レパードS2021予想
レパードS 『前傾』の流れでも前につける馬を。

軍神マルス
08期 予想歴23年

◎ルコルセール
  15着/2人気

○メイショウムラクモ1着/1人
▲ホッコーハナミチ9着/4人
△オセアダイナスティ6着/3人


★傾向分析★
2016年 タイム 1’50”6 (良) 1FAve=12.29 3FAve=36.87
テン35.6-中盤37.7-上がり37.3 『前傾・中弛み』
1着グレンツェント・・・ネオユニヴァース×Kingmambo=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔25〕 4-4
2着ケイティブレイブ・・・アドマイヤマックス×サクラローレル=サンデーサイレンス×レッドゴッド 〔1-s〕 1-1
3着レガーロ・・・Bernardini×Lemon Drop Kid=エーピーインディ×キングマンボ 〔8-h〕 9-7

2017年 タイム 1’52”9 (良) 1FAve=12.54 3FAve=37.63
テン36.1-中盤38.4-上がり38.4 『前傾・中弛み』
1着ローズプリンスダム・・・ロージズインメイ×シンボリクリスエス=ヘイロー×ロベルト 〔10-a〕 5-7
2着サルサディオーネ・・・ゴールドアリュール×リンドシェイバー=サンデーサイレンス×レイズアネイティヴ 〔17-b〕 1-1
3着エピカリス・・・ゴールドアリュール×カーネギー=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔9-e〕 5-4

2018年 タイム 1’52”0 (良) 1FAve=12.44 3FAve=37.33
テン36.6-中盤37.6-上がり37.8 『前傾』
1着グリム・・・ゼンノロブロイ×サクラバクシンオー=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔17-b〕 1-1
2着ヒラボクラターシュ・・・キンシャサノキセキ×ワイルドラッシュ=サンデーサイレンス×二アークティック 〔4-r〕 6-5
3着ビッグスモーキー・・・キングカメハメハ×Smoke Glacken=キングマンボ×ミスプロ 〔1-s〕 3-3

2019年 タイム 1’51”3 (良) 1FAve=12.36 3FAve=37.10
テン34.6-中盤38.1-上がり38.6 『前傾・中弛み』
1着ハヤヤッコ・・・キングカメハメハ×クロフネ=キングマンボ×ヴァイスリージェント 〔2-w〕 11-9
2着デルマルーヴル・・・パイロ×コマンズ=エーピーインディ×ダンチヒ 〔13〕 3-2
3着トイガー・・・へニーヒューズ×フォーティナイナー=ストームバード×フォーティナイナー 〔4-m〕 7-9

2020年 タイム 1’49”2 (不良) 1FAve=12.13 3FAve=36.40
テン35.7-中盤36.9-上がり36.6 『前傾・中弛み』
1着ケンシンコウ・・・パイロ×クリプティックラスカル=エーピーインディ×ミスプロ 〔14-f〕 1-1
2着ミヤジコクオウ・・・ヴィクトワールピサ×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔4-m〕 7-6
3着ブランクチェック・・・パイロ×コロナドズクエスト=エーピーインディ×フォーティナイナー 〔1-l〕 4-4

 流れは18年が『前傾』、16年・17年・19年・20年は『前傾・中弛み』、過去5年で共通しているのは『前傾』の流れ。展開的には逃げ・先行に厳しいはずの流れだが、好走馬は先行し押し切るようなタイプの好走が多く、ダート特有の厳しい流れを前で踏ん張れるタイプが向いていると考える。

 血統の傾向は、ダートの上位種牡馬のフジキセキ、ワイルドラッシュ、シンボリクリスエス、ネオユニヴァース、キングカメハメハなどが好走。ヴァイスリージェント系(=クロフネやフレンチデピュティなど)が好走し、相性は良い。ダートの上位種牡馬はそのまま評価してよいと考える。その上で、芝GⅠ好走馬も輩出している種牡馬も好走しやすいと考える。これは新潟ダートコースが、スピード適性を要求されやすいコースということが原因と考える。

 ステップの傾向は、ジャパンDD上位馬(=大井D2000m)も多数好走していて、実績はそのまま評価できると考える。

★予想★
レパードSのポイントは、
①『前傾』の流れが基本。それでも前につけた馬の好走が多く、4コーナー5番手以内の馬の好走が多い。ダート適性がやはり問われるものと考える。
②ヴァイスリージェント系、エーピーインディ系には注目。前走好走しているなら特注。
③ジャパンDD組は中央ダートで底を見せていない馬。ただし古馬混合1000万条件戦好走歴やダート重賞好走歴があるなら割り引く必要はなし。
④古馬混合1000万条件戦好走馬(=特にD1800m)は要注目。D1800m好走実績及び左回りDコース好走実績の高い馬をより評価すべし。
⑤No.〔4〕の牝系は特注。

◎ルコルセール・・・ロードカナロア×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔9-h〕
 前走渡島特別1着(=函館D1700m)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(1-0-0-0)。
 ロードカナロア産駒はキングマンボ系で、スピードと仕上がりの早さを有している。意外と短距離では勝ち馬は出ず、芝1600mで好調。ストームキャット系も内包しているため、高速タイムやハイペースも苦にしない。ダイワメジャー産駒のように、スピード持続型とスロー瞬発型の見分けが馬券のカギを握りそうで、得意とするペース、得意とする上がりを個々の馬で見つけたい。ダートも走り、脚抜きのいい馬場はプラス。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
 No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号hは、揉まれ弱く、基本的には広いコースがベストで、器用さには欠けるが、広いコースでの持久戦は得意。小回りコースの場合は外枠か先行策が必須。

◯メイショウムラクモ・・・ネオユニヴァース×キングヘイロー=サンデーサイレンス×リファール 〔3-l〕
 前走いわき特別1着(=福島D1700m)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(3-1-1-1)。
 ネオユニヴァース産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、中山芝コースなど小回りコースでの好走が多く、短い直線をぐいっと抜けてくる器用さが武器。また内枠で我慢できるのも、ネオユニヴァース産駒の強み。上がりの速いキレ味勝負より、平均ペースに乗って短い直線でぐいっと出る競馬に抜群の適性を有す。また鋭い瞬発力を繰り出すタイプには能力の高い馬が多い。また産駒はパワータイプの馬も多く、ダート中距離で好走も多い。芝馬は最初から能力の高さを見せるが、旬は短く、ゆっくりクラスを上がって強くなるのはダート中距離型。母父キングヘイローはリファール系で、嵌れば大物喰いも出来るが、いつ嵌るかあてにならない展開次第の大穴血統。旬の時期は格上げでも狙い、旬を過ぎた実績馬は深追いしないのがポイント。気合をつけて前々で勝負するか、後方一気に懸けるか、自分の型に徹すると高い能力を示し、逆に人気を背負って中途半端に脚を溜めると勝ちきれない。勝率や連対率が高いのは、福島・札幌・函館の芝で、小回りの方が届く差し馬も多い。ハイペースに強い反面、緩急があると勝負どころの反応が鈍かったり、馬群の外しか回れなかったり、展開に左右されるため安定感はないが、このツボの狭さが大穴の多さを生んでいる。また叩き良化型で、休み明けは不振。詰まったレース間隔で調子を上げる。
 No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号lは、クラシックで特注の記号で、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて、成長力も豊富。

▲ホッコーハナミチ・・・ホッコータルマエ×タニノギムレット=キングマンボ×ロベルト 〔15-a〕
 前走インディアトロフィー1着(=小倉D1700m)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(3-1-1-1)。
 ホッコータルマエ産駒はキングマンボ系で、キングカメハメハの後継種牡馬はだいたい、産駒も現役時代の成績通りに出ることが多く、ダートの中距離を主戦場に、たまに芝で走れる産駒が出る。スピード母系の牝馬との配合なら、芝でもマークが必要。あとは距離が延びて台頭する牡馬の本格ダート馬を期待。母父スペシャルウィークはスタミナ型サンデーサイレンス系で、長い末脚を使い、嵌った時の強さは破壊力十分で、カミソリというよりはナタの切れ味。その分、小回りコースでの取りこぼしやスピード競馬での不安定さがある。一方で2歳戦に強い早熟性も有するが、古馬での成長力は豊富。
 No.〔15〕の牝系は、活躍馬が少なく、未だはっきりとした傾向は少ないので今後の分析が必要な牝系。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く好走可能と考える。また父親よりもスケールが小さくなる傾向。

△オセアダイナスティ・・・オルフェーヴル×メジロライアン=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔1-b〕
 前走湯浜特別1着(=函館D1700m)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(1-0-0-0)。
 オルフェーヴル産駒はサンデーサイレンス系で、ステイゴールド産駒よりもより長めの中長距離向きで、やや奥手な印象。なのでまだ特徴が少ないので、ステイゴールドの特性を参考に、ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。母父メジロライアンはノーザンテースト系で、12秒前後のラップが続く平均ペースの芝1600~2000mに適性を示すスピード持続血統。道悪やタフな馬場も得意とする反面、スローの決め手勝負は苦手。スタミナも備えている。
 No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。


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