08期 予想歴22年
◎ライオンボス
2着/1人気
○ジョーカナチャン1着/2人
▲イベリス7着/8人
△ゴールドクイーン16着/4人
★傾向分析★
2015年 タイム 54”1 (良) 1FAve=10.82
①12.1-②10.0-③10.4-④10.1-⑤11.5
1着ベルカント・・・サクラバクシンオー×ボストンハーバー=プリンスリーギフト×ボールドルーラー 〔3-c〕
2着シンボリディスコ・・・アドマイヤマックス×サクラバクシンオー=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔1-s〕
3着アースソニック・・・クロフネ×サクラユタカオー=ヴァイスリージェント×プリンスリーギフト 〔2-f〕
2016年 タイム 54”1 (良) 1FAve=10.82
①12.0-②10.2-③10.6-④10.1-⑤11.2
1着ベルカント・・・サクラバクシンオー×ボストンハーバー=プリンスリーギフト×ボールドルーラー 〔3-c〕
2着ネロ・・・ヨハネスブルグ×サンデーサイレンス=ストームバード×サンデーサイレンス 〔2-s〕
3着プリンセスムーン・・・アドマイヤムーン×Johan Cruyff=フォーティナイナー×ダンチヒ 〔不明〕
2017年 タイム 54”2 (良) 1FAve=10.84
①11.8-②10.0-③10.4-④10.3-⑤11.7
1着ラインミーティア・・・メイショウボーラー×オース=ヘイロー×ノーザンダンサー 〔4-l〕
2着フィドゥーシア・・・Medaglia d'Oro×Sunday Silence=サドラーズウェルズ×サンデーサイレンス 〔22-d〕
3着レジーナフォルテ・・・アルデバランⅡ×ボストンハーバー=ミスプロ×ボールドルーラー 〔12〕
2018年 タイム 53”8 (良) 1FAve=10.76
①11.8-②10.0-③10.3-④10.1-⑤11.6
1着ダイメイプリンセス・・・キングヘイロー×ダンスインザダーク=リファール×サンデーサイレンス 〔8-f〕
2着ラブカンプー・・・ショウナンカンプ×マイネルラヴ=プリンスリーギフト×ミスプロ 〔4-m〕
3着ナインテイルズ・・・ローエングリン×メジロライアン=サドラーズウェルズ×ノーザンテースト 〔1-s〕
2019年 タイム 55”1(良) 1FAve=11.02
①11.9-②10.2-③10.5-④10.7-⑤11.8
1着ライオンボス・・・バトルプラン×ステイゴールド=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔8-f〕
2着カッパツハッチ・・・キンシャサノキセキ×タイキシャトル=サンデーサイレンス×ヘイロー 〔2-d〕
3着オールポッシブル・・・ダイワメジャー×Yankee Victor=サンデーサイレンス×ヘイロー 〔不明〕
直線競馬のため、スピード勝負の『ゼロヨン』のイメージ。
①~④まではスピードとダッシュ、⑤は最後にばてずに伸びることが出来るかが問われるスタミナが必要と考える。
血統の傾向は、サクラバクシンオーやダンチヒ系、ウォーニングなどのマッチェム系が好走から最高速度が問われているのは確か。
またニジンスキー系や、グレイソヴリン系やレッドゴッド系など大系統ナスルーラ系、つまり持続型の流れに強い血統も好走しています(=スタミナが問われるのに関係あり?)。
07年はダート→芝路線変更のサンアディユが激走したように、ダートもこなせるタイプは要注意。パワーが推進力として活きると思われる。
牝系の傾向としては、No.〔2〕〔3〕〔4〕〔8〕 の牝系が好走馬複数出しているが、これよりも分枝記号cに注目したい。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。分枝記号cがパワーに優れたタイプと考えると、開幕週の好走や馬場の荒れた最終週や重馬場に強いのも納得。そのパワーがダッシュに活きるはず。
また牝馬の好走が多いこともポイントで、毎年必ず3着内好走しています。牝馬は斤量が軽いことがテンのダッシュにつながるためと思われます。
それから外枠か内枠が強い傾向。中枠の成績はあまりよくないようです。レースの映像見る限りではラチに沿って走るように見えるので、そのためと思われます。中枠は少し距離損ではないでしょうか?閃光特別も外枠と内枠が好走が多く、傾向は顕著だと思います。
★予想★
アイビスサマーDのポイントは、
①外枠が圧倒的に有利。ただしスペシャリストのレースなので、芝1000mのコース実績馬にも注目。また新潟芝コースの好走実績にも注目。
②京都や阪神コースで好走の多い、芝1200mで持ちタイム1’07秒台の好走歴のある馬。その持ち時計を計上したときより、近走が充実している馬はより好走が期待できる。
③斤量の軽い馬。斤量は軽い方がダッシュ力がつきやすい。斤量57kg以上は割引が必要。
④サクラバクシンオー産駒やマッチェム系など快速スピード血統中心。サクラバクシンオー産駒、フォーティナイナー系は特注。サンデーサイレンス系はやや苦手で割引が必要。
⑤No.〔2〕〔4〕の牝系の好走馬が多い。分枝記号c・hは特注。
⑥リピーターの好走にも注意は必要だが、基本的には「老馬の法則」が活きやすく、昨年好走馬は前年よりも着順を下げやすい。
⑦牝馬の好走も多い。
⑧近走先行している馬。
◎ライオンボス・・・バトルプラン×ステイゴールド=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔8-f〕
前走韋駄天S1着(=新潟芝1000m)。新潟芝コースは(4-1-0-0)、芝1000m戦は(4-1-0-0)。19年アイビスサマーD1着馬。昨年好走後も新潟芝1000mでは崩れていない馬で、昨年の韋駄天Sと比較しても衰えがないと思われ、現状新潟芝1000mのスペシャリストとして信頼できる馬と考えて、軸として評価する。
バトルプラン産駒はミスプロ系で、早熟ではなく、成長力のある血統。父エンパイアメーカー同様に、芝の重賞勝ち馬を出すけれど、大半はダートで稼ぐとする方が正解。北米血統らしく先行力を持ち味に牡馬は中距離、牝馬は短距離を主な仕事場としている。血統的に地味なせいか、それほど人気にならず、特に上級条件での人気薄馬のヒモ付けに妙味あり。母父ステイゴールドはスタミナ型サンデーサイレンス系。ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
◯ジョーカナチャン・・・ロードカナロア×ネオユニヴァース=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔不明〕
前走韋駄天S2着(=新潟芝1000m:0.0秒差)。新潟芝コースは(2-1-0-1)、芝1000m戦は(2-1-0-1)。新潟芝1000mでの好走が多く、新潟芝1000m巧者と思うが、前走よりも斤量増という点と中枠という点で少し割引が必要と考えて、対抗評価。
ロードカナロア産駒はキングマンボ系で、スピードと仕上がりの早さを有している。意外と短距離では勝ち馬は出ず、芝1600mで好調。ストームキャット系も内包しているため、高速タイムやハイペースも苦にしない。ダイワメジャー産駒のように、スピード持続型とスロー瞬発型の見分けが馬券のカギを握りそうで、得意とするペース、得意とする上がりを個々の馬で見つけたい。ダートも走り、脚抜きのいい馬場はプラス。母父ネオユニヴァースはスタミナ型サンデーサイレンス系で、中山芝コースなど小回りコースでの好走が多く、短い直線をぐいっと抜けてくる器用さが武器。また内枠で我慢できるのも、ネオユニヴァース産駒の強み。上がりの速いキレ味勝負より、平均ペースに乗って短い直線でぐいっと出る競馬に抜群の適性を有す。また鋭い瞬発力を繰り出すタイプには能力の高い馬が多い(=アンライバルド、ミクロコスモス、ヴィクトワールピサなど)。また産駒はパワータイプの馬も多く、ダート中距離で好走も多い。芝馬は最初から能力の高さを見せるが、旬は短く、ゆっくりクラスを上がって強くなるのはダート中距離型。
牝系については不明。
▲イベリス・・・ロードカナロア×ボストンハーバー=キングマンボ×ボールドルーラー 〔3-c〕
前走淀短距離S10着(=京都芝1200m:1.0秒差)。新潟芝コースは(1-0-0-0)、芝1000m戦は初。近走は2桁着順が続いている馬だが、今回は休み明けで立て直しが可能と期待できる事、また16年アイビスサマーD1着馬ベルカントの半妹ということでコース適性にも期待できると考えて、好走に期待して評価する。
ロードカナロア産駒はキングマンボ系で、スピードと仕上がりの早さを有している。意外と短距離では勝ち馬は出ず、芝1600mで好調。ストームキャット系も内包しているため、高速タイムやハイペースも苦にしない。ダイワメジャー産駒のように、スピード持続型とスロー瞬発型の見分けが馬券のカギを握りそうで、得意とするペース、得意とする上がりを個々の馬で見つけたい。ダートも走り、脚抜きのいい馬場はプラス。母父ボストンハーバーはボールドルーラー系で、早熟のスプリンター血統で、2歳夏の早い時期から好走は多いのだが、成長力やスタミナに乏しい。高速決着には強いが、スタミナは劣るので、骨っぽい相手や距離が延びると苦戦し、降級や再び短距離戦など元の距離に戻って好走する傾向がある。もまれ弱いため、外枠での好走が多く、前走内枠でもまれて惨敗した馬が、外枠に入った時は穴の狙い目。また休み明けや叩き2戦目の好走が多く、仕上がり安い血統でもあり、使い詰めのローテーションは下降線を描く。
No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富で、東京コースなど広いコースでの好走が多い牝系でもある。スタミナは豊富。
△ゴールドクイーン・・・シニスターミニスター×タイキシャトル=エーピーインディ×ヘイロー 〔20-c〕
前走さきたま杯8着(=浦和D1400m:3.1秒差)。新潟芝コースは初で、芝1000m戦も初。前走は8着凡走だが、いつも逃げ・先行する馬が追込に位置しての内容。今回のアイビスサマーDではいつも先行しているダッシュ力はプラス要因だし、ダート好走歴もパワーの裏付けとなるので、外枠という点でも好走に期待できると考えて評価する。
シニスターミニスター産駒はエーピーインディ系で、ダートが主戦場で、牝馬は短距離が中心となり、牡馬は中距離以上で好走が多く、2歳から走るが身が入るのは3歳春以降。穴は距離変更で多く、芝→ダート替わりも注意が必要。東京Dコースが得意。母父タイキシャトルはヘイロー系で、芝ダート兼用の快速スピード型で、得意コースに1200mが並ぶ、速さと粘りの血統。高速決着も望むところ。仕上がりの早さを活かして、2歳の新馬からスピード全開。内枠からポンと出て最短コースを抜ける器用さを持ち、内枠の成績が良い。逃げ・先行馬が有利なローカル開催の前半に勝ち星を量産する。スプリンター中心ながら、2歳から3歳前半の時期や一流馬はマイルや1800mでも走るから安易に距離で嫌わないこと。また好調期は連続して好走し、勢いがなくなるとスランプを迎える波の大きさもある。“フレッシュ”が好走条件で、穴を狙うなら短期休養明けと距離短縮がオススメ。
No.〔20〕の牝系は、2歳戦から走れて仕上がりは早いが、古馬になりもう一皮向ける成長力を有す牝系。人気では詰めが甘く、脇役にての好走が多い牝系でもある。小回りコースは得意だが底力はなく、近年は苦戦傾向にある。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
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