スプリンターズS2019予想
ここ最近の傾向は、末脚がキレるタイプに向くようだが…

夏影
14期 予想歴36年

◎リナーテ
  9着/5人気

○ノーワン8着/14人
▲ダノンスマッシュ3着/1人
△タワーオブロンドン1着/2人


2018年 ファインニードル ⑥→⑧
2017年 レッドファルクス ⑪→⑩
2016年 レッドファルクス ⑨→⑦
2015年 ストレイトガール ⑧→⑨

上記は、ここ4年(2014年は新潟開催により割愛)の開催年、勝馬、勝馬の3角→4角の位置取りである。
傾向を見てみると、一目瞭然で全て差し馬。
更に注目すべき点は、レッドファルクスとストレイトガール。
レッドファルクスは2017年安田記念を1.31.6の時計で3着、ストレイトガールは2015年は1.31.9、2016年は1.31.5の時計でヴィクトリアマイルを連覇している。
府中の高速マイルでの差し競馬に適性を示しているような馬が、このレースでも強いパフォーマンスを見せている。
このレースで2頭の見せた上がりは全て33秒台。
1200㍍のレースの流れを、中段辺りの位置取りでしっかり脚を矯められる馬に有利な印象を受ける。
"キレるスプリンター"タイプに注目したい。

注目していたのはタワーオブロンドンだが…
キツいローテーションによる疲労不安と、前走セントウルSでは高速馬場での競馬。
馬場的に「苦→楽」のステップになる事は考え難く、使った事でのマイナス面が大きい。
むしろ、キーランドCから直行したダノンスマッシュやリナーテの方が、前走洋芝だった事から、馬場的に「苦→楽」のステップとなる。
こちらを上位に取りたい。

更に面白いのは、人気薄のノーワン。
1400㍍で行われたフィリーズレビューで道中内々で脚を矯める競馬で、鮮烈な末脚を披露している。末脚のトップスピードが高く、本レースに向いている印象だ。

◎リナーテ
昨年の秋からの上がり馬。
オープン入り後の2戦は牝馬限定戦で、はっきりとした短距離王道路線レースを使われたのは前走から。
今回は初のチャンピオン戦で、良いテンションでこのレースを迎える。
一瞬の切れ味というよりは、持続力の高い末脚が売りのタイプで、本レースとの物理特性からちょっとポイントがズレている感もあり。
決め手の差で足元を掬われる可能性を考え、単勝系馬券というよりは、連複系の軸として考えてみたい。

○ノーワン
こちらも新鮮味のあるローテーションで、「良いテンション」という意味ではリナーテと同評価。
むしろ一瞬のキレ味があり、物理特性的にはこちらが上位。
休み明けで状態に、「?」が付く分評価を落とした。
決め手はかなり高そうなので、連単系馬券の1着指定でちょっと冒険してみるのも面白い。

上位2頭より精神的アドバンテージが薄い分、ダノンスマッシュは▲。
疲労の影響が出なければ、タワーオブロンドンの激走も可能。
切らずにしっかり押さえておきたい。


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