14期 予想歴22年
◎シゲルミズガメザ
10着/7人気
○マイネルグリット1着/3人
▲ゼンノジャスタ4着/8人
△トリプルエース2着/2人
小倉２歳Ｓには多少なりの思い入れがあって、今年は指数が手元にないのでレースの傾向に重点を置いて展望します。
今回、このレースが面白そうだと思ったのは、カイルアコナが、小倉の開幕週デビューで速い時計を持っていて、楽勝したということで１番人気になると思われるところ、小倉前半でデビューした快速馬が小倉２歳Ｓに直行して凡走した例は過去多々見られたと記憶しており、それに嵌ってくれる可能性は否定できないため。
絶好調の川田騎手なので、凡走しても３着くらいに残してしまう可能性はありますが、このレースは上位人気が順位ごとに好走率が下がる綺麗な形にはならない傾向があるので、凡走に期待する戦略はアリと思います。（なので、３連単などのボックスが面白いレースです）
新馬戦からの臨戦馬の取捨方法としては、調教の良い馬、楽勝してきた馬、僅差ながら手応えが良かった馬の３通り。
これに該当しないカリニート（ルーラーシップ産駒なのも短距離耐久レースに合わない印象）、グランドデューク（上がり遅く、めいっぱい追っての辛勝）は軽視します。
カイルアコナは楽勝実績（逃げ馬を早々に競り落として惨敗させた）、トリプルエースとラウダシオンは調教時計がある程度速い（トリプルエースはレース相性の良い和田騎手も好印象）、ラウダシオンとヒバリは手応えが良かったということで残します。
また、キャリア２戦以上馬は指数がベースとなりますが、小倉1200mは時計である程度代用がきくので、それを踏まえると小倉の開催後半に1200m１分９秒前半までを出している、フェニックス賞組の上位３頭とシゲルミズガメザを評価します。一方、満たせないホープホワイト、ミントティー、ローランダーを消します。
中京から臨戦するテーオーマルクスは調教時計の水準はそこそこなので消しにくいですが、重賞でさっぱりなテーオーの冠名馬であり、勝ち上がりが重馬場だったことと内枠ということで軽視します（週中に大雨が降ったので、パンパンの良馬場にはならないと思われ、馬場が悪くなる場合は外枠が良くなるという想定です）。
残ったのはカイルアコナ、トリプルエース、ラウダシオン、ヒバリ、マイネルグリット、ゼンノジャスタ、ヒメサマ、シゲルミズガメザの８頭。
オッズ的に面白そうなのはフェニックス賞組の３頭とシゲルミズガメザです。
フェニックス賞臨戦馬は近年あまり実績が出ていませんが、通常の年であればそこそこの指数（指数６０以上）は出ていると思いますので、新馬組がコケた場合には上位に来られると考えます。時計も、ラップ的にラスト１Ｆを失速していないので例年比較でも悪くはないでしょう。
ちなみにフェニックス賞３着以内馬の近年の成績ですが、昨年はアーデントリーなどが４～６着。２年前はアイアンクローが２着、３年前はカシノマストなどが３，６，14着、４年前はコウエイテンマなどが５，７着、５年前はレオパルディナなどが２，13着と、善戦していて、新馬から大きく上積みを見せる馬の数次第で馬券に絡めます。
また、シゲルミズガメザはキャリア５戦もしていて、前走ようやく勝ち上がった馬ですが、天星理論上、新馬の内容は度外視でき、２，３走目は重馬場であった点、２走目は流れに乗れなかった点（上がり最速で２位に0.5秒差）、３走目はマイル戦という点に敗因を求めることができます。
前々走は時計が遅く、ミントティーに負けているので弱いと判断されるケースが多そうですが、４角３番手以内にいた馬が１，２番人気馬を含めてこの馬を除けば掲示板外に惨敗した激流レース（テン３Ｆ32.9→上がり３Ｆ37.1）であり、そこで３着に残したことはむしろ高く評価するべきです。
小倉1200mに条件を変えて好走しているので、このコースが向いているのは間違いなさそうで、重馬場になったらまた条件が敗因になるかもしれませんが、前走の勝ち時計はフェニックス賞と同じで、こちらもラップが失速しておらず、楽勝で底を見せていません。マツリダゴッホ産駒のコース相性も良いですし、ここは狙いたいところ。
あとは、ラウダシオンは新馬戦のラップがやや不満で、重賞で目立たない武騎手であり、能力の証明が全くないため注まで落とします。
ヒバリは脚を余していたので残しましたが、このレースは５番手以内の先行実績馬が活躍するレースなのでこちらも注とします。
結果の印は以下のとおり。基本は△までのボックスと、本命から注までの流し馬券になるでしょうか。穴馬に本命を打ったので、キャリア１戦馬へ手広く流し豆馬券を購入する手もあるかもしれません。軽く楽しみましょう♪
◎シゲルミズガメザ
△マイネルグリット
△ゼンノジャスタ
△トリプルエース
△カイルアコナ
注ヒメサマ
注ラウダシオン
注ヒバリ
※内枠の逃げ馬であるヒメサマは注に下げました
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