08期 予想歴21年
◎ノーブルマーズ
9着/3人気
○パフォーマプロミス4着/4人
▲ステイフーリッシュ2着/1人
△タイムフライヤー8着/5人
★傾向分析★
2014年 タイム 2’16”0 (稍重) 1FAve=12.36 3FAve=37.09
テン38.3-中盤63.5(3F換算38.10)-上がり34.2 『加速・中弛み』
1着デスペラード・・・ネオユニヴァース×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔8-k〕 1-2
2着トーセンラー・・・ディープインパクト×Lycius=ディープインパクト×ミスプロ 〔17-b〕 5-4
3着アンコイルド・・・Giant’s Causeway×Alzao=ストームバード×リファール 〔4-n〕 3-4
2015年 タイム 2’11”5 (良) 1FAve=11.95 3FAve=35.86
テン36.8-中盤60.7(3F換算36.42)-上がり34.0 『加速・中弛み』
1着ラブリーデイ・・・キングカメハメハ×ダンスインザダーク=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔19〕 2-2
2着スズカデヴィアス・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔1-t〕 1-1
3着キズナ・・・ディープインパクト×Storm Cat=ディープインパクト×ストームバード 〔13-a〕 9-8
2016年 タイム 2’17”7 (重) 1FAve=12.52 3FAve=37.56
テン38.0-中盤63.0(3F換算37.80)-上がり36.7 『加速・一貫』
1着サトノクラウン・・・Marju×Rossini=ノーザンダンサー×ミスプロ 〔20-c〕 3-1
2着タッチングスピーチ・・・ディープインパクト×Sadler's Wells= ディープインパクト×サドラーズウェルズ 〔9-b〕 10-9
3着アドマイヤデウス・・・アドマイヤドン×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔1-l〕 5-4
2017年 タイム 2’14”1 (稍重) 1FAve=12.19 3FAve=36.57
テン36.4-中盤61.7(3F換算37.02)-上がり36.0 『一貫』
1着サトノクラウン・・・Marju×Rossini=ノーザンダンサー×ミスプロ 〔20-c〕 3-3
2着スマートレイアー・・・ディープインパクト×ホワイトマズル=ディープインパクト×リファール 〔4-m〕 4-4
3着マカヒキ・・・ディープインパクト×フレンチデピュティ=ディープインパクト×ヴァイスリージェント 〔1-m〕 5-4
2018年 タイム 2’16”3 (重) 1FAve=12.39 3FAve=37.17
テン37.3-中盤62.7(3F換算37.62)-上がり36.3 『加速・一貫』
1着クリンチャー・・・ディープスカイ×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔1-k〕 2-4
2着アルアイン・・・ディープインパクト×Essence of Dubai=ディープインパクト×エーピーインディ 〔2-s〕 6-4
3着レイデオロ・・・キングカメハメハ×シンボリクリスエス=キングマンボ×ロベルト 〔2-f〕 2-3
流れはテン-上がりを比較すると上がりのラップが速い『加速』になりやすい。
『加速』・・・逃げ◎ 先行○ 差し△ 追込×
そのため前につけた馬が良く好走している傾向があり、4コーナー5番手以内に位置した馬の好走が多い。
血統の傾向は、スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多く、ディープインパクト、スペシャルウィーク、ステイゴールド、マンハッタンカフェ、ゼンノロブロイ、ダンスインザダーク産駒などが好走しています。サンデーサイレンス系(母父サンデーサイレンスも含めて)は、母父はスタミナ持続型のタイプが好走しているようです。このタイプは位置取りは差しが多く、サンデーサイレンスのキレを引き出して活かせるタイプ向きということに思います。
グレイソヴリン系やニジンスキー系、ロベルト系などの欧州スタミナ型も良く好走しているように思います。ファイントップ系やリファール系、ブラッシンググルーム系にもスタミナの点から向いています。京都芝2200mはスタミナ型が良く好走するコースなので、その適性が問われやすいのだと思います。またスタミナ型の好走馬は先行馬に多いようで、早めに仕掛けて粘りこむようなレースに向いているタイプも狙い目に思います。
また好走馬から、芝2200mの好走実績(=宝塚記念)、菊花賞・天皇賞春のスタミナ型の京都コース適性が必要な適性と考えます。
宝塚記念好走馬(=00年1着テイエムオペラオー・3着ステイゴールド、04年1着シルクフェイマス、05年2着ナリタセンチュリー・3着ヒシミラクル、07年1着アドマイヤムーン・2着ポップロック、09年2着サクラメガワンダー、10年1着ブエナビスタ、13年3着ショウナンマイティ、15年1着ラブリーデイ、16年1着→17年1着サトノクラウンなど)、菊花賞・天皇賞春好走馬(=00年1着テイエムオペラオー・2着ナリタトップロード・3着ステイゴールド、02年1着ナリタトップロード、04年1着シルクフェイマス、05年1着ヒシミラクル、09年1着アサクサキングス、10年2着ジャガーメイル・3着ドリームジャーニー、11年3着→12年3着ヒルノダムール、14年2着トーセンラー、18年1着クリンチャーなど)。
それから面白い傾向は『半年以上、連対なし』、『京都外回りコース=2200m・2400mなどで実績あり』の6歳以上の重賞勝ち馬が復活し好走することがあること(=08年シルクフェイマス、05年ヒシミラクル、04年テンザンセイザ、03年トウカイパルサー、02年ナリタトップロードなど)。コース適性が重要と考えます。
★予想★
京都記念のポイントは、
①流れは『加速』になりやすく、4コーナー5番手以内に位置した馬の好走が多い。
②『中弛み』が複合するとロングスパートになりやすく、そのためスタミナが問われやすい。
③欧州スタミナ型血統がポイント。スタミナ型サンデーサイレンス系も好走多し。
④芝2200m好走実績や京都芝長距離実績のある馬には注目。
⑤前走香港遠征馬は、敗退馬でも侮るべからず。昨年秋の実績にて、前走香港遠征となった能力は評価すべし。
⑥有馬記念上位好走馬は好走しやすい。有馬記念の内容は良く吟味し、不利があった場合でも出走していて最先着馬なら狙うべし。
⑦休み明けの場合は、長距離実績と芝2200m適性を重視し、休み明け実績も考慮すること。
◎ノーブルマーズ・・・ジャングルポケット×Silver Hawk=グレイソヴリン×ロベルト 〔1-s〕
前走日経新春杯4着(=京都芝2400m:0.2秒差)。京都芝コースは(1-3-5-4)、芝2200m戦は(2-1-1-2)。
ジャングルポケット産駒はグレイソヴリン系で、小回りコースが得意なタイプと広いコースで末脚を繰り出すタイプとがいる。本馬は新潟や中京や京都芝コースで好走が多く、速い上がりも繰り出せるので広いコースで末脚を活かすタイプ。しかし阪神Dコースでも好走していて、小回りの持続型も対応可能なタイプと考える。総じて産駒のの特徴としては、緩い流れで瞬発力勝負より、持続した流れでスタミナを活かす方が強さを発揮しやすい。ジャングルポケット産駒は菊花賞でも好走しているし、スタミナの豊富な馬が多くステイヤータイプも輩出する。母父Silver Hawkはロベルト系で、1800m&2200m&2500mの半端な距離を得意とし、堅実に走るも詰めの甘さのある芝向き中長距離血統。母父としてはマイルGⅠ勝ち馬(=ブラックホーク、ピンクカメオなど)を出しているが、やはり半端な距離が得意で、さらに配合種牡馬を尊重しながら、惜敗癖は抜けきらない。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号sは、立ち回りが上手く、スローの上がり勝負で強い。上級クラスでは展開利が必要。
○パフォーマプロミス・・・ステイゴールド×タニノギムレット=サンデーサイレンス×ロベルト 〔13-c〕
前走有馬記念14着(=中山芝2500m:1.5秒差)。京都芝コースは(2-0-1-1)、芝2200m戦は(1-0-1-2)。
ステイゴールド産駒はスタミナ型のサンデーサイレンス系。ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。母父タニノギムレットはロベルト系だが、父母父グレイソヴリン系の影響なのか直線の長いコースとの相性が良い。またロベルト系なので叩き良化型のタイプでもある。長い直線、急坂のないコースで、後方から33秒~34秒台のカミソリの切れ味で差してくる。自分から動くと末脚をなくしてしまうので、展開が向かなければ不発の危険はあるが、嵌った時の能力の高さには期待。
No.〔13〕の牝系は、クラスの壁をキャリアを積みながら超えていくタイプが多い牝系。叩き良化型でもある。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
▲ステイフーリッシュ・・・ステイゴールド×キングカメハメハ=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔5-g〕
前走中山金杯2着(=中山芝2000m:0.1秒差)。京都芝コースは(1-0-0-1)、芝2200m戦は(1-0-0-0)。
ステイゴールド産駒はスタミナ型のサンデーサイレンス系。ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。母父キングカメハメハはキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。
No.〔5〕の牝系は、緩いペースよりも厳しいペースで真価を発揮するタイプが多く、人気よりも人気薄で好走することの多い穴タイプの馬が多い。直線の長い芝コースでの好走が多い。分枝記号gは、パワータイプが多く雨も苦にしないが、不器用なタイプも多く厳しい流れで力を発揮する。
△タイムフライヤー・・・ハーツクライ×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔14〕
前走中山金杯5着(=中山芝2000m:0.2秒差)。京都芝コースは(1-1-0-1)、芝2200m戦は初。
ハーツクライ産駒はサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m~2600m、牝馬は芝1400m~2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。母父ブライアンズタイムはロベルト系で、タフな展開や目一杯に仕上げられた時にMAXの能力を発揮するスパルタ型。休み明けよりも叩いてこそのタイプが多い。またロベルト系は緩い流れよりも厳しい流れに向き、ペースの緩まないマイル戦はプラス要因。
No.〔14〕の牝系は、早い時期にも活躍する馬もいるが、総じて晩成型で古馬になって強さを発揮する。分枝記号なしは、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。
tipmonaとは?