宝塚記念2008予想
悲願のG1制覇へラストチャンス

九平次
08期 予想歴14年

◎カンパニー
  8着/7人気

○メイショウサムソン2着/1人
×ロックドゥカンブ
×アドマイヤオーラ


【一角崩し】ペース:M
改装後も内回りが使用される阪神芝2200mコース。条件戦も含めると超スローも発生し易い舞台設定だが、こと宝塚記念に限ると近年5年(4回)はG1らしい締まったラップで推移している。それゆえ末脚温存で直線に賭けたいタイプは道中で脚を使わされ不発の感。瞬発力型より自ら勝ちに動ける持続力型を重視。

☆タイム分析に基づくSP指数比較(G1基準指数=114)
122メイショウサムソン
116アサクサキングス、カンパニー、ドリームパスポート
115エアシェイディ
114アドマイヤフジ、アルナスライン
113インティライミ
111アサカディフィート
110サクラメガワンダー
109エイシンデピュティ、ロックドゥカンブ
108フォルテベリーニ
107アドマイヤオーラ
※「1」=0.1秒m古馬1000万クラス=「100」

指数最上位は他馬に差をつけてメイショウサムソン。今春、昨春の天皇賞・春で118(08)、122(07)と高指数をマーク。有馬8着、大阪杯6着と、近走崩れたのは苦手とする緩めの流れからの瞬発力戦。きついペースほど安定感を増す印象で、例年速めの流れとなる宝塚なら復権も十分。ただし芝2400m以下でのMAX指数は113(07JC)と他馬と差はなく、人気を衡量すると本命には推し辛い。

指数上の2番手グループはAキングス、カンパニー、Dパスポート。

Aキングスは上がり指数メンバー中最下位が示すように典型的な持続力型。きつい流れとなった昨春のNHKマイルC、宝塚記念では惨敗を喫したものの、秋以降の地力強化は明白。上がりが要求されない当レースなら有力な上位候補の一頭。

外傷で安田記念を回避したカンパニー。末脚鋭い瞬発力型のイメージが先行するが、数字でみると本質は厳しい流れでもしっかり伸びる持続力型に近く、この辺りは祖父トニービンの色が濃い。よってスローの上がり勝負になるとかえって危ないが、一定以上のペースで流れるG1戦はむしろ追い風。MAX指数116は05京阪杯(芝1800m)、極悪馬場の06大阪杯快勝から距離・馬場ともに不問。一頓挫あったせいで人気落ちの様相も臨戦態勢が整えば妙味十分、首位候補に推したい。

指数上位ながらDパスポート、エアシェイディあたりは道中矯めて上がりの脚でタイムを詰める瞬発力型。宝塚記念の過去の傾向から、このようなタイプは過信禁物。ならばアドマイヤフジ、アルナスラインら持久力タイプを上位に。

人気の一角ロックドゥカンブは指数上やや人気先行の感、アドマイヤオーラは先述した瞬発力タイプ&きついペースの経験がなく、今回は嫌って妙味。

☆馬場
土曜・阪神は小雨発表ながら良馬場で時計は水準より-1.0秒ほど速い状態。日曜は8Rまで曇と小雨の天候で重発表。それでも極端な時計のかかり方にはなっておらず土曜から時計半分ほど要して水準より-0.5秒ほど速い状態(昨年同レースより若干(0.3秒ほど)時計のかかる馬場状態)。この程度なら必要以上に馬場の巧拙を意識する必要はないか。脚質的にはペースが上がれば追込馬
でも十分届いており、後方待機勢も軽視禁物。

☆展開
エイシンデピュティの単騎濃厚も鞍上から極端なスローペースは見込み辛い。遅くても平均緩めの流れから、勝負処から一気のペースUP、直線は持続力勝負の様相。

☆結論
◎カンパニー
安田スキップは目の外傷によるものでダメージは少ないはず。地力はトップクラスで馬場・距離OKながらこのオッズは妙味十分。平均的なラップで流れ持続力の問われる宝塚記念は適条件とも思え、悲願のG1制覇へラストチャンス。
○メイショウサムソン
緩みのない展開なら崩れなし。
以下△として4・7・9・10・11・14。

☆馬券
◎の単複、◎=○の馬連ワイドを厚めに
◎=△の馬連流し。
意外とオッズが伸びないが
3連単◎→○=△2・3着マルチ計12点も。


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >