日本ダービー2021予想
ステラヴェローチェから・・・

下彦
15期 予想歴35年

◎ステラヴェローチェ
  3着/9人気

○エフフォーリア2着/1人
▲グラティアス8着/10人
△グレートマジシャン4着/3人


◎ステラヴェローチェ
過去10年の勝利馬サイアーはディープインパクトが6頭で圧倒、以下キングカメハメハ2頭、ハーツクライとステイゴールドがそれぞれ1頭ずつ。又、過去10年で馬券になったサイアー30頭中複数頭出ているのは勿論ディープインパクトの13頭で半数迄迫る様な勢い、以下キングカメハメハとハーツクライがそれぞれ4頭、ステイゴールドが2頭という実績。そこでバゴ産駒となると・・ダービーとは無縁で、6年前のブラックバゴがホープフルS3着、京成杯2着の後ダービー出走権を賭けた青葉賞で4着と後少しというところまでは行きましたが出走迄も至らずその後長休に。ダービー以外のクラシックなら菊花賞馬ビッグウィーク、桜花賞2着のオウケンサクラ(一応秋華賞馬クロノジェネシスは5大クラシック外という事で除外)くらいのもので種付け料も安価で頭数自体あまり出ていなかった(近年はクロノジェネシスの活躍で上昇中)事もあり、ダービー・クラシック云々より日本競馬に於いての非主流サイアーとしてあまり目立たない存在であったと言えるかと思います。
本馬の場合母はディープ産駒の未勝利馬オーマイベイビーで、牝系から出ている走った馬は朝日杯FS勝ちのゴスホークケンくらいですが、母母父以前はグランドスラム(ゴーンウエスト)×クリスエス(ロベルト)×サイアン(ターントゥ)で、阪神高速朝日杯で45.2-47.1の激流の中を33.5で上がってきたスピードは米血色濃い母方からも成る程とうなづけるものがありました。
父方からは道悪を苦にしないパワーとスタミナ、母方からは米血的スピードを譲り受け、世代上位群と走り、それなりの良績を残してきたわけで、更に距離を伸ばし、ある程度流れるであろうペースも味方に差しが嵌りそう・・という事でこの馬から。

◯エフフォーリア

▲グラティアス
ハーツクライ×リザードアイランド(ダンジグ系)×ポリグロート(サドラーズウェルズ)×ニューダンディ(プリンスキロ系)で半姉レシステンシア、半兄にミッキーブラック。
皐月賞はそれまでの逃げ先行の2戦とは違い中団外からのレースで、4角で他馬に弾かれながらもジワジワ伸びての6着。適性外のレースで善戦したとも言えるわけでゴール前の2〜7着の脚色はほぼ一緒でした。やはり2戦目迄はルメール騎乗だった事もありますが、前で運んで良さを見せていて、それなりの強さや粘り腰が見えた点からもある程度前を意識して臨んでくれれば或いはとの期待。

△グレートマジシャン
ダービーでサドラーズウェルズが入っていると好走出来ないというのは毎年話題になりますね。サドラーズウェルズがある馬がエフフォーリア、グラティアス、そして本馬という事で4頭の内3頭が非好走血統を持つ馬の予想となってしまいました。
ディープインパクト×ショロコフ(サドラーズウェルズ)×モンズン(ブランドフォード系)×カラグロウ(グレイソヴリン系)という事でディープにドイツ牝系ですね。ディープにドイツ牝系と言えば、ワールドエース・ワールドプレミア兄弟やサラキア等の活躍馬がいます。
前走毎日杯は高速阪神45.9-46.3でレコード決着の特殊条件で参考外としても、その前のセントポーリア賞府中1800mは48.3-46.1の2.2秒のスローでも追い込みを上がり2位に0.9秒差で勝ち時計が1:46.5はなかなかかと。スローでも流れてもしっかりいい脚が使えそうなのは魅力。


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