14期 予想歴37年
◎スイープセレリタス
14着/14人気
○ルフトシュトローム16着/2人
▲スマイルカナ2着/3人
×ストーミーシー
基本的にこの時期の中山の馬場状態は、一年を通して一番スピードが生きる馬場。
春の開催後にシャッタリング作業が施される。
路盤が耕されふかふかとなり、切断された芝の根から、より沢山の根が生え、バネの利いた馬場へと生まれ変わる。
５年前だったか、中山は路盤改修が行われており、このシャッタリング効果がより助長される事となり、以前は専ら前残りだったスプリンターズＳは、今や差し馬天国となっている。
昨年は逃げ馬が逃げ残ったか、2015〜2018年のオータムハンデも差し馬天国のレースとなっている。
昨日の紫苑Ｓは、10番人気のパラスアテナが２着に入った。
パラスアテナは、２走前のカーネーションＣで1.45.9という勝ち時計で、最速上がり33.3の末脚を見せ快勝している。
そして前走は、小回りのラジオNIKKEI賞で１番人気となったが、捲る競馬で４着と凡走。
つまりが、スピードの問われる競馬で快勝し、スタミナを問うレースで凡走した馬が紫苑Ｓで穴を開けた。
そんな訳で、高速結着向けの差し馬に注目してみたい。
◎スイープセレリタス
高速結着の差し競馬に対する高い適性を評価。
前走1200㍍を使った事で、速い追走スピードを体験出来た事は非常良いだろう。
今回は道中の追走が楽に感じるタイミングとなるはずで、人気薄での激走に期待してみたい。
馬群に揉まれる不安のある内枠も、道中縦長になる展開ならばルフトシュトロームも自分の競馬は出来る。
スマイルカナは、休養明けでおそらく馬体増で挑んで来るであろう。
この馬の前残りの目も、しっかり押さえておきたい。
前走◎を打ち、接戦を２着したストーミーシー。
前走厳しい競馬だっただけに、反動が気になるところ。
非根幹距離→根幹距離への距離延長、平坦新潟→急坂中山へのステップはあまりにも厳しいと見る。
前走評価したのは、タフな競馬になった中京記念→平坦1400㍍…という「苦→楽」ステップを評価してのもの。
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