08期 予想歴22年
◎デゼル
4着/4人気
○フアナ11着/1人
▲リアアメリア1着/3人
△アカイイト7着/12人
★傾向分析★
2015年 タイム 1’45”2 (良) 1FAve=11.69 3FAve=35.07
テン35.1-中盤35.2-上がり34.9 『一貫』
1着タッチングスピーチ・・・ディープインパクト×Sadler's Wells=ディープインパクト×サドラーズウェルズ 〔9-b〕 16-15
2着ミッキークイーン・・・ディープインパクト×Gold Away=ディープインパクト×ヌレイエフ 〔2-s〕 17-17
3着トーセンビクトリー・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔9-f〕 13-9
2016年 タイム 1’46”7 (重) 1FAve=11.86 3FAve=35.57
テン35.4-中盤36.7-上がり34.6 『加速・中弛み』
1着シンハライト・・・ディープインパクト×Singspiel=ディープインパクト×サドラーズウェルズ 〔6-e〕 11-10
2着クロコスミア・・・ステイゴールド×ボストンハーバー=サンデーサイレンス×ボールドルーラー 〔14-c〕 1-1
3着エンパイアメーカー×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔7〕 4-4
2017年 タイム 1’45”5 (良) 1FAve=11.72 3FAve=35.17
テン34.6-中盤36.0-上がり34.9 『一貫・中弛み』
1着ラビットラン・・・Tapit×Dixieland Band=エーピーインディ×ノーザンダンサー 〔A4〕 13-13
2着カワキタエンカ・・・ディープインパクト×クロフネ=ディープインパクト×ヴァイスリージェント 〔9-b〕 1-1
3着リスグラシュー・・・ハーツクライ×American Post=サンデーサイレンス×レイズアネイティヴ 〔1-l〕 13-15
2018年 タイム 1’45”7 (良) 1FAve=11.74 3FAve=35.23
テン35.2-中盤36.9-上がり33.6 『加速・中弛み』
1着カンタービレ・・・ディープインパクト×Galileo=ディープインパクト×サドラーズウェルズ 〔4-r〕 2-1
2着サラキア・・・ディープインパクト×Lomitas=ディープインパクト×ニジンスキー 〔不明〕 9-8
3着ラテュロス・・・ディープインパクト×Touch Gold=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔8-h〕 5-7
2019年 タイム 1’44”4 (良) 1FAve=11.60 3FAve=34.80
テン35.4-中盤35.6-上がり33.4 『加速・中弛み』
1着ダノンファンタジー・・・ディープインパクト×Not For Sale=ディープインパクト×グレイソヴリン 〔7-a〕 7-5
2着ビーチサンバ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔20-a〕 2-1
3着ウィクトーリア・・・ヴィクトワールピサ×ウォーエンブレム=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔3-c〕 4-3
過去5年の流れは、16年・18年・19年が『加速・中弛み』、15年・17年が『一貫』の流れ。牝馬のトライアルレースと言うことで、中盤弛んでの瞬発力勝負になりやすい傾向にあると思うが、逃げ馬のタイプで好走馬の位置取りが決まりやすいかも。好走馬の位置取りは、『加速』や『中弛み』の流れなら4コーナー5番手前後が好走ポイント。後ろから届くには『前傾』や『一貫』の流れが必要。
血統の傾向は、瞬発力勝負に強いサンデーサイレンス系(=ディープインパクト、ハーツクライ、ステイゴールド、母父サンデーサイレンスが好走)が非常に強い傾向。
12年はディープインパクト産駒が1~3着独占。近年はディープインパクト産駒の好走が多いです。
また07年・08年と2年連続してダンスインザダーク産駒も好走している。ダンスインザダーク産駒は瞬時の加速は苦手だが、ギアが入れば長い末脚を繰り出し、春はまだ成長が追いついていないところがあるが、秋にはしっかり成長して好走するのだと考える。マンハッタンカフェ産駒、ハーツクライ産駒、ステイゴールド産駒なども好走しているので、ややスタミナ型サンデーサイレンス向きと思われます。
またトニービン系の要素を有した馬の好走も増えてきていて(=08年3着クーデグレイスは母父トニービン、11年2着マイネイサベルはテレグノシス産駒でトニービン系、11年3着キョウワジャンヌや14年1着ヌーヴォレコルトや17年3着リスグラシューはハーツクライ産駒でトニービン系の要素を内包)、スタミナ型血統という点では好走しやすい下地があると考える。
好走馬の傾向としては、これまでの桜花賞やオークス、それらのトライアル好走馬がそのまま好走しやすい実績馬重視のレースと思います。
特にオークスからの休み明け組だが、オークスで上がり上位を繰り出して好走していた馬は好走しやすく、軸には最適。
★予想★
ローズSのポイントは、
①『中弛み』の流れなら、4コーナー5番手以内に位置取りそうな馬。『前傾』の流れなら、差し・追込も好走可能。
②瞬発力勝負になりやすく、サンデーサイレンス系向きの重賞。
③牝馬春クラシックシーズンの実績が活きやすい。実績最重視。特に上がり上位で好走していた馬は、休み明けでも要注目。
④スタミナ型サンデーサイレンス系で春シーズンに、マイル路線を距離不足で泣いていた馬なら反撃が可能。
⑤新潟芝コース条件戦好走馬で、速い上りを繰り出していた馬。
◎デゼル・・・ディープインパクト×Le Havre=ディープインパクト×レッドゴッド 〔7-a〕
前走オークス11着(=東京芝2400m:0.7秒差)。中京芝コースは初で、芝1800m戦は(2-0-0-0)。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Le Havreはレッドゴッド系で、芝向きのマイル中距離血統。「勢いのある産駒に乗れ」はブラッシンググルーム系のお約束事。
No.〔7〕の牝系は、牡馬と互角に戦う牝馬が多く、京都コースや阪神コースでの好走が多い牝系。また距離変更ショックや位置取りショックなどのショックが良く効く特性があり、間隔を詰めた時にも良く好走する。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。
◯フアナ・・・ルーラーシップ×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔1-l〕
前走3歳以上1勝クラス1着(=小倉芝1800m)。中京芝コースは初で、芝1800m戦は(2-1-0-0)。
ルーラーシップ産駒はキングマンボ系で、距離適性はキングカメハメハ産駒よりは適距離はやや長めで、芝1800m以上で本領を発揮し、ステイヤー型。忙しい距離には向かず、芝1400~1600mの1番人気は大不振で、消しどころ。牝馬ならそのうち上級マイラーも出るだろうが、基本的に忙しい競馬や、高速馬場の人気馬はアテにならない。逆に言えば、芝1600mで強い勝ち方のできる馬は注目の価値あり。父キングカメハメハよりも母父トニービンの影響を強く感じさせ、いい脚を長く使えるのが最大の長所。ロングスパート勝負に強い反面、一瞬の脚の勝負には脆い。重賞の3着の多さも特徴で、末脚の鋭さはいまいち。相手が強くても弱くても3着という、長所なのか、短所なのか。上がりの速くない芝2000m重賞も合う。キングカメハメハ産駒が、芝・ダート問わず、短距離~長距離まで活躍馬を出しているように、同様に万能性があり、バラエティに富む。コースは現状、京都芝、中山芝の連対率が高いが、それより展開を重視するべき。スローで不発だった差し馬を、長い直線替わりや、外伸び馬場で狙い撃ち。母父ディープインパクトはディープインパクト系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号lは、クラシックで特注の記号で、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて、成長力も豊富。
▲リアアメリア・・・ディープインパクト×Rockport Harbor=ディープインパクト×ミスプロ 〔不明〕
前走オークス4着着(=東京芝2400m:0.3秒差)。中京芝コースは初で、芝1800m戦も初。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Rockport Harborはミスプロ系で、仕上がりの早いアンブライドルド系。詳細は不明だが、父Unbridled's Songはダートの一流馬を出す一方で、ためると芝で斬れるのもアンブライドルド系で、また満遍なく活躍馬を輩出するわけではないが、大一番になると無類の強さを発揮するのもアンブライドルド系。先行力とためての一瞬の脚に優れ、軽いダートも強いが芝・ダート不問。短距離から中距離をこなし、3~4歳時が最も充実する。
牝系については不明。
△アカイイト・・・キズナ×シンボリクリスエス=ディープインパクト×ロベルト 〔3-j〕
前走藻岩山特別5着(=札幌芝2000m:0.2秒差)。中京芝コースは(0-0-0-1)、芝1800m戦は(1-0-0-2)。
キズナ産駒はディープインパクト系で、牝馬は芝1600m、牡馬は芝2000mの勝ち鞍が多く、パワー型血統の兆候がでている産駒が多い。レース間隔は詰めた時に好走が多く、間隔を詰めてガラッと一変するのはキズナの母父ストームキャットの影響が出ているものと思われる。間隔をあけて好走する馬もいるので、産駒の変わり身を狙うなら「叩き2戦目」が買いになる。母父シンボリクリスエスはロベルト系で、本格化前までは詰め甘で、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮するが、意外にあっさり強敵相手に凡走する淡泊さも持ち合わせている。2歳~3歳春の時期のロベルト系は全般的に詰め甘なことが多いが、クラシック春シーズンを終えると本格化を始める。またロベルト系は緩い流れよりも、ペースの締まる流れで底力を問われると好走しやすくなる特性もある。特にレコード決着など時計が速くなる厳しい流れで覚醒する。叩き良化型でさらに上昇中はロベルト系の好走ポイント。
No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号jは、牝馬上位の系統でトップクラスまで勝ち進むのはほとんど牝馬。牡馬は人気でアテにしづらい。
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