08期 予想歴21年
◎シャドウディーヴァ
9着/5人気
○ウィクトーリア3着/2人
▲ダノンファンタジー1着/1人
△スイープセレリタス6着/3人
★傾向分析★
2014年 タイム 1’46”0 (良) 1FAve=11.78 3FAve=35.33
テン35.1-中盤36.7-上がり34.2 『加速・中弛み』
1着ヌーヴォレコルト・・・ハーツクライ×スピニングワールド=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔3-d〕 4-4
2着タガノエトワール・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔9-f〕 9-9
3着リラヴァティ・・・ゼンノロブロイ×Singspiel=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔6-e〕 1-1
2015年 タイム 1’45”2 (良) 1FAve=11.69 3FAve=35.07
テン35.1-中盤35.2-上がり34.9 『一貫』
1着タッチングスピーチ・・・ディープインパクト×Sadler's Wells=ディープインパクト×サドラーズウェルズ 〔9-b〕 16-15
2着ミッキークイーン・・・ディープインパクト×Gold Away=ディープインパクト×ヌレイエフ 〔2-s〕 17-17
3着トーセンビクトリー・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔9-f〕 13-9
2016年 タイム 1’46”7 (重) 1FAve=11.86 3FAve=35.57
テン35.4-中盤36.7-上がり34.6 『加速・中弛み』
1着シンハライト・・・ディープインパクト×Singspiel=ディープインパクト×サドラーズウェルズ 〔6-e〕 11-10
2着クロコスミア・・・ステイゴールド×ボストンハーバー=サンデーサイレンス×ボールドルーラー 〔14-c〕 1-1
3着エンパイアメーカー×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔7〕 4-4
2017年 タイム 1’45”5 (良) 1FAve=11.72 3FAve=35.17
テン34.6-中盤36.0-上がり34.9 『一貫・中弛み』
1着ラビットラン・・・Tapit×Dixieland Band=エーピーインディ×ノーザンダンサー 〔A4〕 13-13
2着カワキタエンカ・・・ディープインパクト×クロフネ=ディープインパクト×ヴァイスリージェント 〔9-b〕 1-1
3着リスグラシュー・・・ハーツクライ×American Post=サンデーサイレンス×レイズアネイティヴ 〔1-l〕 13-15
2018年 タイム 1’45”7 (良) 1FAve=11.74 3FAve=35.23
テン35.2-中盤36.9-上がり33.6 『加速・中弛み』
1着カンタービレ・・・ディープインパクト×Galileo=ディープインパクト×サドラーズウェルズ 〔4-r〕 2-1
2着サラキア・・・ディープインパクト×Lomitas=ディープインパクト×ニジンスキー 〔不明〕 9-8
3着ラテュロス・・・ディープインパクト×Touch Gold=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔8-h〕 5-7
過去5年の流れは、14年・16年・18年が『加速・中弛み』、15年・17年が『一貫』の流れ。牝馬のトライアルレースと言うことで、中盤弛んでの瞬発力勝負になりやすい傾向にあると思うが、逃げ馬のタイプで好走馬の位置取りが決まりやすいかも。好走馬の位置取りは、『加速』や『中弛み』の流れなら4コーナー5番手前後が好走ポイント。後ろから届くには『前傾』や『一貫』の流れが必要。
血統の傾向は、瞬発力勝負に強いサンデーサイレンス系(=ディープインパクト、ハーツクライ、ステイゴールド、母父サンデーサイレンスが好走)が非常に強い傾向。
12年はディープインパクト産駒が1~3着独占。近年はディープインパクト産駒の好走が多いです。
また07年・08年と2年連続してダンスインザダーク産駒も好走している。ダンスインザダーク産駒は瞬時の加速は苦手だが、ギアが入れば長い末脚を繰り出し、春はまだ成長が追いついていないところがあるが、秋にはしっかり成長して好走するのだと考える。マンハッタンカフェ産駒、ハーツクライ産駒、ステイゴールド産駒なども好走しているので、ややスタミナ型サンデーサイレンス向きと思われます。
またトニービン系の要素を有した馬の好走も増えてきていて(=08年3着クーデグレイスは母父トニービン、11年2着マイネイサベルはテレグノシス産駒でトニービン系、11年3着キョウワジャンヌや14年1着ヌーヴォレコルトや17年3着リスグラシューはハーツクライ産駒でトニービン系の要素を内包)、スタミナ型血統という点では好走しやすい下地があると考える。
好走馬の傾向としては、これまでの桜花賞やオークス、それらのトライアル好走馬がそのまま好走しやすい実績馬重視のレースと思います。
特にオークスからの休み明け組だが、オークスで上がり上位を繰り出して好走していた馬は好走しやすく、軸には最適。
★予想★
ローズSのポイントは、
①『中弛み』の流れなら、4コーナー5番手以内に位置取りそうな馬。『前傾』の流れなら、差し・追込も好走可能。
②瞬発力勝負になりやすく、サンデーサイレンス系向きの重賞。
③牝馬春クラシックシーズンの実績が活きやすい。実績最重視。特に上がり上位で好走していた馬は、休み明けでも要注目。
④スタミナ型サンデーサイレンス系で春シーズンに、マイル路線を距離不足で泣いていた馬なら反撃が可能。
⑤新潟芝コース条件戦好走馬で、速い上りを繰り出していた馬。
◎シャドウディーヴァ・・・ハーツクライ×Dansili=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔19〕
前走オークス6着(=東京芝2400m:0.5秒差)。阪神芝コースは初で、芝1800m戦は(0-0-0-1)。
ハーツクライ産駒はサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m~2600m、牝馬は芝1400m~2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。母父Dansiliはダンチヒ系で、マイルから2400mまで幅広くこなす芝血統。中距離に強いながらもマイルに対応出来るスピードも備えている。きっかけを掴むと急激に成長し、一気に頂点まで上り詰める。他のディンヒル系よりは仕上がりは遅い。
No.〔19〕の牝系は、淡々と流れる厳しい流れにに強いタフな牝系。分枝記号なしは、分枝記号なしは、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。
○ウィクトーリア・・・ヴィクトワールピサ×ウォーエンブレム=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔3-c〕
前走オークス4着(=東京芝2400m:0.5秒差)。阪神芝コースは初で、芝1800m戦は(2-0-0-1)。
ヴィクトワールピサ産駒はサンデーサイレンス系で、ネオユニヴァース産駒同様にややパワー寄りの中長距離型で、速い上がりも繰り出せるタイプ。ネオユニヴァース産駒は「レースにに使えば使うほど気性が難しくなる」と言われ、活躍時期の早さも特徴。同じような傾向が出ていて、早い時期に活躍するが、その後伸び悩み、だんだんダート寄りになり、走るほどに適正がわからなくなる難しさがある。中距離向きで、ダートも走り、小回りや大回りはあまり気にしなくていい。時計のかかる馬場は合う。特に牡馬は馬力型、牝馬は軽快型に分けられる。牡馬の出世は速い上がりの脚が備わるかで、牝馬もスプリント戦はひと息で、牡馬ともども距離が延びてこそ持ち味を発揮する。大敗からの巻き返しは少なく、2、3着からの勝ち上がりが目立ち、直近の着順は馬券検討の重要な判断材料。ローテーションにも注目で、間隔が詰まった時の好走率が高く、中でも「中2週」が優秀。もちろん各馬によって違うが、休み明け初戦より、叩き2、3戦目で着順を上げて馬券になる例が目につく。大型馬は特にそう。母父ウォーエンブレムはミスプロ系で、速い流れに乗って、1600~2200mでスピードを持続する能力が抜群に高い、レコード決着に強い屈指のハイペース適性を有した血統。最初から活躍するのは芝馬で、古馬になって充実するのはダート馬という傾向もある。ダートの人気馬は安定感があり、特に稍重と重のダートの成績は素晴らしく、良で足りない馬も、ひと雨来れば着順を上げる。気性が繊細で折り合いに難のある馬も少なくないが、下手に抑えるくらいなら行かせて前で勝負した方が強い。内回りコースが得意で、内枠もプラス要因。
No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
▲ダノンファンタジー・・・ディープインパクト×Not For Sale=ディープインパクト×グレイソヴリン 〔7-a〕
前走オークス5着(=東京芝2400m:0.5秒差)。阪神芝コースは(3-0-0-1)、芝1800m戦は初。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Not For Saleはグレイソヴリン系で、詳細は不明。
No.〔7〕の牝系は、牡馬と互角に戦う牝馬が多く、京都コースや阪神コースでの好走が多い牝系。また距離変更ショックや位置取りショックなどのショックが良く効く特性があり、間隔を詰めた時にも良く好走する。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。
△スイープセレリタス・・・ハーツクライ×エンドスウィープ=サンデーサイレンス×フォーティナイナー 〔5-j〕
前走月岡温泉特別1着(=新潟芝1600m)。阪神芝コースは初で、芝1800m戦も初。
ハーツクライ産駒はサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m~2600m、牝馬は芝1400m~2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。母父エンドスウィープはフォーティナイナー系で、芝向きのマイル~中距離型で厳しい持続型の流れで強さを発揮する。溜めが利いたときの差し脚は一級品。使い込んで上昇するタイプではなく、休み明けから数戦が狙い目。
No.〔5〕の牝系は、緩いペースよりも厳しいペースで真価を発揮するタイプが多く、人気よりも人気薄で好走することの多い穴タイプの馬が多い。直線の長い芝コースでの好走が多い。分枝記号jは、牝馬上位の系統でトップクラスまで勝ち進むのはほとんど牝馬。牡馬は人気でアテにしづらい。
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