大阪杯2020予想
内回りコースの競馬もメジャーな血に注目

夏影
14期 予想歴37年

◎サトノソルタス
  10着/10人気

○クロノジェネシス2着/4人
▲ダノンキングリー3着/1人
△ラッキーライラック1着/2人


今週の阪神競馬場は、水曜日に降雨の予報があるものの、木曜~火曜日は晴れ予報。
天気予報通りならば、良馬場で行われる予定だ。


・2019年 アルアイン(ディープインパクト × エーピーインディ系)
61.3-12.4-11.8-11.4-11.6-12.5

・2018年 スワーヴリチャード(ハーツクライ × ファピアノ系)
61.1-11.8-11.2-11.1-11.4-11.6

過去2年の競馬を見てみると、前半はスロー気味の流れから、後半はロングスパートといった流れ。

先日高額取引で話題のアドマイヤビルゴ(ディープインパクト × ゴーンウエスト系)の勝った若葉Sも同じような流れで勝利。
59.9-12.1-11.9-11.5-11.5-11.7

勝馬の血統面も共通点があり、どれもが『サンデーサイレンス系 × アメリカ血統馬』である。
つまりが、内回りコースだからといって非主流の血統馬ではなく、正統派クラッシック血統もしくはそれに準ずる血統で、小回りコースにも融通性を持った馬が狙い目だという事。
おそらくは、レース後半にマイル的なスピードと持続力が求められているのではなかろうか?
ディープインパクト産駒、それ以外ならヌレイエフかリファールの血を持ちマイル戦の実績がある馬が良い。
それこそが、このレースで求められている物理適性(マイル向きのスピードと持続力)だ。

…という事で、注目しているのは次の4頭。

◎サトノソルタス

ディープインパクト(サンデーサイレンス + リファール) × シーキングザゴールド系。
『サンデーサイレンス、ヌレイエフ or リファール、アメリカ血統』はクラッシック制覇に不可欠な3要素と言われている。
この3要素を全て持ち合わせ、血統面、実績面でクラッシック適性を臭わせている。
一見パッと見、目立った成績ではないが、
重馬場だったり、長距離だったり、非根幹距離だったり、ローカルだったりと、この馬の血統の本質からズレたレースばかり。
それでありながら出走に漕ぎ着けた訳で、むしろ能力の高さを感じている。
物理条件が向くこの舞台でパフォーマンスアップが見込めるのは魅力である。
2番枠という絶好枠に入り、波乱を呼ぶ1頭として注目したい。

○クロノジェネシス

父バゴは母父にヌレイエフ系の血を持っている。
母はクロフネ産駒、母父はサンデーサイレンス。
この馬もクラッシック3要素を全て持ち合わせ、実際高速決着となったオークスで3着、クイーンCで1着と、府中根幹距離レースすなわちクラッシック適性を示す。
且つ、秋華賞馬で小回りの適性をも見せている。
正直枠が外過ぎだのがどう出るか?

▲ダノンキングリー

ディープインパクト(サンデーサイレンス + リファール) + ストームキャットで、こちらもクラッシックの必須3要素を全て持ち合わす。
且つ、皐月賞3着、中山記念を完勝で小回り適性も担保されている。

△ラッキーライラック

オルフェーヴル × フォーティナイナー系 でサンデーサイレンス系 × アメリカ血統。
オークス3着、ヴィクトリアマイル4着とマイル質のスピードに対応出来る事は証明されている。
しかしながら、秋華賞を惨敗して翌年のエリザベス女王杯を勝ち切るところにちょっとポイントのズレを感じる。
秋華賞はアーモンドアイが勝ち切っているレースだけに、しっかり2着or3着を確保するべきレースだったと思っている。

ブラストワンピースは、母方にサンデーサイレンス、キングカメハメハという主流の血を持つものの、アメリカ色の薄い血統背景。
昨年は人気を裏切り6着と、しっかり適性の無さを露呈している事からも、今回は見送りが妥当であろう。

カデナも血統的には魅力を感じるが、クラッシックでは全く奮わず。
ローカルでの実績に偏りを見せている事からも、血統通りの適性は考えにくい。


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