ノーザンテースト系は晩成型。本格化は5歳くらいか?近年の牝馬クラシックを考えると、非サンデーサイレンス系配合という点で不利な条件となるので、古馬になるまでは難儀な馬になるかも。
No.〔11〕の牝系は、東京や京都など広いコースでのびのび加速するのが向くタイプが多い。分枝記号なしにて、産駒ごとに得手・不得手はあるものの平均的に能力を発揮するタイプで、やや晩成傾向。


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >