08期 予想歴23年
◎オールアットワンス
1着/1人気
○ライオンボス2着/2人
▲グレイトゲイナー5着/6人
△モントライゼ12着/3人
★傾向分析★
2016年 タイム 54”1 (良) 1FAve=10.82
①12.0-②10.2-③10.6-④10.1-⑤11.2
1着ベルカント・・・サクラバクシンオー×ボストンハーバー=プリンスリーギフト×ボールドルーラー 〔3-c〕
2着ネロ・・・ヨハネスブルグ×サンデーサイレンス=ストームバード×サンデーサイレンス 〔2-s〕
3着プリンセスムーン・・・アドマイヤムーン×Johan Cruyff=フォーティナイナー×ダンチヒ 〔不明〕
2017年 タイム 54”2 (良) 1FAve=10.84
①11.8-②10.0-③10.4-④10.3-⑤11.7
1着ラインミーティア・・・メイショウボーラー×オース=ヘイロー×ノーザンダンサー 〔4-l〕
2着フィドゥーシア・・・Medaglia d'Oro×Sunday Silence=サドラーズウェルズ×サンデーサイレンス 〔22-d〕
3着レジーナフォルテ・・・アルデバランⅡ×ボストンハーバー=ミスプロ×ボールドルーラー 〔12〕
2018年 タイム 53”8 (良) 1FAve=10.76
①11.8-②10.0-③10.3-④10.1-⑤11.6
1着ダイメイプリンセス・・・キングヘイロー×ダンスインザダーク=リファール×サンデーサイレンス 〔8-f〕
2着ラブカンプー・・・ショウナンカンプ×マイネルラヴ=プリンスリーギフト×ミスプロ 〔4-m〕
3着ナインテイルズ・・・ローエングリン×メジロライアン=サドラーズウェルズ×ノーザンテースト 〔1-s〕
2019年 タイム 55”1 (良) 1FAve=11.02
①11.9-②10.2-③10.5-④10.7-⑤11.8
1着ライオンボス・・・バトルプラン×ステイゴールド=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔8-f〕
2着カッパツハッチ・・・キンシャサノキセキ×タイキシャトル=サンデーサイレンス×ヘイロー 〔2-d〕
3着オールポッシブル・・・ダイワメジャー×Yankee Victor=サンデーサイレンス×ヘイロー 〔不明〕
2020年 タイム 54”5 (良) 1FAve=10.90
①11.7-②10.0-③10.4-④10.8-⑤11.6
1着ジョーカナチャン・・・ロードカナロア×ネオユニヴァース=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔不明〕
2着ライオンボス・・・バトルプラン×ステイゴールド=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔8-f〕
3着ビリーバー・・・モンテロッソ×ネオユニヴァース=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔2-f〕
直線競馬のため、スピード勝負の『ゼロヨン』のイメージ。
①~④まではスピードとダッシュ、⑤は最後にばてずに伸びることが出来るかが問われるスタミナが必要と考える。
血統の傾向は、サクラバクシンオーやダンチヒ系、ウォーニングなどのマッチェム系が好走から最高速度が問われているのは確か。
またニジンスキー系や、グレイソヴリン系やレッドゴッド系など大系統ナスルーラ系、つまり持続型の流れに強い血統も好走しています(=スタミナが問われるのに関係あり?)。
07年はダート→芝路線変更のサンアディユが激走したように、ダートもこなせるタイプは要注意。パワーが推進力として活きると思われる。
牝系の傾向としては、No.〔2〕〔3〕〔4〕〔8〕 の牝系が好走馬複数出しているが、これよりも分枝記号cに注目したい。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。分枝記号cがパワーに優れたタイプと考えると、開幕週の好走や馬場の荒れた最終週や重馬場に強いのも納得。そのパワーがダッシュに活きるはず。
また牝馬の好走が多いこともポイントで、毎年必ず3着内好走しています。牝馬は斤量が軽いことがテンのダッシュにつながるためと思われます。
それから外枠か内枠が強い傾向。中枠の成績はあまりよくないようです。レースの映像見る限りではラチに沿って走るように見えるので、そのためと思われます。中枠は少し距離損ではないでしょうか?閃光特別も外枠と内枠が好走が多く、傾向は顕著だと思います。
★予想★
アイビスサマーDのポイントは、
①外枠が圧倒的に有利。ただしスペシャリストのレースなので、芝1000mのコース実績馬にも注目。また新潟芝コースの好走実績にも注目。
②京都や阪神コースで好走の多い、芝1200mで持ちタイム1’07秒台の好走歴のある馬。その持ち時計を計上したときより、近走が充実している馬はより好走が期待できる。
③斤量の軽い馬。斤量は軽い方がダッシュ力がつきやすい。斤量57kg以上は割引が必要。
④サクラバクシンオー産駒やマッチェム系など快速スピード血統中心。サクラバクシンオー産駒、フォーティナイナー系は特注。サンデーサイレンス系はやや苦手で割引が必要。
⑤No.〔2〕〔4〕の牝系の好走馬が多い。分枝記号c・hは特注。
⑥リピーターの好走にも注意は必要だが、基本的には「老馬の法則」が活きやすく、昨年好走馬は前年よりも着順を下げやすい。
⑦牝馬の好走も多い。
⑧近走先行している馬。
◎オールアットワンス・・・マクフィ×ディープインパクト=ミスプロ×ディープインパクト 〔1-t〕
前走葵S3着(=中京芝1200m:0.1秒差)。新潟芝コースは初で、芝1000m戦も初。前走は先行して1’08”2のタイムで好走なら、今回有利な外枠を活かして好走も可能と考えて評価する。
マクフィ産駒はミスプロ系で、人気通りに走る産駒が多いが、同父系モンテロッソ産駒が人気薄での激走が目立つだけに、穴血統としての要素は捨てられない。距離を含めた適性は配合牝馬の血統によって異なる。仕上がり早く2歳戦から走るが、古馬になって成長する産駒にも期待。母父ディープインパクトはディープインパクト系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号tは、京都や中京などスパイラルカーブのあるコースで本領を発揮する。一瞬の脚があるので中山も得意。
◯ライオンボス・・・バトルプラン×ステイゴールド=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔8-f〕
前走韋駄天S9着(=新潟芝1000m:1.1秒差)。新潟芝コースは(4-1-0-1)、芝1000m戦は(4-1-0-1)。19年1着→20年2着とアイビスサマーD好走歴のあるリピーター。新潟芝1000mのスペシャリストで、前走韋駄天Sでは凡走したが、好走が少ない稍重の影響や斤量58kgが影響したと思われ、今回馬場も斤量も条件は好転すると思われるため、反撃可能と考えて評価する。
バトルプラン産駒はミスプロ系で、早熟ではなく、成長力のある血統。父エンパイアメーカー同様に、芝の重賞勝ち馬を出すけれど、大半はダートで稼ぐとする方が正解。北米血統らしく先行力を持ち味に牡馬は中距離、牝馬は短距離を主な仕事場としている。血統的に地味なせいか、それほど人気にならず、特に上級条件での人気薄馬のヒモ付けに妙味あり。母父ステイゴールドはスタミナ型サンデーサイレンス系。ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
▲グレイトゲイナー・・・キンシャサノキセキ×エルハーブ=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔1-n〕
前走TUF賞2着(=福島芝1200m:0.0秒差)。新潟芝コースは(0-0-0-1)、芝1000m戦は初。14年アイビスサマーD2着フクノドリームは半姉で、血統的にもアイビスサマーDには向く馬と考える。フジキセキ系のセカンドステージのように上昇度に期待して評価する。
キンシャサノキセキ産駒はサンデーサイレンス系で、早熟すぎるほどの完成の早さが売り。距離が延びると止まってしまう夏の線香花火もいて、中距離もこなすマイラーと、短距離専門のスプリンターの見分けが肝心。基本的には距離延長は歓迎出来ず、信頼性が高いのは芝1400m以下。芝で頭打ちになった馬がダートに転じて新境地を見出すか、久々のローカルで復活するパターンがある。小倉や福島や新潟の芝短距離で多数の勝ち鞍をあげ、特に小倉芝1200mは庭。芝は小倉や福島、中山など直線の短いコースでの成績が良い。速いタイムへの適性は、個々の馬で判断すべし。ダートも1200〜1400mの勝ち鞍が中心だが、ダート1800m以上で走ると穴になるので、安易に軽視しないこと。母父エルハーブはダンチヒ系で、アジュケーティングをズブくして怠け者にしたようなダート血統。D1000~1200mとD1700~1800m型に分かれるが、牡馬ははっきりとダート中距離に勝ち鞍が集中していて、短距離で四苦八苦していた馬が中距離に出てきたら狙い目。芝の良は2着や3着になりやすく、道悪になると成績があがるので、芝が不向きというよりは斬れ味がないだけと思われる。時計がかかれば芝でもやれる。ダンチヒ系なので、夏の成績が抜群に良く、ローカルコースにも向く。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。また短距離向きの馬が多く、中距離馬は洋芝開催向き。
△モントライゼ・・・ダイワメジャー×Nayef=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔3-o〕
前走葵S5着(=中京芝1200m:0.2秒差)。新潟芝コースは初で、芝1000m戦も初。内枠になった分を割り引いて、また近2走がやや差しでの位置取りを割り引いて評価する。
ダイワメジャー産駒はサンデーサイレンス系で、力強いスピードを持ち、芝1600~2000mを得意とするマイラーや中距離型。フジキセキに近いイメージで、自身がダートを圧勝した実績もあるのでダートの得意な馬力型のタイプと、芝で鋭く斬れる脚を使うタイプと存在するはず。ダイワメジャー自身が中山芝コースで好走が多かったように、また古馬で本格化するまでは直線の長い東京芝コースや京都芝コースなどで最後につかまるレースが多かったことからも、キレよりもスピードの持続性能を活かしたレースに向くと考えますが、完成度は高い。本格化すると鋭く斬れる脚も使えるようになる(=父母父ノーザンテーストの成長能力で引き出される感じと思います)。また直線の短い中山・阪神芝コースでは1着も多いが、東京・京都芝コースになると勝ちきれずに2・3着になることが多い。母父Nayefはミスプロ系で詳細は不明。Nayefの母父Gulchは、仕上がり早のマイラー血統。ダートでの信頼性は高く、人気でも逆らわない方が賢明。湿ったダートも鬼。芝は2歳〜3歳春頃までなら重賞でも通用するが、クラシックの王道路線に進むと苦戦を強いられ、その後、相手が軽くなったオープン特別で復活するのが一つのパターン。
No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号oは、時計のかかる馬場や上がりのかかる展開で能力を発揮するが、急坂に弱い。シーズンオフも得意。
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