AJCC2010予想

雨龍泥舟
08期 予想歴41年

◎キャプテントゥーレ
  11着/1人気

○マイネルキッツ4着/4人
▲ネヴァブション1着/5人


内枠から、デルフォイ、トウショウシロッコ、キャプテントゥーレ、マイネルキッツ、ネヴァブション、ダイワワイルドボア当りの争いと思うが、キャプテントゥーレ、マイネルキッツ、ネヴァブションの順に評価した。

キャプテンは、距離実績はないが加齢と共に融通性を増しているはずとの読み。中山ならではの馬だろう。

ネヴァブションは昨年のこのレースの勝馬でコース得意。

騎手の腕も加味した。

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対抗:マイネルキッツに重い印を付けるのは始めてかも。本命を付けたいところだが、59Kgの斤量が気になる。

ギャロップ誌の吉川良氏のエッセイの中で、有馬記念の日の夜の岡田繁幸氏との電話でのやりとりが書かれていた。
岡田氏「千歳空港で、雪で4時間以上も待たされて、仕方なく戻ったの。1着から4着までサンデーサイレンスの血。掲示板、うちのキッツだけがサンデーに関係なし。いやあ、どうしたらいいんだろう」
吉川氏「昨日のラジオNIKKEI杯、コスモファントム、がんばった」
岡田氏「ファントムもサンデーの血に差された。どうしたらいいのかなあ」
吉川氏「あまり考えると、身体に悪いから」
岡田氏「いや、考えないとダメよ。考えて、考えて、考え抜かないと、ヒントが生まれない。うーん、どこまで探しに行っても、サンデーサイレンスみたいな、タネ馬、いないんだ。でも、考えて、考えてヒントを見つけないとね」

うーん、切なくなるなぁ。
ここは、岡田氏にエールを送ろうか。

吉田善哉と比較して岡田繁幸に足りないもの。それは失敗の数だと思う。善哉氏ぐらいトライ&エラーを繰り返した人はいない。善哉氏が導入して失敗した無名の種牡馬の数!
失敗しても失敗しても挑戦を続け、最後の最後に宝物を手に入れた。

岡田氏はまだ大きな失敗をしていないように思う。その分、成功の嵩も小さいのだろう。まだまだこれから。

もう一つ気になること。岡田氏は繁殖の重要性についての認識がやや低いのではないか。

善哉氏は、徹底した血統至上主義者だったと思う。しかし良血馬を買うだけの資金がない。
善哉氏がとった行動は脚の曲がった良血馬を買うことだった。

脚が曲がっていれば良血馬といえでも安価で買うことができるし、曲がった脚の母親から真っ直ぐな脚の仔が生まれることもある。そこに賭けたんじゃないかな。

その点、岡田氏は馬体優先主義のように見える。血統が悪くても馬体がよければ走ると考えているのではないか。その点は、私なども同じで(もちろん競馬との係わりのレベルという点では雲泥の差があるが)、それがダメとも言い難いが、十年後、二十年後を考えれば、前者にアドバンテージがあるのではないか。

社台と岡田氏を含め日高との差は繁殖の差という感じがしているので、繁殖のレベルを高めることが遠いようで案外近道なのではないかと思うのだが。


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