08期 予想歴23年
◎アリストテレス
7着/1人気
○ディープボンド1着/3人
▲ショウリュウイクゾ10着/4人
△ゴースト
★傾向分析★
3000mなので5Fずつに分けて考えています。
2016年 タイム 3’05”8 (良) 1FAve=12.39 5FAve=61.93
テン61.6-中盤64.4-上がり59.8 『加速・中弛み』
1着シュヴァルグラン・・・ハーツクライ×Machiavellian=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔12-c〕 7-4
2着タンタアレグリア・・・ゼンノロブロイ×Stuka=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔16-e〕 5-4
3着アドマイヤデウス・・・アドマイヤドン×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔1-l〕 3-4
2017年 タイム 3’02”6 (良) 1FAve=12.17 5FAve=60.87
テン61.5-中盤60.4-上がり60.7 『裏「へ」』
1着サトノダイヤモンド・・・ディープインパクト×Orpen=ディープインパクト×ダンチヒ 〔不明〕 8-4
2着シュヴァルグラン・・・ハーツクライ×Machiavellian=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔12-c〕 5-2
3着トーセンバジル・・・ハービンジャー×フジキセキ=ダンチヒ×サンデーサイレンス 〔9-a〕 9-7
2018年 タイム 3’03”6 (良) 1FAve=12.24 5FAve=61.20
テン60.1-中盤63.3-上がり60.2 『中弛み』
1着レインボーライン・・・ステイゴールド×フレンチデピュティ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔19〕 8-4
2着サトノクロニクル・・・ハーツクライ×Intikhab=サンデーサイレンス×ロベルト 〔13-c〕 7-4
3着クリンチャー・・・ディープスカイ×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔1-k〕 3-3
2019年 タイム 3’06”5 (稍重) 1FAve=12.43 5FAve=62.17
テン59.3-中盤63.6上がり63.6 『前傾・一貫』
1着シャケトラ・・・マンハッタンカフェ×Singspiel=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔4-r〕 2-2
2着カフジプリンス・・・ハーツクライ×シンボリクリスエス=サンデーサイレンス×ロベルト 〔4〕 4-3
3着ロードヴァンドール・・・ダイワメジャー×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔22〕 1-1
2020年 タイム 3’03”0 (良) 1FAve=12.20 5FAve=61.00
テン62.6-中盤60.3-上がり60.1 『加速・一貫』
1着ユーキャンスマイル・・・キングカメハメハ×ダンスインザダーク=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔1-l〕 8-4
2着トーセンカンビーナ・・・ディープインパクト×Hawk Wing=ディープインパクト×ミスプロ 〔1〕 10-7
3着メイショウテンゲン・・・ディープインパクト×フレンチデピュティ=ディープインパクト×ヴァイスリージェント 〔3-d〕 7-7
長距離重賞のためか、『中弛み』の流れが多い。中盤弛むことで距離適性をカバーするような流れになりやすい傾向と考える。
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○
展開上前につけた馬しか勝負にならない傾向が強く(=特に4コーナー3番手以内)、後方に位置する馬は差し届かずの傾向。
血統の傾向は、菊花賞と同じ距離ということもあり自身が菊花賞好走馬か、菊花賞や天皇賞春好走血統が顕著に強い傾向です。サッカーボーイやジャングルポケット、ダンスインザダーク、エルコンドルパサー、ステイゴールド、ハーツクライなど近年の菊花賞好走馬の血統と思います。
また母父サドラーズウェルズやロベルト系の好走が多く、欧州スタミナ型血統に向く傾向。
また人気馬が異常に強い重賞です。前に展開しそうな人気馬は崩れにくいと考えます。
★予想★
阪神大賞典のポイントは、
①長距離重賞のため、ペースは弛みやすく『加速』や『中弛み』の流れになりやすい。
②前につけた馬の好走が多く、4コーナー3番手以内 の馬の好走が多い(=マラソンをイメージすると上位は先行集団に多い)。また先行することで内内を回ることが可能と思われ、距離ロスも少なくできるメリットがあると思われる。差し馬は、捲って好走歴のある馬なら好走可能。
③菊花賞好走血統、または天皇賞春好走血統。トニービン系は特注。
④自身が菊花賞好走や天皇賞春好走馬は、好走率が高く軸に最適。
⑤人気馬が異常に強いレース。
⑥昨年秋シーズンのGⅠ上位好走馬に注意。
◎アリストテレス・・・エピファネイア×ディープインパクト=ロベルト×ディープインパクト 〔1-l〕
前走AJCC1着(=中山芝2200m)。阪神芝コースは(0-1-0-0)、芝3000m戦は(0-1-0-0)。20年菊花賞2着馬(=京都芝3000m:0.0秒差)。
エピファネイア産駒はロベルト系で、父のシンボリクリスエス産駒も一流マイラーが出たように、1600m型と2400m型の代表馬を排出するのがこの父系の特徴。朝日杯FSを勝つ産駒が出ても驚けない。3歳春には上昇し始めるロベルト系の特性を有している。母父ディープインパクトはディープインパクト系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号lは、クラシックで特注の記号で、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて、成長力も豊富。
◯ディープポンド・・・キズナ×キングヘイロー=ディープインパクト×リファール 〔1-b〕
前走中山金杯14着(=中山芝2000m:1.1秒差)。阪神芝コースは(0-1-0-0)、芝3000m戦は(0-0-0-1)。
キズナ産駒はディープインパクト系で、牝馬は芝1600m、牡馬は芝2000mの勝ち鞍が多く、パワー型血統の兆候がでている産駒が多い。レース間隔は詰めた時に好走が多く、間隔を詰めてガラッと一変するのはキズナの母父ストームキャットの影響が出ているものと思われる。間隔をあけて好走する馬もいるので、産駒の変わり身を狙うなら「叩き2戦目」が買いになる。母父キングヘイローはリファール系で、嵌れば大物喰いも出来るが、いつ嵌るかあてにならない展開次第の大穴血統。旬の時期は格上げでも狙い、旬を過ぎた実績馬は深追いしないのがポイント。気合をつけて前々で勝負するか、後方一気に懸けるか、自分の型に徹すると高い能力を示し、逆に人気を背負って中途半端に脚を溜めると勝ちきれない。勝率や連対率が高いのは、福島・札幌・函館の芝で、小回りの方が届く差し馬も多い。ハイペースに強い反面、緩急があると勝負どころの反応が鈍かったり、馬群の外しか回れなかったり、展開に左右されるため安定感はないが、このツボの狭さが大穴の多さを生んでいる。また叩き良化型で、休み明けは不振。詰まったレース間隔で調子を上げる。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。
▲ショウリュウイクゾ・・・オルフェーヴル×キングカメハメハ=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔12〕
前走日経新春杯1着(=中京芝2200m)。阪神芝コースは(1-0-2-2)、芝3000m戦は初。
オルフェーヴル産駒はサンデーサイレンス系で、ステイゴールド産駒よりもより長めの中長距離向きで、やや奥手な印象。なのでまだ特徴が少ないので、ステイゴールドの特性を参考に、ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。母父キングカメハメハはキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。軽い先行力、瞬発力勝負の切れ味、指示通りに動く反応の速さが武器で、芝1600m・2000m・2400mと根幹距離の重賞で特に強く、人気馬なら堅実。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。距離延長を不安視されることも多いが、折り合いさえつけば距離はこなし、むしろ1400mや1600mなどの忙しい流れで末脚を溜められなかった時に不発が目立つ。中長距離型が安定しているのは、スローの良馬場で、ハイペースや力のいる馬場は凡走もある。マイラー型は高速馬場の内枠を活かしての先行粘り込みが得意。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。
No.〔12〕の牝系は、早い時期から走る馬もいるが、3歳秋から古馬にかけて本格化する馬が多い牝系。また高齢でも衰えが少なくタフな馬が多い。分枝記号なしは、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。
△ゴースト・・・ハーツクライ×Cozzene=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔4-m〕
前走万葉S5着(=中京芝3000m:0.6秒差)。阪神芝コースは(2-0-0-1)、芝3000m戦は(0-0-0-1)。
ハーツクライ産駒はサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m~2600m、牝馬は芝1400m~2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。母父Cozzeneはグレイソヴリン系で、大物喰いの特性を持ち、先行馬は二枚腰、差し馬はえげつない末脚を繰り出す。芝向きの豪腕血統で、淀みのない流れで持ち味が活きる。マイルを中心に産駒によって短・中距離もこなす。2歳から走り、一度落ち込んでも古馬になって復活する。
No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳時はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始め、秋シーズン以降は成長力も豊富で本格化する。分枝記号mは、勝ち上がり率は高いが、能力の壁にぶつかると乗り越えることが少ないタイプ。よく言えば自分の持てる力を全て吐き出すが、相手がそれ以上だとあっさり負けてしまうタイプ。ただし弱い相手には滅法強いタイプ。 ただし自身が強ければとことん強い可能性は十分(=テイエムオペラオーやカワカミプリンセスなどが分枝記号mで、連続好走中の上昇期は逆らうのは痛い目をみることが多い)。
tipmonaとは?