アイビスSD2020予想
直線競馬適性のツボとは

夏影
14期 予想歴37年

◎モンペルデュ
  18着/6人気

○ライオンボス2着/1人
▲ゴールドクイーン16着/4人
△レジーナフォルテ11着/14人


良馬場では、「テンの加速→惰性の競馬」が基本。
スプリントのスタートダッシュ適性に加え、コーナーが無くスピードが落ちないので再加速の必要が無い。
一旦スピードに乗せたらしばらくは惰性で走り、勝負所ではトップスピードがモノを言うようになる。
スタートダッシュに必要なパワーが問われる事から、ライオンボスやサンアディユのようにダート戦歴の豊富な馬や、トップスピードが問われる事からサクラバクシンオー産駒やインリアリティ系の血の活躍が見受けられる。
昨年の覇者ライオンボスもしっかり、インリアリティ系の血を保有しており、いかにこの馬がこのレースに特化した馬かうかがわれる。
基本はスタートを決めれば、惰性に頼れるだけに、疲労の影響力はあまり出ないレースだが、スタートダッシュが問われるだけに、馬体の大幅な減少はネックになる事は押さえておきたい。

◎モンペルデュ
父父父エンパイアメーカーはインリアリティのラインを2本保有。
ダート戦歴の豊富さもライオンボスと共通している。
戦歴で注目すべき点は、3走前と4走前。
共に重馬場で前残りのダート戦で、上がり3位と2位という速い上がりを叩き出して連勝している。
つまりが、スピードの落ちない惰性の競馬に高い適性を示している事になる。
前々走は重のダートで前半33.7、テレQ杯では33.6、稍重の大府特別では33.5と、ダートでのテンの加速力はずば抜けている。
そんな事からも、直線競馬に対する適性が非常に高いように思われる。
今回は、生涯初の直線競馬。
小回りダートのキツいコーナーしか体験のない同馬にとって、スピードが落ちない直線芝コースを天国だと思えない訳はない。
…という事で、この馬をイチオシしてみたい。

相手は…直線競馬に特化しているライオンボス、カペラSでテン32.9のダッシュを見せたゴールドクイーン、ライオンボスを直線競馬で負かした経験を持つレジーナフォルテあたりに注目している。


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