チューリップ賞2021予想
チューリップ賞 メイケイエールを信頼。

軍神マルス
08期 予想歴23年

◎メイケイエール
  1着/1人気

○タガノディアーナ4着/2人
▲エリザベスタワー1着/3人
△テンハッピーローズ10着/6人


★傾向分析★
2016年 タイム 1’32”8 (良) 1FAve=11.60 3FAve=34.80
テン34.6-中盤24.3(3F換算36.45)-上がり33.9 『加速・中弛み』
1着シンハライト・・・ディープインパクト×Singspiel=ディープインパクト×サドラーズウェルズ 〔6-e〕 11-11
2着ジュエラー・・・ヴィクトワールピサ×Pistolet Bleu=サンデーサイレンス×マイナー 〔1-e〕 11-11
3着ラベンダーヴァレイ・・・ディープインパクト×フレンチデピュティ=ディープインパクト×ヴァイスリージェント 〔4-n〕 5-4

2017年 タイム 1’33”2 (良) 1FAve=11.65 3FAve=34.95
テン34.2-中盤24.4(3F換算36.60)-上がり34.6 『中弛み』
1着ソウルスターリング・・・フランケル×Monsun=サドラーズウェルズ×スターリング 〔不明〕 5-5
2着ミスパンテール・・・ダイワメジャー×シンボリクリスエス=サンデーサイレンス×ロベルト 〔2-b〕 10-9
3着リスグラシュー・・・ハーツクライ×American Post=サンデーサイレンス×レイズアネイティヴ 〔1-l〕 8-7

2018年 タイム 1’33”4 (良) 1FAve=11.68 3FAve=35.03
テン35.4-中盤24.1(3F換算36.15)-上がり33.9 『加速・中弛み』
1着ラッキーライラック・・・オルフェーヴル×Flower Alley=サンデーサイレンス×フォーティナイナー 〔6-a〕 3-3
2着マウレア・・・ディープインパクト×Storm Cat=ディープインパクト×ストームバード 〔9-f〕 4-4
3着リリーノーブル・・・ルーラーシップ×クロフネ=キングマンボ×ヴァイスリージェント 〔4-c〕 4-4

2019年 タイム 1’34”1 (良) 1FAve=11.76 3FAve=35.29
テン35.5-中盤24.4(3F換算36.60)-上がり34.2 『加速・中弛み』
1着ダノンファンタジー・・・ディープインパクト×Not For Sale=ディープインパクト×グレイソヴリン 〔7-a〕 3-3
2着シゲルピンクダイヤ・・・ダイワメジャー×High Chaparral=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔8-f〕 12-12
3着ノーブルスコア・・・ディープインパクト×Dylan Thomas=ディープインパクト×ダンチヒ 〔不明〕 11-10

2020年 タイム 1’33”3 (良) 1FAve=11.66 3FAve=34.99
テン35.1-中盤24.2(3F換算36.30)-上がり34.0 『加速・中弛み』
1着マルターズディオサ・・・キズナ×Grand Slam=ディープインパクト×ミスプロ 〔23-b〕 2-2
2着クラヴァシュドール・・・ハーツクライ×Giant's Causeway=サンデーサイレンス×ストームバード 〔9-f〕 4-4
3着レシステンシア・・・ダイワメジャー×Lizard Island=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔9-g〕 1-1

 過去5年の流れは、17年は『中弛み』、16年・18年・19年・20年は『加速・中弛み』の流れで、『中弛み』が過去5年で共通していて、基本は『中弛み』考える。
 『加速』も『中弛み』も逃げが最も有利な流れで、近年では07年2着ダイワスカーレット・08年1着エアパスカル・09年2着サクラミモザ・13年1着クロフネサプライズ、14年3着リラヴァティ、15年3着レッツゴードンキ、20年3着レシステンシアと好走馬は多い。また過去5年の好走馬の位置取りをみても、4コーナー7番手以内の馬が多く、ある程度前にて勝負できる馬を狙うべし。
 それから東京芝2400mで好走できる馬(=07年1着ウォッカは07年ダービー1着、08年2着トールポピーは08年オークス1着、09年1着ブエナビスタは09年オークス1着、10年2着アパパネは10年オークス1着、14年1着ハープスターは14年オークス2着、14年2着ヌーヴォレコルトは14年オークス1着、16年1着シンハライトは16年オークス1着、17年1着ソウルスターリングは17年オークス1着、18年1着ラッキーライラックは18年オークス3着、18年3着リリーノーブルは18年オークス2着)。または秋華賞好走可能な馬(=07年3着レインダンスは07年秋華賞2着、08年1着エアパスカルは08年秋華賞1着、09年1着ブエナビスタは09年秋華賞2着、10年2着アパパネは10年秋華賞1着、14年2着ヌーヴォレコルトは14年秋華賞2着、17年3着リスグラシューは17年秋華賞2着)も相性良し。

 血統の傾向は、ディープインパクトやステイゴールド、母父サンデーサイレンスが好走していることから、キレが武器のサンデーサイレンス系が得意と考えます。
キングカメハメハなどキングマンボ系も近年好走馬が多く、クロフネなどヴァイスリージェント系も含め東京芝1600m好走血統も侮れず。
それからロベルト系やグレイソヴリン系が好走していることから、欧州スタミナ型の要素も必要なのでは?と考えます。前述の東京芝2400mGⅠ好走血統(=ダービー・オークス好走血統)や秋華賞好走血統にも要注目。

 牝系の傾向は、No.〔1〕〔4〕〔6〕〔9〕〔16〕の牝系が複数好走馬を輩出。
特に注目はNo.〔9-f〕で、好走馬を輩出(=08年1着エアパスカル、09年3着ルージュバンブー、10年2着アパパネ、13年3着アユサン、14年1着ハープスター)。

 ステップの傾向は、阪神JF1着馬は好走率高し(=08年2着トールポピー、09年1着ブエナビスタ、10年2着アパパネ、11年1着レーヴディソール、12年3着ジョワドヴィーヴル、17年1着ソウルスターリング、18年1着ラッキーライラック、19年1着ダノンファンタジー、20年3着レシステンシアなど)。同じコースの阪神JFからまだ3ヶ月しか経っていないので、阪神JFを好走出来る完成度の高さと能力がアドバンテージとして活きやすく好走しやすいのでは?と考えます。阪神JF2着馬や3着馬も近年好走は多く、やはりコース好走実績は重視すべきと思います(=13年1着クロフネサプライズ、14年1着ハープスター、15年1着ココロノアイ・3着レッツゴードンキ、17年3着リスグラシュー、18年3着リリーノーブル、20年1着マルターズディオサ・2着クラヴァシュドールなど)。

★予想★
チューリップ賞のポイントは、
①流れは『中弛み』が基本。『加速』の流れにもなりやすく、4コーナー7番手以内につけられる馬が好走多い。
②サンデーサイレンス系有利な傾向。瞬発力を活かせるタイプが好走する。特にサンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系配合馬に注目。
③欧州型の要素も問われやすく、グレイソヴリン系やロベルト系も相性は良い。
④ヴァイスリージェント系も相性が良い。
⑤阪神JF好走馬の信頼性は高く、軸には最適。阪神JFの内容をよく精査して軸を決めるべし。

◎メイケイエール・・・ミッキーアイル×ハービンジャー=ディープインパクト×ダンチヒ 〔2-w〕
 前走阪神JF4着(=阪神芝1600m:0.2秒差)。阪神芝コースは(1-0-0-1)、芝1600m戦は(0-0-0-1)。
 ミッキーアイル産駒はディープインパクト系で、父譲りのスピード能力の高さを武器に、レースにおけるスイッチの入り方も速く、母父Rock of Gibraltarの影響もあってかスプリント能力にも長けている。母父ハービンジャーはダンチヒ系で、得意コースに特徴が出ていて、洋芝の札幌芝1800m、内回り急坂の中山芝2000mや阪神芝2000mと、欧州血統らしく切れ味勝負になりにくい舞台が並ぶ。上がり33〜34秒台の鋭い脚を使う馬も珍しくないため、凡庸な欧州ジリ脚血統とは違う様子。スローの新馬をあっさり勝ち上がった後、格上げ戦のペースアップや距離短縮に適応出来ず、不発に終わる馬も多数。1番人気では、芝1800m以上なら抜群に安定するが、1600m以下なら危ない。前半ゆっくりなら大丈夫、前半速いと危ないという言い方も可能。距離延長は歓迎で、多分ベストはスローの長距離。
 No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号wは、典型的なローカル巧者が多いが、中央なら固く時計の速い馬場での好走が多い。

◯タガノディアーナ・・・リオンディーズ×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔9-f〕
 前走つばき賞2着(=阪神芝1800m:0.1秒差)。阪神芝コースは(1-1-1-0)、芝1600m戦は(0-1-1-0)。
 リオンディーズ産駒はキングマンボ系で、かなりのスタミナを持ち、長めの距離適性を持つ。気性のうるささはあるようで、折り合いに難のある馬はスピード競馬を突っ走らせたほうが良い。人気になっていなくても、デビュー戦から走り、穴も多い。母父ディープインパクトはサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。
 No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。

▲エリザベスタワー・・・Kingman×Doyen=ダンチヒ×サドラーズウェルズ 〔8-b〕
 前走エルフィンS9着(=中京芝1600m:0.5秒差)。阪神芝コースは(1-0-0-0)、芝1600m戦は(1-0-0-1)。
 Kingman産駒はダンチヒ系で、スピード血統ながら中距離の重賞勝ち馬を輩出。2歳からエンジン全開の短距離、マイラー血統。母父Doyanはサドラーズウェルズ系で、詳細は不明。父母父Sadler's Wellsの特徴は、成長力豊かで底力がある。力の要る馬場や厳しい展開でこその血統で、大レースでの強さ、底力に優れ、消耗戦は望むところ。
 No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。

△テンハッピーローズ・・・エピファネイア×タニノギムレット=ロベルト×ロベルト 〔2-f〕
 前走フェアリーS4着(=中山芝1600m:0.7秒差)。阪神芝コースは初で、芝1600m戦は(0-1-1-1)。
 エピファネイア産駒はロベルト系で、父のシンボリクリスエス産駒も一流マイラーが出たように、1600m型と2400m型の代表馬を排出するのがこの父系の特徴。朝日杯FSを勝つ産駒が出ても驚けない。3歳春には上昇し始めるロベルト系の特性を有している。母父タニノギムレットはロベルト系だが、父母父グレイソヴリン系の影響なのか直線の長いコースとの相性が良い。またロベルト系なので叩き良化型のタイプでもある。長い直線、急坂のないコースで、後方から33秒~34秒台のカミソリの切れ味で差してくる。自分から動くと末脚をなくしてしまうので、展開が向かなければ不発の危険はあるが、嵌った時の能力の高さには期待。
 No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。


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