エリザベス女王杯2020予想
サラキアから・・・

下彦
15期 予想歴34年

◎サラキア
  2着/5人気

○ノームコア16着/2人
▲ウインマイティー14着/12人
△センテリュオ5着/4人


◎サラキア
ディープインパクト×ロミタス(ニジンスキー系)×タイガーヒル(デインヒル)×アルカルデ(ブランドフォード系)で半兄にサリオス、2代母からはサンタフェチーフが出ています。母父ロミタスはバーデン大賞他12FドイツG1を3勝した馬、母母父タイガーヒルもバーデン大賞連覇他凱旋門賞3着等G1を3勝、母母母父ケーニヒスシュトゥールも独ダービー他こちらも12FドイツG1を3勝した馬で母方はドイツ血統。ディープインパクト×ND系×ND系で走るディープ産駒の王道的構成だし決して早熟では無かった経過を辿っているところが良いですね。前前走小倉日経OPは4F前後半47.6-46.8のややスローながら4F〜8F迄11.7〜11.8で流れた上でラストが11.5のところを直線だけで追い込み纏めて差し切った上で2着ボッケリーニに1馬身半差をつけたレースで、前走府中牝馬Sは4F前後半46.4-48.9で2.5のハイ、最速ラップが前半3F目の11.4でレース上がりが36.2という事で道悪消耗戦の様なレースでポテンシャルを要求されたレースで、2戦とも以前の走りからは考えられないくらい別馬になった感有りで、北村と余程手が合うのか(3-1-0-0)或いは馬が完全本格化したか・・序盤は馬任せで脚を温存、後は動き処で馬が自然な感じで前を詰め適宜追い出して伸びるという恰好のレース振りで、王道的な運びからは余裕さえ感じられる程。北村としては余計なことはしなくて良い・・というクロノジェネシスと似たような感触も得ているのではないでしょうか。今回のエリザベス女王は登録通りならフルゲートで阪神内回に代わるのもいいですね。今迄のスローからの瞬発力戦のレース傾向からすればキレ勝負はこの馬にとって、昨年の当レースで4角内から反応し自身33.5で上がってもゴール前鈍って見えた様に決して得意では無いレース質です。その点阪神2200m内回は2度の急坂超えプラス前が落とせば捲りが入るので単調な瞬発力戦にはならず、例え超高速でも上がりは掛かり気味になるコースで、他馬にとって負荷を感じる様な要素もこの馬には追い風になるかと思います。但し今開催の阪神は明らかに超高速だし(新馬戦芝1800mで1.48.7の時計、2着馬の上がりが32.8)、いくら多頭数でこのコース形態だからといって牝馬限定戦特有の上がりだけのレースにならないという保証もないわけで、その辺は割り切って・・というところ。恐らくは予想オッズよりも売れそうな感じではありますが、流れ次第で勝っても何ら不思議では無い点から本命に。

◯ノームコア
ハービンジャー(ダンジグ系)×クロフネ(ヴァイスリージェント系)×サンデー×ミスプロで母クロノロジストで半妹にクロノジェネシス。府中のヴィクトリアマイルでのスピードが鮮烈に記憶に残っていますが、福島での小回消耗戦、中山2000mの紫苑S、そして前走札幌記念と外回り以外でもしっかり結果を残している上に半妹の宝塚の楽勝ぶりからも阪神代わりはこの馬にとっても良い方にでそう。

▲ウインマイティー
ゴールドシップ(ステイゴールド)×カコイーシーズ(レイズアネイティヴ系)×ロモンド(ND)×ゴールデンフリース(ニジンスキー)で牝系ラインに目立った活躍馬はいませんが底力の血が結構強めの感じがします。父はこのスタミナを要するコースが得意なゴールドシップで本内回2200mの宝塚記念、3000mの阪神大賞典を双方共連覇する無双振り。母父カコイーシーズはご存知JCをベタールースンアップの3着に入った馬で12F芝のG1米ターフクラシックSを勝っています。母母父ロモンドは8FのG1英2000ギニーの勝ち馬で、母母母父ゴールデンフリース(ニジンスキー×ヴェイグリーノーブル)は12FのG1英ダービーで鮮烈な差しを見せて勝利した馬。こういった構成から見れば当然にここも悪いわけはないという事で単穴に。

△センテリュオ
ディープインパクト×エンドスウィープ(フォーティナイナー)×ノーザンテースト×クラフティプロスペクターで全兄トーセンスターダム、半兄ネオスターダム。2代母からはトーセンジョーダン、トーセンホマレボシ、3代母からはビッグショウリ等が出ている優秀な牝系。オールカマーは5F戦を34.5の脚でキッチリ差し切ったレースで、このレースにも繋がるものがありそう。


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >