08期 予想歴12年
◎ローズキングダム
3着/1人気
○アリゼオ1着/2人
▲サンディエゴシチー10着/5人
★傾向分析★
2004年 タイム 1'48"3 (やや重) 1FAve=12.03 3FAve=36.10
テン36.0-中盤36.1-上がり36.2 『一貫』
1着ブラックタイド・・・サンデーサイレンス×Alzao=サンデーサイレンス×リファール 〔2-f〕 １５－９
2着キョウワスプレンダ・・・サンデーサイレンス×シンボリルドルフ=サンデーサイレンス×マイバブー 〔11-f〕 １５－１１
3着ダイワメジャー・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-d〕 ２－２
2005年 タイム 1'47"3 (良) 1FAve=11.92 3FAve=35.77
テン35.7-中盤36.2-上がり35.4 『一貫』
1着ダンスインザモア・・・ダンスインザダーク×リヴリア=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド 〔16-g〕 １０－８
2着ウインクルセイド・・・キングヘイロー×スリルショー=リファール×ノーザンダンサー 〔4-d〕 １３－１２
3着トップガンジョー・・・マヤノトップガン×ゴールデンフェザント=ロベルト×グレイソヴリン 〔8-i〕 ４－２
2006年 タイム 1'48"9 (良) 1FAve=12.10 3FAve=36.30
テン36.9-中盤35.6-上がり36.4 『裏「へ」』
1着メイショウサムソン・・・オペラハウス×ダンシングブレーヴ=サドラーズウェルズ×リファール 〔3-l〕 ２－２
2着フサイチリシャール・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔20-a〕 ４－４
3着ドリームパスポート・・・フジキセキ×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔1-t〕 １２－１０
2007年 タイム 1'49"0 (良) 1FAve=12.11 3FAve=36.33
テン36.0-中盤36.3-上がり36.7 『前傾・一貫』
1着フライングアップル・・・Rahy×Fire Maker=レッドゴッド×ノーザンダンサー 〔20〕 １１－１０
2着マイネルシーガル・・・ゼンノエルシド×サンデーサイレンス=ニジンスキー×サンデーサイレンス 〔2-n〕 ２－２
3着エーシンピーシー・・・Fusaichi Pegasus×Storm Cat=ミスプロ×ストームバード 〔16-g〕 ３－４
2008年 タイム 1'48"9 (良) 1FAve=12.10 3FAve=36.30
テン36.3-中盤37.0-上がり35.6 『加速・中弛み』
1着スマイルジャック・・・タニノギムレット×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔15-a〕 ２－２
2着フローテーション・・・スペシャルウィーク×リアルシャダイ=サンデーサイレンス×ロベルト 〔9-c〕 ８－８
3着ショウナンアルバ・・・ウォーエンブレム×Great Commotion=ミスプロ×ヌレイエフ 〔11-d〕 １－１
2009年 タイム 1'50"8 (良) 1FAve=12.31 3FAve=36.93
テン36.6-中盤39.0-上がり35.2 『加速・中弛み』
1着アンライバルド・・・ネオユニヴァース×Sadler's Wells=サンデーサイレンス×サドラースウェルズ 〔1-l〕 ８－７
2着レッドスパーダ・・・タイキシャトル×Storm Cat=ヘイロー×ストームバード 〔19-c〕 ２－１
3着フィフスペトル・・・キングカメハメハ×Bahri=ミスプロ×ネヴァーベンド 〔19-b〕 １１－１０
中山芝1800ｍのらしく、中盤が弛まない厳しい流れになりやすい重賞。牝馬のフラワーＣや中山牝馬Ｓでは弛むこともあるが、この重賞は弛みにくくきつい流れで底力が問われることが多いと考える。08年・09年と弛んだ流れとなってはいるが、本来は厳しい流れになりやすい。そのため逃げ馬にはきつい流れなのだが、直後のつけた4コーナー2番手の馬が良く好走している。
血統の傾向は、サンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系に向く感じです。持続型の流れになりやすいこともあり、欧州型のノーザンダンサー系やロベルト系、グレイソヴリン系・レッドゴッド系の大系統ナスルーラ系も好走する傾向に思えます。全般的にスタミナ型に向くといってよいと思います。
ステップの傾向は、前走きさらぎ賞2着馬が最良のステップ。過去5年でも好走馬は3頭(=04年1着ブラックタイド、06年1着メイショウサムソン、08年1着スマイルジャック)いて、全て1着なので好走の確率が高いと考えます。きさらぎ賞好走馬は後にダービーや菊花賞で好走することが多く、スタミナ型の証明がされているので適性が嵌りやすいのかもしれません。
また前走共同通信杯好走馬(=06年2着フサイチリシャール、07年1着フライングアップル、08年3着ショウナンアルバなど)も好走が多い。中山好走歴があるならば好走確率は高いと考えます。
★予想★
流れはこれといった逃げ馬が見当たらないため弛んだ流れになると考え、『加速・中弛み』を想定。レースの上がりはそれでも速くなく、上がり34秒前半を繰り出せる馬が好走できるイメージです。
◎ローズキングダム・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔1-w〕
前走朝日杯ＦＳ1着(=中山芝1800m)。キングカメハメハ産駒はキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ここまでは無敗でしかも全てが僅差の内容だが強い。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。ただし3歳の中山コースの重賞に関しては母父サンデーサイレンスは過信禁物。瞬発力を武器にするタイプがその瞬発力を活かせずに凡走することも多い。だがこれまでの戦績から力が抜けているのは明らかで、ここでも中心と考えて評価する。
No.〔1〕の牝系で、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。分枝記号wは、典型的なローカル巧者が多いが、中央なら固く時計の速い馬場での好走が多い。
○アリゼオ・・・シンボリクリスエス×フジキセキ=ロベルト×サンデーサイレンス 〔19〕
前走共同通信杯3着(=東京芝1800m：0.0秒差)。シンボリクリスエス産駒はロベルト系で、本格化前までは詰め甘で、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮するが、意外にあっさり強敵相手に凡走する淡泊さも持ち合わせている。この時期のロベルト系は全般的に詰め甘なことが多く、クラシックがトライアルの時期になると好走も多くなる(=09年クラシックシーズンのシンボリクリスエス産駒のリクエストソングやアプレザンレーヴなども似たような成績)。母父フジキセキは、内枠を活かしてすっと好位を取って折り合い、一瞬のタイミングで馬群を抜けられる器用な脚が武器。
No.〔19〕の牝系は、淡々と流れる厳しい流れにに強いタフな牝系。分枝記号なしは、産駒ごとに得手・不得手はあるものの平均的に能力を発揮するタイプで、やや晩成傾向。
▲サンディエゴシチー・・・マンハッタンカフェ×Rahy=サンデーサイレンス×レッドゴッド 〔1-c〕
前走東京スポーツ杯2歳Ｓ4着(=東京芝1800m：0.3秒差)。前走では早め先頭のロングスパートに持ち込んだが、後続のキレる末脚をもった馬にキレ負けした感じ。瞬発力勝負では分が悪いが、洋芝の北海道はコースで好走していることから上がりのかかる中山コースは向くと考える。マンハッタンカフェ産駒は、スタミナ型サンデーサイレンス系ステイヤータイプだが素軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で、前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。母父Rahyは、成長力豊かで底力とスタミナに富むレッドゴッド系。同系のレインボークエストやサクラローレルに比べるとスタミナや底力でこそ劣るが、器用さとピりっとした脚を使える。休み明けとなるが、一発の可能性も十分と考えて評価する。
No.〔1〕の牝系で、クラシック好走の多い完成の早い牝系。ローズキングダムとは同系なので、好走は似ると考えて期待する。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。
△ソリタリーキング・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔4-d〕
前走ヒヤシンスＳ2着(-東京Ｄ1600m：0.0秒差)。ここまではダートで3戦(2-1-0-0)し今回が初芝となるのだが、キングカメハメハ×サンデーサイレンス配合はローズキングダムと同じで、また半兄ヴァーミリアン(=父は同じキングマンボ系のエルコンドルパサーで、芝重賞勝ちもある)から初芝もこなせる下地はあると考え期待する。
No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力がある。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。同じ牝系のダイワファルコンが弥生賞3着に好走したように、この時期は侮れないと考え好走に期待する。
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