天皇賞(秋)2020予想
成績はマイル指向、血統はスタミナ指向

あみー
14期 予想歴12年

◎アーモンドアイ
  1着/1人気

○スカーレットカラー9着/8人
△クロノジェネシス3着/2人
×フィエールマン
×ダノンキングリー


天皇賞(秋)はコース形状などからテン→上がりへと加速&終いにやや失速する走破時計の早い決着なりやすく、好位から上位の上がりを使える馬の期待値が高い重賞。
 重い負担斤量の影響、レース間隔が空いての能力の増減...などに注意。(土曜現在の予想)

 ◎ アーモンドアイ
 ○ スカーレットカラー
 ▲ 該当なし
 △↓ クロノジェネシス

 ワイド・馬連(or枠連):◎-○



東京競馬場 : 開催4/8週目(=A6+B6+C5日)、A→Bコース変更・使用1/3週目。(前3週に大雨の影響)

 少し前・内有利~内外フラットで、時計レベルは土曜:少掛↑?仮 好走している血統は(土曜12Rまで、計6レース)、Mr. Prospector系×7、SS系(パワー・スタミナタイプ多い)×5、Hail to Reason系(非SS系。Roberto系など)×3、Northern Dancer系×2、その他×1で、推測される芝質は「全体的なスピードが有効な重め~重い芝(前週比:末脚の重要度がやや下がる~変わらず)」

 4週目 土曜現在の東京芝をまとめると、「少し前・内有利~内外フラットかつ全体的なスピードが有効な重め~重い芝で、時計レベルは土曜:少掛↑?仮」

 明日にかけての天気は、朝は冷え込むも日中は気温も上がり好天の予報。これまでの大雨の影響で地面が固くなったかのような馬場傾向で、天皇賞(秋)では芝1800m以下で上位の上がりを使いつつ距離延長をこなせるタイプ(=全体的なスピードと末脚の両立ができている馬)に妙味あり?



△↓ 6-7 クロノジェネシス
※ 近走は「仕掛けどころが下り坂かつ芝2000m以上」に限られ、芝2000m以下向きの追走スピードと東京向きのキレ(=トップスピードと急加速力)を見せたレースがありません。少頭数の良馬場では前走:多頭数の道悪馬場より折り合いの難しさが出る心配もあり、馬券での狙いを下げます。



消↓ 8-11 ダノンプレミアム
※ 底力(=ハイペース耐性)の重要度が高い条件はやや苦手。少頭数で上がりが極端に早いペース(+重い負担斤量)になるとパフォーマンスが低下する心配があります。
 早期から活躍したディープインパクト産駒だけに未知数の上積みが期待しづらいこと、中内田充正厩舎が古馬G1~3歳G1未勝利なこともこれらの不安を強める要素で、狙いを下げます。



---------- 以下、プレ予想 ----------

天皇賞(秋)はコース形状などからテン→上がりへと加速&終いにやや失速する走破時計の早い決着なりやすく、好位から上位の上がりを使える馬の期待値が高い重賞。
 天皇賞(秋)2020の傾向と対策、出走予定登録馬を見ていきたいと思います。


◎アーモンドアイ、▲クロノジェネシス、フィエールマン、ブラストワンピース、ダノンキングリー、キセキ、△ダノンプレミアム、▲+スカーレットカラーまで追加(10/18 21:37)


「成績はマイル指向、血統はスタミナ指向」。欧州型の良さを出すには牡馬より軽い骨格の牝馬。
#クロノジェネシス #スカーレットカラー



結果から考える狙い方「天皇賞(秋)2020」
[期待値:E-~E-(甘め)?]=総合力上位でないと好走できず、人気馬の期待値高い
出走頭数≒15.8頭/フルゲート18頭(A・Bコース。Cコース16頭、Dコース=14頭)

 ○:好位から上位の上がりを使える馬
   → 先行力:F? 底力(=ハイペース耐性)・キレ・持続力:D?(2つ以上)
   (底力はマイル重賞の連対歴≒追走スピードの裏付けで甘めに評価可。
     → 重賞実績上位馬が強く、人気薄での好走は距離延長が多くなる。
    期待値は「持続力≧キレ > 先行力」?
     → 偏った末脚・能力・位置取りでは期待値ダウン。
    注目血統:主流血統。 +αに欧州型 or Northern Dancer系(米国・欧州)
         ≒ +αに底力を強化・支える血統)

 注:枠順の影響=内枠やや有利・外枠やや不利?
   (芝2000mは1~2角が専用のため傷みにくい。 2角進入時のコースロスの差がやや大きい)
 注:斤量差の影響=±普通(~やや大きい)?
   (重い負担斤量のため斤量増になりやすく、影響に注意)


 コース形状(テンが下り坂、小刻みなアップダウン、大回り、仕掛けどころが上り、直線に上り坂がある競馬場では最長の直線)などからテン→上がりへと加速&終いにやや失速する走破時計の早い決着なりやすく、好位から上位の上がりを使える馬の期待値が高い重賞。
 内外の差がやや大きいこと(芝2000mは1~2角が専用のため傷みにくい)、重い負担斤量から持続力優位の馬の期待値がやや高くなること...などに注意。



◎ アーモンドアイ
短評:(天皇賞(秋)2020 予想)
 底力・キレに優れる中距離馬?
 ここでの不安を強いて挙げるなら、衰えの始まり。
 安田記念の優勝こそ叶わずもマイルG1・重賞実績に優れ、バランスの取れた総合力も現役屈指。適性・能力からは不安がありません。ただ、加齢による衰えの始まりを心配する時期になっていて、他馬の成長とアーモンドアイの衰えが重なるようだと逆転を許すシーンがあるかもしれません。最上位に近い評価をしつつ、逆転候補に注意したいです。
適性チェック:(最終更新:20'安田記念 56.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通(胴・後脚はやや長い?)、太さ普通、やや立ち(蹄はやや寝る)。直飛節気味。 標準的な芝のマイル~中距離向き、血統はマイル以下向き(?)で、標準的な芝の中距離◎?(マイル○? 2400m▲+?) 荒れ馬場・道悪▲+?? 先行力:F? 底力(=ハイペース耐性):C-? キレ:D↑~D? 持続力:D-(甘め)? 総合力:C-?相当 斤量少注(キレ優位?)
母:フサイチパンドラ



▲ クロノジェネシス
短評:(天皇賞(秋)2020 回顧)
 底力・持続力に優れる中距離馬?
 ここでの不安を強いて挙げるなら、高いレベルでのキレ不足。
 近走では血統(父:Bago(仏)×母父:クロフネ×母母父:SS)通りの欧州指向の末脚に良さを見せていて、タフな馬場や非根幹距離なら現役最強クラスまで成長しています。しかし、良馬場・根幹距離向きのキレ(=トップスピードと急加速力)は裏付けがやや弱く、血統的にも大きな成長は期待薄。天皇賞(秋)(=根幹距離かつ終いの直線が長い)では詰めの甘さにつながってしまう心配があります。アーモンドアイ以外にはマイル重賞実績や牡牝の斤量差などが有利ですが、勝ち切るのは難しそう。相手候補の上位として。
適性チェック:(プラス修正に注意。 最終更新:20'宝塚記念 56.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通(胴は少し短い or 後脚やや長い?)、太さ普通↑?角度普通(蹄はやや寝る)。標準飛節? 軽めの芝のマイル~中距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、重めの芝の中距離◎? 荒れ馬場・道悪○↑?(レース内容+血統から重めに大きく修正) 先行力:F-? 底力(=ハイペース耐性):C-? キレ:E(甘め)? 持続力:D? 総合力:C-?相当 斤量少注(やや小柄↑) 急坂:○-↑?(パワー≧少し頭高い)
 母:クロノロジスト(半姉:ノームコア、ハピネスダンサー)。3代母:Rustic Belle(米)



フィエールマン
短評:(天皇賞(秋)2020 予想)
 キレ・底力に優れる中長距離馬(日本×欧州型)。
 ここでの不安は、距離の短さ≒マイル指向の実力不足。
 近年の天皇賞(秋)はマイル重賞レベルのスピードが重要になりやすく、好走が超長距離に偏るフィエールマンにとっては厳しいレース。かといって、スピードが削がれるタフな馬場も苦手で、天皇賞(秋)では厳しいレースを強いられると思われます。
適性チェック:(マイナス修正に注意。 最終更新:20'天皇賞(春) 58.0kg)
(誤差注)ツナギは少し長い(後脚長い)、太さ普通、やや立ち。直飛節。 標準的な芝の中距離~中長距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、標準的な芝の2500m前後◎?(2200m・長距離○-? 1800m▲?) 荒れ馬場・道悪▲? 先行力:F-(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):D-~D-(甘め↓)? キレ:D~D-(甘め↓)? 持続力:E~E(甘め↓)? 総合力:D~D-(甘め↓)??相当 斤量少注(キレ優位)



ブラストワンピース
短評:(大阪杯2020 予想)
 底力・持続力に優れる中距離~中長距離馬?
 ここでの不安は、上り坂の負荷が高い中距離+キレ不足。
 「上り坂の負荷が高い コース形状or斤量」×「中距離指向の追走スピード」を問われた条件ではパフォーマンスを低下させていて、宝塚記念はこの条件に該当。さらに、馬体重の増加でキレ・急加速力不足(テン→2ブロック+3角進入時の加減速から)の不安も強くなっていて、ここでは厳しい評価から考えたいです。
適性チェック:(マイナス修正に注意。 最終更新:20'宝塚記念 58.0kg)
(誤差注)ツナギはやや長い、太い、やや寝る(蹄は寝る)。直飛節。 重い芝の中距離~中長距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、重い芝の2000m~中長距離◎??(長距離・1800m▲+??) 荒れ馬場○??道悪△?? 先行力:F(甘め)~F-?? 底力(=ハイペース耐性):D↓?? キレ:E-↓? 持続力:D-(甘め)↓?? 総合力:D(甘め)↓??相当 中距離の急坂:▲+??(やや頭高い)



ダノンキングリー(58.0kg/やや小柄↑+ややキレ優位)
短評:(天皇賞(秋)2020 予想)
 底力・キレに優れる千八巧者?
 ここでの不安は、重い負担斤量+血統のスピード色の強さ。
 中距離重賞を中心に安定したパフォーマンスを発揮していますが、やや小柄な馬体とややキレ優位の末脚から重い負担斤量はマイナス要素。また、母系の米国型スピード色が強く、「成績はマイル指向、血統はスタミナ指向」の好走タイプと異なります。古馬の根幹距離重賞でパフォーマンスが伸び悩んでいることも、母系の米国色を感じさせるところで、少々厳しい評価から考えたいです。
適性チェック:(誤差に注意。 最終更新:20'安田記念 58.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通、太さ普通、角度普通。直飛節気味。 標準的な芝のマイル~中距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、軽めの芝の1800m前後◎?(2000m○~▲?) 荒れ馬場・道悪▲?? 先行力:F(甘め)~F-? 底力(=ハイペース耐性):E? キレ:E? 持続力:E-? 総合力:D-(甘め)~E↑?相当 斤量注(やや小柄↑+ややキレ優位?)
 母:マイグッドネス、半兄:ダノンレジェンド、ダノングッド。おじ:West Coast [米]



キセキ☆
短評:(天皇賞(秋)2020 予想)
 スタミナ指向の全体的なスピードに優れる中距離~中長距離馬?
 ここでの不安は、出遅れリスクの増加+レース前半のスピードの衰え。
 悪い意味で父:ルーラーシップに似た出遅れリスクが増加していて、近走ではすんなりと先行することが難しくなっています。また、中長距離~長距離路線を進んだ影響+加齢の影響もあってか、レース前半のスピードの衰えが感じられ、キレ(=トップスピードと急加速力)不足を先行力で補うのも難しくなっています。
 この現状では天皇賞(秋)(=マイル指向のスピード性能も重要)での好走は困難だと思われ、厳しい評価から考えたいです。
適性チェック:(マイナス修正に注意。 最終更新:20'宝塚記念 58.0kg)
(誤差注)ツナギはやや長い(脚は長い)、太さ普通、角度普通(蹄は寝る)。標準飛節。 標準的な芝の中距離~中長距離向き、血統は中距離向き(??)で、標準的な芝の2200m前後◎?(芝1800m▲+↑?) 荒れ馬場▲??道悪△+?? ゲート:難↓? 先行力:E(甘め↓)? 底力(=ハイペース耐性):D(甘め↓)? キレ:E-(甘め↓)? 持続力:D-(甘め↓)? 総合力:D?相当 斤量少注(軽斤量で複数回優勝)
 祖母:ロンドンブリッジ(おば:ダイワエルシエーロ、おじ:グレーターロンドンほか)



△ ダノンプレミアム
短評:(天皇賞(秋)2020 予想)
 総合力に優れる中距離馬(日本型×欧州スピード型)?
 軽い「スピード・キレ」は素晴らしいの一言ですが、パワーや底力(=ハイペース耐性・失速耐性)の重要度が高くなった条件ではマイルはもちろん中距離でもパフォーマンスが低下していて、平均以上の早いペースを先行してしまうと末脚が甘くなるリスクがあります。加齢による衰えも気になり始める時期になった+昨年の天皇賞(秋)2019がアーモンドアイに完敗だったことから、成長のある他馬にまで逆転されるシーンを心配してしまいます。
適性チェック:(マイナス修正に注意。 最終更新:20'安田記念 58.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通(胴は少し短い?)、太さ普通、角度普通~やや立ち(蹄はやや寝る)。直飛節気味? 標準的な芝のマイル~中距離向き、血統はマイル~中距離向き(?)で、標準的な芝の1800m◎?(マイル・2000m○?) 荒れ馬場・道悪▲?? ゲート・ダッシュ:▲+? 先行力:E(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):D-(甘め)? キレ:E? 持続力:E-(甘め)? 総合力:D-↑?相当



▲+ スカーレットカラー
短評:(天皇賞(秋)2020 予想)
 ややワンペースの末脚に優れる千八巧者?
 ここで見直したい理由は、芝1800m並みかつ緩急が小さい追走+重い負担斤量への期待。
 牝馬限定の芝1800m~マイル重賞を中心に好走していますが、キレ(=トップスピードと急加速力)は裏付けがやや弱く、緩急の大きい展開や直線平坦コースは能力を出し切れていない可能性があります(※)。
 府中牝馬ステークス2019(=ほぼ一貫ラップのミドルスパートを後方から上がり最速で差し切る)のパフォーマンスは実に優秀で、全馬の軽いキレが削がれる重い負担斤量もこの馬にはプラスになるはず。加えて、この父×母父らしからぬ成長力は祖母:Blushing Bride(英)のHyperion 5x4あたりに求められそうで、大レースでパフォーマンスを上げても不思議ない血統。
適性チェック:(最終更新:20クイーンS 55.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通、太さ普通(蹄はやや大きい)、角度普通(蹄は寝る)。直飛節。 標準的な芝のマイル~中距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、標準的な芝の1800m◎?(2000m○? マイル▲+?) 荒れ馬場▲+??道悪▲-?? 先行力:F-(甘め↓↓。控える競馬にシフト)? 底力(=ハイペース耐性):D-? キレ:E-? 持続力:E? 総合力:D-?相当 急坂:▲+?(やや頭高い)

※ ヴィクトワールピサ産駒は総賞金上位に牝馬が多く、牝馬の軽い骨格でないとキレ(=トップスピードと急加速力)で劣りやすい(=日本型の影響が薄く、欧州型の影響が強い)傾向がうかがえます。


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