14期 予想歴38年
◎ユーバーレーベン
1着/3人気
○タガノパッション4着/10人
▲クールキャット14着/6人
△ステラリア13着/5人
×ファインルージュ
×ソダシ
(トライアル勝馬との相性)
ここ近年、5番人気以下の人気で馬券に絡んだのは…
2020年
ウインマリリン フローラS1着
ウインマイティー 忘れな草賞1着
2019年
カレンブーケドール スイートピーS1着
2017年
モズカッチャン フローラS1着
2016年
ビッシュ フローラS5着
…というように、トライアルの勝馬が穴を開けている事が理解出来る。
要は、中長距離志向の強い実力馬がオークスにターゲットを絞り、しっかりと好走を果たすといった具合である。
2020の勝馬はデアリングタクト、2018年の勝馬アーモンドアイは圧倒的実力差を誇る名馬だった事を考えると、桜花賞組よりもトライアルの勝馬に旨味があると考える。
2019年のラヴズオンリーユーも桜花賞不出走馬である。
(先週の馬場)
時計も出る、前残りも差しも決まるといった感じだが、ちょっと速い上がりが問われている感が強い。
京王杯SCを先行して勝ったラウダシオン、3着馬カイザーミノルの上がりは33.5。
桜花賞組なら、気の良い差し馬。
フローラS組は特注。
前走上がりの速い競馬だっただけに、今回の馬場にマッチした内容を経験しているのが強みだ。
先週土曜の緑風Sは、前半1000㍍は62.5秒のどスローも、後半1200㍍は常に11秒台のラップ。
日曜の古馬1勝クラスも、残り800㍍地点からのスパートとなっていた。
レース後半は、スピードと持続力がかなり求められそうだ。
そんな競馬に対応をするには、やはり「矯め」という要素が重要になってくる。
多頭数競馬では、内側の枠が若干有利な印象。
ヴィクトリアマイルは全て4枠以内の差し馬が馬券に絡んだ。
オークスは基本的にステイヤー質の問われるレースだが、今回は意外と高速ステイヤー的な要素も問われそうだ。
トニービンの血を保有した馬やディープインパクトの産駒は向きそうだ。
更に、マイルを経験したステイヤータイプ、中距離で好時計をマークした馬には注目してみたい。
(予想)
的中確率を上げる上でも、ユーバーレーベンをワイド軸にした方が無難かな…?という事で。
無難な線から攻めれば、しっかりワイドは引っ掛かるだろうと見て自信度を上げておく。
タガノパッションは内枠は大きな魅力。
3連単はタガノパッションから攻めてみるのも面白い。
◎ユーバーレーベン
ここ最近の馬体減が深刻な状態だっただけに懸念を感じていたが、今回やっとそれが解消されそうなので評価してみたい。
前走の1〜2着馬は33秒台の上がりを使った前残りの競馬。
馬体減りが進み体力ストックの無い馬は、どうしても位置取り悪くしてしまう。
それが正に前走の内容だ。
それでも最速上がりを駆使し、勝ち馬と0.2秒差なら強い内容だ。
今回は今回は馬体を戻し、前目の位置取りで競馬が出来ると見て評価を大きく上げてみたい。
末脚の持続力が求められそうなので、前走の経験が生きると見る。
桜花賞ではなく、フローラS出走を英断した陣営の判断も大きく評価したい。
父はゴールドシップ、母はアメリカンステイヤー色の強い血統背景で、キレ味に乏しいイメージがあるが、阪神JF、フローラSと33秒台の最速上がりをマーク。
しっかり矯めの利くタイプ。
阪神JFの経験から、高速競馬への適応力も高い。
高速馬場への適性は高いと見る。
○タガノパッション
6kg馬体を絞って挑んだ前々走は捲り競馬。
直線入口で鞍上が後ろを見る余裕を見せたが、直線半ばに2頭に詰め寄られ叩き合う。
その2頭を抜かせなかった内容は評価出来るが、終いはかなり厳しい競馬だっただけに反動を気になるところ。
前走は、輸送が絡む中1週のローテーション。
6kgの馬体増は明らかに不自然で、おそらく反動が出た為に中間の調教を緩めたものと思われる。
若手の岩田望来ジョッキーだったが、バラけた外目から差す見事騎乗振り。
馬にストレスを与えないレースで勝利に導いた。
鞍上のファインプレーがあったにせよ、反動プラス輸送の二重苦を堪らえての勝利で、
馬体減で捲り、馬体増で差す競馬…馬体増減と理想とは真逆の展開での勝利で、この内容からもこの馬の底知れぬ力量を感じ取る事が出来る。
父はキングカメハメハ、母父はシンボリクリスエス、母母はステイゴールドの全妹でディクタスの特徴を継ぐ。
父からは日本向きのスピードと、母からはオークス向きの体力と気の良さが期待出来る血統背景。
押せ押せのローテーションだが、重賞は使っておらずレースの負荷自体は軽く消耗度は比較的少ない。
おそらくは今回はマイナス体重の出走、しっかり仕上げて来ると思われる。
おそらくは、キレ味を存分に生かした競馬をしてくるはずだ。
デビューからまだ2か月で、競馬世界カそのものにフレッシュさを感じているタイミング。
精神的アドバンテージはこの馬が一番だと考える。
カワカミプリンセスの更に上を行く、デビュー2か月ちょっとでのオークス制覇に期待したい。
▲クールキャット
血統的にはイチ推しだが、「タラ、レバ」的な要素が問われる馬だけに、結局単穴以上の評価が出来なかった。
母父ダンスインザダークの特徴は「初距離で極端な距離延長」で食い付きが良い事。
反面、緩いペースで気持ちがキレやすい側面を持つ。
一生懸命に走らせる環境が欲しい。
「G2→G1」格上げ自体は向くが、大半の馬が初距離ゆえに折り合い重視となりスローになる懸念がある。
何が何でも行く…というタイプの馬が存在せず、その可能性も少なくない。
今回の理想はおそらく「逃げ」だが、下手に行く気を宥めようとすると気持ちがキレる公算も高くなる。
レジェンド武豊ジョッキーの作戦に依存するところが大きい。
矯め要素が問われる馬場だが、ダンスインザダークの血を保有した馬の場合、馬場状態を無視してでも馬の個性を大事にした方が結果に結びつきやすい。
メジロ血統馬で体力色強く、物理的には距離延びての馬。
△ステラリア
デビュー戦以外は全て上がり1位。
矯めがしっかり利いているし、前走の時計も優秀。
ノーザンダンサー色強い母方の影響を受け持続力が期待出来そう。
枠順の不利をどう跳ね返すか?
▽アカイトリノムスメ
桜花賞は、ソダシを意識した競馬。
馬体減での先行策で、体力切れといった内容。
現時点ではマイルの差し競馬向きも、ディープインパクト産駒の気の良さがあり距離延長は対応出来ると見る。
今回は矯めを利かせて末脚勝負に賭けた方が良いだろう。
▽スルーセブンシーズ
前走捲り圧勝とかなり力あるところを見せた馬。
ちょっとスピードやキレ味不足のイメージあり、非根幹距離レース向きだろう。
キレ負けしそうな感も力量高く、3着狙いで面白そうな馬。
体力は豊富そうで、距離延長自体は向く。
✕ファインルージュ
そもそもこの馬をフェアリーSで評価した理由は、ペ
ース変動の小さな高速マイルの適性の高さがあった事。
オークスとは物理的な方向性が違うように思われる。
✕ソダシ
マイルを先行して押し切るようなスピードタイプ。
そもそもが、ダート色の強い血統背景。
矯めの利いた長い末脚を繰り出す馬だとは到底思えず。
単勝
9、4
ワイド
9流し…4、5、18
三連単
4→9→?流し…5、18、7、2
tipmonaとは?