14期 予想歴35年
◎ケイアイノーテック
11着/9人気
○レッドアヴァンセ7着/13人
▲ミッキーグローリー5着/8人
△アルアイン3着/4人
×モズアスコット
×ロジクライ
先週のエリザベス女王杯のレースを見て妙に印象に残ったのは、クロコスミアが最後の直線で抜け出した時の脚と、外から差して来たリスグラシューの末脚が目立った事。
それに対し、本来タフな馬場が得意と評されていたモズカッチャンが、3着争いでアップアップしていたシーンが妙に不可解に思えた。
そこで、先週及び先々週の1400㍍以上の京都外回りコースで行われたレースで尚且つ15頭立て以上で行われたレースの激走馬をピックアップしてみる。
そしてその馬の血統を調べたところ、ある傾向がはっきり出ていた事に気付き驚いた。
☆11/11 4R 新馬戦 1400㍍
1着 フィブロライト
父父 キングマンボ系
父母 エクリプス系
母父 サンデーサイレンス系
母母 ネヴァーベンド(ナスルーラ)系
☆11/11 11R「エリザベス女王杯」 2200㍍
1着 リスグラシュー
父父 サンデーサイレンス系
父母 ゼダーン(ナスルーラ)系
母父 ネイティヴダンサー系
母母 ネヴァーベンド系(ナスルーラ)系
2着 クロコスミア
父父 サンデーサイレンス系
父母 ファイントップ系
母父 ボールドルーラー(ナスルーラ)系
母母 レッドゴッド(ナスルーラ)系
☆11/4 2R2歳未勝利 1800㍍
1着 メイショウクライム
父父 サドラーズウェルズ系
父母 ボールドルーラー(ナスルーラ)系
母父 レッドゴッド(ナスルーラ)系
母母 インテント系
☆11/4 4R 新馬戦 1600㍍
1着 ザヴォワールエメ
父父 サンデーサイレンス系
父母 ノーザンダンサー系
母父 ヌレイエフ系
母母 レッドゴッド(ナスルーラ)系
2着 ハナイロコマチ
父父 ダンチヒ系
父母 ダマスカス系
母父ゼダーン(ナスルーラ)系
母母 サンデーサイレンス系
☆11/3 3R 2歳未勝利1600㍍
1着 シゲルピンクダイヤ
父父 サンデーサイレンス系
父母 ノーザンダンサー系
母父 サドラーズウェルズ系
母母 ダンチヒ系
2着 ミッキーバディーラ
父父 サンデーサイレンス系
父母 リファール系
母父 ミスタープロスペクター系
母母 ボールドルーラー(ナスルーラ)系
☆11/3 9R 「近江特別」 1800㍍
1着 ジークカイザー
父父 サンデーサイレンス系
父母 リファール系
母父 ミスタープロスペクター系
母母 サドラーズウェルズ系
2着 シンギュラリティ
父父 サンデーサイレンス系
父母 ネヴァーベンド(ナスルーラ)系
母父 ダンチヒ系
母母 ネヴァーベンド(ナスルーラ)系
該当する全レースで、2代親に「ナスルーラ」直系の血を保有する馬が必ず連対していたのである。
そして、該当する馬8頭のうちの半数は、ナスルーララインを2本保有しており、今の京都の摩擦馬場がこの血に有利になる構造になっていた事が理解出来る。
逆に該当しなかったジークカイザーやシゲルピンクダイヤは、ノーザンダンサーラインを2本、3本とそれぞれ保有していた。
先週まではBコース、今週は仮柵が更に外に移動しCコースとなるが、馬場の質が劇的に変化した訳でもなさそう。
ナスルーラの血とノーザンダンサー色の強い馬に注目してみたい。
摩擦の強い馬場状態なので、ナスルーラ色が強かろうが、ノーザンダンサー色が強かろうが、スプリント色の強い馬はパスして予想したい。
◎ケイアイノーテック
父父 サンデーサイレンス系
父母 リファール系
母父 ミスタープロスペクター系
母母 ダンチヒ系
…とノーザンダンサー色の強い血統背景で、体力豊富で底力のあるタイプ。
物理的にはおそらく中距離向きも、母のイメージからか?マイラーと誤解されて使われているようでならない。
スプリンターが潰れるようなタフなマイル戦なら、マイルCで見せたようなパフォーマンスを再現してくれるはず。
マイルと2000㍍では現役最強クラスの力量と見る。
G1馬であるにも関わらず、ここまで人気を落としている事自体不思議でならない。
私個人として、天皇賞(秋)出走を熱望していたが、天皇賞は少頭数になり、不向きの競馬だったように思われる。
逆に、今週の京都コースは先週同様に摩擦馬場が継続されているようで、結果天皇賞をパスしてのマイルCS出走が正解だったと言えよう。
○レッドアヴァンセ
父父 サンデーサイレンス系
父母 リファール系
母父 リファール系
母母 プリンスリーギフト(ナスルーラ)系
ノーザンダンサーライン2本にナスルーラライン。
コースとの物理的相性が抜群の血統背景が魅力。
ヴィクトリアマイルは称賛されるべく高い内容の競馬。
最後ジュールポレールやリスグラシューに差されてしまったものの、アエロリットとの壮絶な叩き合いを制し、力を使い果たしたタイミングで差されてしまったといった内容で、勝馬よりもむしろ力量高いパフォーマンスだったように思える。
更に体力色が問われるコースに変わり、更にパフォーマンスアップが見込まれる。
印は○だが、実質「◎」と同評価。
モズアスコットは母父の影響が強く、本質は1400㍍ベスト。
安田記念を勝利出来たのは、マイラーとしての力量の高さではなく、高速馬場の恩恵によるもの。
マイルと言っても、今回は体力色が問われるコースに変わり、安田記念と同じようなパフォーマンスを期待するのは酷とみる。
富士Sを快勝したロジクライも同様。
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