中山記念2010予想
今年は例外になりそうな予感

KUROSHIMA
08期 予想歴15年

◎ショウワモダン
  3着/5人気

○サニーサンデー13着/4人
▲シャドウゲイト6着/2人


 過去10年で馬連が万馬券で決着した回数はゼロ。連対馬も近年ではカンパニー、ドリームジャーニー、ダイワメジャー、バランスオブゲームなど、顔ぶれからもここで好走するにはGⅠおよびGⅡといった主要レースで残した実績、言うなれば格が割とモノ言う傾向が強いのがこの重賞の目立った特徴でもあった。

 ただし、今年のフルゲート16頭の顔ぶれは過去数年とは明らかに趣きが異なり、格を強調できるような馬自体がほぼ不在。GⅡと言い切るにもかなり手薄な組み合わせで、馬場も雨の影響で重不良、逃げ先行馬が多く各馬の出方が読み辛く展開も不安定。今年に限っては過去の傾向に当てはまらない結果に収まったところで何ら不思議ではなく、ここは思い切った穴予想を。

 根岸Sの最下位は参考外、好走条件がそろったショウワモダンに注目。オープンではこれまで2つ勝っているものの、古馬以降に重賞では掲示板に載ったことは皆無で、総合力で重賞のカベに跳ね返されている事実は否定できない。

 だが、オープンの2勝はともに中山。また、東風S快勝の実績通り、重不良馬場には滅法強く、おまけに中山芝は逃げ先行馬には有り難い、仮柵の取れたAコース。積極策で粘り込めるだけの条件はそろった。他にも逃げ先行馬が多いが、スローペースの心配がなく切れ味で劣るこの馬には却って好都合。自然と好位に収まる展開から直線で早め抜け出しが嵌れば。

 決め手よりもスピードが勝るサニーサンデーは、同じ中山なら2000よりも1800向きに映る。福島記念勝ち、ラジオNIKKEI賞2着と淡々とした流れの上がりのかかる勝負を好むタイプで、前有利のAコースもセットに、いまの中山芝にこの馬はまさにジャストフィット。
 
 シャドウゲイトは1800Mへの距離短縮がプラスに働くとは思えないが、この1~2年で騎乗に神懸りを覚える横山典Jが鞍上では予想外の変り身も考えられるので一応警戒まで。


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