08期 予想歴12年
◎ハニーメロンチャン
14着/8人気
○ニシノモレッタ4着/7人
▲レディアルバローザ3着/5人
×ラブミーチャン
★傾向分析★
2004年 タイム 1'21"3 (良) 1FAve=11.61 3FAve=34.84
テン34.2-11.9-上がり35.2 『前傾』
1着ムーヴオブサンデー・・・サンデーサイレンス×Primo Dominie=サンデーサイレンス×マイナー 〔9-f〕 3-3
2着マルターズヒート・・・Old Trieste×Sunshine Forever=ボールドルーラー×ロベルト 〔12-b〕 15-14
3着フィーユドゥレーヴ・・・サンデーサイレンス×リアルシャダイ=サンデーサイレンス×ロベルト 〔9-f〕 14-12
2005年 タイム 1'21"2 (良) 1FAve=11.60 3FAve=34.80
テン34.4-11.7-上がり35.1 『前傾』
1着ラインクラフト・・・エンドスウィープ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔9-f〕 9-9
2着デアリングハート・・・サンデーサイレンス×Danzig=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔1-l〕 4-5
3着エアメサイア・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-r〕 6-6
2006年 タイム 1'23"1 (やや重) 1FAve=11.87 3FAve=35.61
テン34.8-11.7-上がり36.6 『前傾』
1着ダイワパッション・・・フォーティナイナー×シェイディハイツ=ミスプロ×ネヴァーベンド 〔1-l〕 4-4
2着ユメノオーラ・・・マイネルラヴ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔4-r〕 9-8
3着エイシンアモーレ・・・エイシンワシントン×サンデーサイレンス=ダマスカス×サンデーサイレンス 〔2-n〕 2-1
2007年 タイム 1'21"8 (良) 1FAve=11.73 3FAve=35.19
テン34.8-11.7-上がり35.3 『前傾』
1着アストンマーチャン・・・アドマイヤコジーン×Woodman=グレイソヴリン×ミスプロ 〔2-n〕 3-3
2着アマノチェリーラン・・・デザートキング×Mtoto=ダンチヒ×スターリング 〔7-a〕 2-5
3着ハギノルチェーレ・・・ダンスインザダーク×Seeking the Gold=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔1-x〕 11-11
2008年 タイム 1'22"5 (良) 1FAve=11.79 3FAve=35.36
テン34.8-11.9-上がり35.8 『前傾』
1着マイネレーツェル・・・ステイゴールド×サクラユタカオー=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔9-c〕 13-13
2着ベストオブミー・・・ブライアンズタイム×Nashwan=ロベルト×レッドゴッド 〔2-n〕 13-13
3着レジネッタ・・・フレンチデピュティ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔4-m〕 10-10
2009年 タイム 1'22"4 (良) 1FAve=11.77 3FAve=35.31
テン34.3-12.0-上がり36.1 『前傾』
1着ワンカラット・・・Falbrav×Pistolet Bleu=ノーザンダンサー×マイナー 〔1-n〕 3-2
2着アイアムカミノマゴ・・・アグネスタキオン×Danzig Connection=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔14-a〕 5-5
3着レディルージュ・・・ブライアンズタイム×Kingmambo=ロベルト×ミスプロ 〔2-p〕 3-2
流れは『前傾』が基本形。
『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
逃げには厳しく、先行・差しが好走多し。
血統の傾向は、サンデーサイレンス系の好走が多く(母父サンデーサイレンス含む)、スピード持続型血統(=ダンチヒ系、ノーザンテースト系、プリンスリーギフト系など)との配合が好走している傾向。
また『前傾』のダート型の流れに近いことから、ミスプロ系も好走多し。ダート実績馬も好走が多いです。
牝系の傾向は、No.〔1〕〔2〕〔4〕〔9〕が複数好走馬を出しています。
その中でもNo.〔1〕や〔2〕の牝系は完成度が高く、この時期では成長力でアドバンテージがあるため好走しやすいのではないか?と考えます。
ステップの傾向は、ミスプロ系が父か母父の阪神JF好走馬(=03年2着ヤマカツリリー、05年3着ラインクラフト、07年2着アストンマーチャンなど)は崩れず、好走の中心。軸には最適と考えます。
また近年は、若菜賞(=京都D1400m)勝ち馬が連続して好走しています(=07年2着アマノチェリーラン、08年2着ベストオブミー)。ダート実績が重要な証明と考えます。
またエルフィンS組は、好走馬も大敗馬も好走していますが、特にサンデーサイレンス系なら要注意と考えます(=05年2着デアリングハート・3着エアメサイア、06年3着エイシンアモーレ、07年3着ハギノルチェーレ、08年1着マイネレーツェル・3着レジネッタ。非サンデーサイレンス系の好走は、04年2着マルターズヒートのみ)。
★予想★
フィリースレビューのポイントは、
①『前傾』が基本の流れ。馬場状態で差しが活きる馬場(=前日も良馬場)なら差し中心で考えること。
②ダート実績馬はよく好走する。
③前走エルフィンS組が好走しやすく、特にサンデーサイレンス系が好走しやすい。
④ミスプロ系を父か母父に持つ阪神JF好走馬。休み明けならなお良い。
⑤ファンタジーS好走馬も好走しやすい。
流れは『前傾』を想定。馬場は良馬場。ダート質な流れで先行なだれ込み型の好走を期待して考えています。
◎ハニーメロンチャン・・・サウスヴィグラス×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔1-w〕
前走500万条件戦1着(=京都芝1400m)。サウスヴィグラス産駒はフォーティナイナー系のミスプロ系で、軽快な先行力を武器とし、ダートが得意なパワー型。フォーティナイナー系は優等生タイプのエンドスウィープ型とヤンキー度満点のフォーティナイナー系とがあり、本馬はエンドスウィープ系の流れを受け継ぐ。2戦2勝の戦績だが逃げと先行と脚質に幅はあり、このあたりはエンドスウィープ系の能力の片鱗だと考える。母父サンデーサイレンスで、鮮度と勢いが重要なポイント。前走好走の勢いはあるし、重賞初挑戦・初芝と鮮度を活かせる条件もあり、好走可能と考えて期待する。
No.〔1〕の牝系は、クラシック好走が多く春シーズンには完成することの多い成長力と仕上がりの早い牝系。分枝記号wは、典型的なローカル巧者だが、中央競馬なら固く時計の速い馬場に強い。
○ニシノモレッタ・・・タイキシャトル×Nashwan=ヘイロー×レッドゴッド 〔2-i〕
前走500万条件戦1着(=阪神芝1400m)。タイキシャトル産駒はヘイロー系で、好調期に連続して好走して、使い詰めて勢いがなくなるとスランプになる。近走成績が重要で、不振な馬は間隔を開けるか、距離変更ショックを与えると変わり身を見せる。またフレッシュがキーワードで、休み明けも得意。前々走は11着と勢いにやや不安点はあるもののそのレースは芝1600m。芝1400mは3戦(1-1-1-0)と好相性で阪神芝1400mだとオープン戦も含めて(1-1-0-0)と崩れていない。母父Nashwanはブラッシンググルーム系で、底力のある芝向き中長距離血統。強くなる馬はとことん強くなる成長能力を有するが、本格化するまでは詰めの甘さが同居する。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強い。分枝記号iは、かなり一本調子なタイプで器用な脚に欠けるが、小回りなら開幕週などが狙い目となる。芝1400m戦は緩急のあるペースではなく、一定のペースになりやすい傾向もあるので、1400mのスペシャリストがよく好走するので、この点にも期待する。
▲レディアルバローザ・・・キングカメハメハ×Tejano Run=ミスプロ×グレイソヴリン 〔12-d〕
前走500万条件戦1着(=阪神芝1400m)。キングカメハメハ産駒はミスプロ系だが、凱旋門賞での好走も多いキングマンボ系で欧州型の要素を兼ね備えている。格の高いレースでの究極のスピード競馬になると本領を発揮し、厳しい展開ほど持ち前の底力を活かす。ダンシングブレーヴ系に近い特性を有する。母父はCaro系のグレイソヴリン系で、淀みない流れで持ち味を活かすタイプと考える。
No.〔12〕の牝系は、早い時期から走るタイプもいるが本格化は3歳秋以降の成長能力を有し、比較的タフな流れに強く厳しい流れで本領発揮のタイプが多い。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
△カレンチャン・・・クロフネ×トニービン=ヴァイスリージェント×グレイソヴリン 〔13-c〕
前走萌黄賞1着(=中京芝1200m)。クロフネ産駒はヴァイスリージェント系で、距離に融通性のある芝・ダート兼用型。ヴァイスリージェント系にはセカンドステージが存在し、牝馬は牡馬混合戦でも活躍する特性がある。本馬はまだ3戦目で成長途上のためセカンドシーズンではないが、3戦(2-1-0-0)と崩れていなく、ヴァイスリージェント系には完成度の高さと仕上がりの早さも特性としてあり、3歳春に好走も多い。母父トニービンはスタミナもあり、強敵相手に好走しやすい特性や連続好走しやすい特性を持っている。
No.〔13〕の牝系は、距離が延びて本領発揮型で、キャリアを積み上げながらクラスの壁を越えていくタイプ。分枝記号cは、高い心肺機能を持ち、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負で力を発揮する特性がある。
サウスヴィグラス産駒のラブミーチャンは、母父アサティスなのでバリバリのダート型。人気だが、初芝を器用にこなせるとは思えず、危険な人気馬ではないか?と考えて嫌います。
No.〔5〕の牝系なので、早い時期から走れる能力を有するが、もまれ弱く不器用なので直線の長いコース向き。分枝記号gは、パワータイプが多く雨も苦にしないが、こちらも不器用なタイプが多く厳しい流れでこそのタイプ。ダートで強いパワー型は、この点に起因していると考える。
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