08期 予想歴23年
◎ドナアトラエンテ
11着/2人気
○マジックキャッスル2着/1人
▲サトノセシル3着/8人
△テルツェット1着/3人
★傾向分析★
2016年 タイム 1’47”7 (良) 1FAve=11.96 3FAve=35.90
テン36.5-中盤36.9-上がり34.3 『加速・中弛み』
1着マコトブリジャール・・・ストーミングホーム×ブライアンズタイム=ミスプロ×ロベルト 〔22-b〕 4-4
2着シャルール・・・ゼンノロブロイ×Kaldoun=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔1-p〕 2-2
3着ダンツキャンサー・・・アドマイヤジャパン×サクラバクシンオー=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔12〕 7-7
2017年 タイム 1’45”7 (良) 1FAve=11.74 3FAve=35.23
テン35.2-中盤35.0-上がり35.5 『一貫』
1着アエロリット・・・クロフネ×ネオユニヴァース=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔6-a〕 1-1
2着トーセンビクトリー・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔9-f〕 6-5
3着クインズミラーグロ・・・マンハッタンカフェ×In Excess=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔2-b〕 10-7
2018年 タイム 1’46”2 (良) 1FAve=11.11.80 3FAve=35.40
テン34.4-中盤37.2-上がり34.6 『中弛み』
1着ディアドラ・・・ハービンジャー×スペシャルウィーク=ダンチヒ×サンデーサイレンス 〔B3〕 10-7
2着フロンテアクイーン・・・メイショウサムソン×サンデーサイレンス=サドラーズウェルズ×サンデーサイレンス 〔1-w〕 8-6
3着ソウルスターリング・・・フランケル×Monsun=サドラーズウェルズ×スターリング 〔不明〕 3-2
2019年 タイム 1’47”0 (良) 1FAve=11.89 3FAve=35.67
テン36.2-中盤36.3-上がり34.5 『加速・中弛み』
1着ミッキーチャーム・・・ディープインパクト×Danesili=ディープインパクト×ダンチヒ 〔22-d〕 4-4
2着スカーレットカラー・・ヴィクトワールピサ×ウォーエンブレム=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔2-c〕 10-10
3着カリビアンゴールド・・・ステイゴールド×Cape Cross=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔13〕 6-6
2020年 タイム 1’45”9 (良) 1FAve=11.77 3FAve=35.30
テン34.8-中盤35.1-上がり36.0 『前傾』
1着レッドアネモス・・・ヴィクトワールピサ×サクラバクシンオー=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔4-r〕 7-8
2着ビーチサンバ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔20-a〕 10-11
3着スカーレットカラー・・ヴィクトワールピサ×ウォーエンブレム=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔2-c〕 13-11
流れは『中弛み』『前傾』『加速』『一貫』と様々だが、好走馬の多くに共通して言えることは、「連対するには4コーナー5番手以内」で、「ローカルコースの鉄則」が活きると思われます。札幌芝コースのコース形態と開催前半の馬場ということが要因と思います。
ラップは中盤から加速したり、又は一定のラップが持続するような流れが多く、芝2200mのようなスタミナがいる流れと思われる。ここで好走した馬はエリザベス女王杯でも好走することが多いから、芝2200mの適性=持続型スタミナのタイプ向きの流れが問われる適性と考えます。
また着順の前後はあるが、リピーターの好走も多く、適性重視の重賞と考えます(=オースミハルカ、ヤマニンシュクル、レクレドールなどリピーターの好走が多い)。
エルノヴァとヘヴンリーロマンスは馬自体は別だが、サンデーサイレンス×サドラーズウェルズという配合は一緒。アプリコットフィズやアヴェンチュラなどもジャングルポケット×サンデーサイレンス配合で一緒。過去に好走した配合は要注意。
血統の傾向としては、ニジンスキー系やサドラーズウェルズ系などの大系統ノーザンダンサー系の好走が多く、欧州スタミナ型血統向き。キングマンボ系も好走が多く、やはり欧州スタミナ型血統がポイントになるはず。
またサンデーサイレンス系はスタミナ型サンデーサイレンス系に合う傾向。母父サンデーサイレンスなら、父系に欧州スタミナ型血統なら適性が合うと考えます。
牝系の傾向は、No.〔1〕〔2〕〔3〕〔4〕のクラシック好走の多い牝系がよく好走しています。
分枝記号cも好走が多く、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強いタイプから開幕週の馬場と力の要る洋芝に合うのだと考えます。
近年3歳馬の好走も多いクイーンSだが、軽い斤量で3歳クラシック路線の重賞好走馬がその斤量を活かして実力を発揮して好走しやすい傾向にあるようです(=07年2着イクスキューズ:クイーンC1着、08年2着レジネッタ:桜花賞1着・オークス3着、10年1着アプリコットフィズ:クイーンC1着、11年1着アヴェンチュラ:札幌2歳S2着、12年1着アイムユアーズ:11年阪神JF2着・12年桜花賞3着、17年1着アエロリット:NHKマイルC1着など)。
古馬に関しても、東京芝1600m重賞好走実績もあるとなお好走しやすい傾向にも思います(=06年1着デアリングハート:05年NHKマイルC2着、07年1着アサヒライジング:クイーンC2着・07年ヴィクトリアマイル2着など)。
★予想★
クイーンSのポイントは、
①「ローカルコースの鉄則」が活きやすく、4コーナー5番手以内に位置取りそうな馬。特に内枠の先行馬。
②過去に好走した血統は要注意。洋芝適性が試される。
③3歳重賞好走歴のある3歳馬は堅軸。軽い斤量で古馬に対して有利。前に行く馬なら特注。また前走オークスからの距離短縮はプラス要因になりやすい。
④東京芝重賞実績があるとなお良い。
⑤リピーター重賞。ただしリピーターは近走内容の勢いが必須。
今年は札幌芝1800mではなく、函館芝1800mで行われるクイーンS。ローカル小回りの洋芝コースということで共通点は多いと考えて、傾向は活かせると考えて評価する。
◎ドナアトラエンテ・・・ディープインパクト×Bertolini=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔16-f〕
前走福島牝馬S2着(=新潟芝1800m:0.0秒差)。函館芝コースは初で、芝1800m戦は(4-5-1-1)。
ディープインパクト産駒はディープインパクト系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Bertoliniはダンチヒ系で、仕上がりの早い短距離・マイラー血統だが、底力に欠ける。2歳の新馬から走り、3歳前半までは芝の重賞でも無視できないが、あくまでも穴狙いが正解。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
◯マジックキャッスル・・・ディープインパクト×シンボリクリスエス=ディープインパクト×ロベルト 〔16-f〕
前走ヴィクトリアM3着(=東京芝1600m:0.7秒差)。函館芝コースは初で、芝1800m戦も初。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父シンボリクリスエスはロベルト系で、本格化前までは詰め甘で、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮するが、意外にあっさり強敵相手に凡走する淡泊さも持ち合わせている。2歳~3歳春の時期のロベルト系は全般的に詰め甘なことが多いが、クラシック春シーズンを終えると本格化を始める。またロベルト系は緩い流れよりも、ペースの締まる流れで底力を問われると好走しやすくなる特性もある。特にレコード決着など時計が速くなる厳しい流れで覚醒する。叩き良化型でさらに上昇中はロベルト系の好走ポイント。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
▲サトノセシル・・・Frankel×Observatory=サドラーズウェルズ×ミスプロ 〔8-h〕
前走洞爺湖特別1着(=函館芝1800m)。函館芝コースは(1-0-0-0)、芝1800m戦は(2-2-0-3)。
フランケル産駒はサドラーズウェルズ系で、ガリレオ×ディンヒルの現在進行形の欧州黄金配合。詳細はまだ不明な点は多いが、父ガリレオは、条件戦よりも重賞で狙ってこその血統。欧州では盤石の強さを誇るが、日本では歯がゆい産駒が多い。ピリッとした脚を欠き、勝ち味に遅いが、厳しい流れでは真価を発揮する。母父Observatoryはミスプロ系で、短中距離でGⅠ馬を輩出していて、日本ではマイル血統。ダートは中距離もこなすが、芝は小回り1800mが合う。それなりの仕上がりの早さはあるが、2歳からいきなりよりも使われてから。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号hは、揉まれ弱く、基本的には広いコースがベストで、器用さには欠けるが、広いコースでの持久戦は得意。小回りコースの場合は外枠か先行策が必須。
△テルツェット・・・ディープインパクト×Danehill Dancer=ディープインパクト×ダンチヒ 〔20〕
前走ヴィクトリアM14着(=東京芝1600m:1.4秒差)。函館芝コースは初で、芝1800m戦は1-0-0-0)。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Danehill Dancerはダンチヒ系で、マイルを中心に幅広い距離をこなし、底力も十分に備えている。勢いに乗ると、ポン、ポンと勝つところはディンヒル産駒と似る。仕上がり早く2歳から走り、その勢いのままクラシックへ突入する。他馬はほっといて自分の競馬に徹してこそ結果が出る。
No.〔20〕の牝系は、2歳戦から走れて仕上がりは早いが、古馬になりもう一皮向ける成長力を有す牝系。人気では詰めが甘く、脇役にての好走が多い牝系でもある。小回りコースは得意だが底力はなく、近年は苦戦傾向にある。分枝記号なしは、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。
tipmonaとは?