シルクロードS2022予想
シルクロードS スプリンターズS出走馬を上位に。

軍神マルス
08期 予想歴24年

◎カレンモエ
  7着/1人気

○メイケイエール1着/2人
▲ジャンダルム13着/5人
△ビアンフェ9着/6人


★予想★
2017年 タイム 1’07”8 (良) 1FAve=11.30 3FAve=33.90
テン33.9-上がり33.9 『一貫』
1着ダンスディレクター・・・アルデバランⅡ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔11-c〕 10-9
2着セイウンコウセイ・・・アドマイヤムーン×Capote=フォーティナイナー×ボールドルーラー 〔2-f〕 3-3
3着セカンドテーブル・・・トワイニング×サンデーサイレンス=フォーティナイナー×サンデーサイレンス 〔13-b〕 3-3

2018年 タイム 1’08”3 (良) 1FAve=11.38 3FAve=34.15
テン34.0-上がり34.3 『一貫』
1着ファインニードル・・・アドマイヤムーン×Mark of Esteem=フォーティナイナー×ネヴァーベンド 〔10-c〕 3-2
2着セイウンコウセイ・・・アドマイヤムーン×Capote=フォーティナイナー×ボールドルーラー 〔2-f〕 1-1
3着フミノムーン・・・アドマイヤムーン×Thunder Gulch=フォーティナイナー×ミスプロ 〔19〕 15-13

2019年 タイム 1’08”3 (良) 1FAve=11.38 3FAve=34.15
テン33.3-上がり35.0 『前傾』
1着ダノンスマッシュ・・・ロードカナロア×スピニングワイルドキャット=キングマンボ×ストームバード 〔4-r〕 5-5
2着エスティタート・・・ドリームジャーニー×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔11-d〕 14-9
3着ティーハーフ・・・ストーミングホーム×Green Desert=ミスプロ×ダンチヒ 〔6-a〕 16-15

2020年 タイム 1’09”0 (良) 1FAve=11.50 3FAve=34.50
テン33.9-上がり35.1 『前傾』
1着アウィルアウェイ・・・ジャスタウェイ×キングカメハメハ=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔3-l〕 13-12
2着エイティーンガール・・・ヨハネスブルグ×アグネスタキオン=ストームバード×サンデーサイレンス 〔8-g〕 16-16
3着ナランフレグ・・・ゴールドアリュール×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔1-b〕 18-18

2021年 タイム 1’08”3 (良) 1FAve=11.38 3FAve=34.15 →中京芝1200mで施行
テン33.7-上がり34.6 『前傾』
1着シヴァージ・・・First Samurai×Indian Charlie=ストームバード×グレイソヴリン 〔13-e〕 10-9
2着ライトオンキュー・・・Shamardal×Raven's Pass=ストームバード×ミスプロ 〔23-b〕 5-4
3着ラウダシオン・・・リアルインパクト×Songandaprayer=ディープインパクト×ミスプロ 〔8-d〕 4-4

 流れは、17年・18年が『一貫』、19年・20年・21年は『前傾』の流れ。過去5年の流れの傾向から、比較的『一貫』の流れになりやすく、テンはやや速めになると思われる。好走馬の位置取りは、先行・差しにて展開する馬が有利な傾向があり、差しが好走しやすく上がり重視で考えてよいと思います。

 血統の傾向は、フジキセキ産駒やマンハッタンカフェ産駒が好走していて、マイルGⅠ好走のサンデーサイレンス系なら向いている思います。この場合差し馬が好走しやすい傾向。
近年このレースで好走が多いのは、大系統ネイティヴダンサー系(=ミスプロ系、レイズアネイティヴ系、ネイティヴダンサー系、フォーティナイナー系)。特にフォーティナイナー系のアドマイヤムーン産駒が18年1着〜3着独占など、要注目。
 大系統ノーザンダンサー系(=ダンチヒ系、ストームバード系)ならば先行馬が良い傾向。
 また芝1200m重賞ながら、サクラバクシンオー産駒は以前は不振な傾向にあったが、近年では好走馬も増え、以前ほど割り引く必要はなくなったように思います。

 ステップの傾向は、前走淀短距離S(=京都芝1200m)好走馬が走りやすい傾向(=06年3着アイルラヴァゲイン、07年2着タマモホットプレイ、08年1着ファイングレイン・3着ステキシンスケクン、12年2着エーシンダックマン、13年3着メイショウデイム、14年2着レディオブオペラ、15年1着アンバルブライベン、16年2着ローレルベローチェ、17年2着セイウンコウセイ・3着セカンドテーブル、19年3着ティーハーフなど)。
 近年の好走馬の多いステップは、前走阪神Cからのステップ馬。着順が悪くても好走する馬が多いので(=阪神C→シルクロードS:07年8着→3着ビーナスライン、09年13着→2着ソルジャーズソング、10年5着→2着ショウナンカザン、11年16着→2着アーバニティ、16年2着→1着・17年4着→1着ダンスディレクターなど)、穴で期待できるステップ。
 また前走京阪杯からのステップ馬も、好走が多く0.5秒差以内の馬が期待できる(=京阪杯→シルクロードS:10年8着→1着アルティマトゥーレ、10年4着→3着シンボリグラン、11年3着→3着モルトグランデ、12年1着→1着ロードカナロア、18年7着→2着セイウンコウセイ、19年1着→1着ダノンスマッシュなど)。

 内枠の馬の好走も多いのも近年のポイントです。

★予想★
シルクロードSのポイントは、
①どんな流れでも差しが好走しやすく、上がり重視で考えること。逃げての好走もあるが、やはり上がり重視とみるべし。
②マイルGⅠ実績のある血統の好走が多い(=フジキセキ、マンハッタンカフェ、キングカメハメハなど)。
③サクラバクシンオー産駒は苦戦しやすく、人気でも過信禁物。
④京都芝1200m実績も重要。
⑤前走京阪杯好走馬は、0.5秒差以内ならこのレースでも好走しやすく軸には最適。前々走に京阪杯出走馬なら、0.5秒差以内に好走している場合も注意は必要。
⑥穴なら阪神Cからのステップ馬。
⑦淀短距離S好走馬も好走しやすい。
⑧内枠有利。

今年も京都芝1200mではなく中京芝1200mとコースが違うため、例年の傾向とは異なると思うため、2021年の結果を参考にして予想したいと思います。

◎カレンモエ・・・ロードカナロア×クロフネ=キングマンボ×ヴァイスリージェント 〔13-c〕
 前走セントウルS5着(=中京芝1200m:0.4秒差)。中京芝コースは(1-0-0-1)、芝1200m戦は(4-4-2-2)。
 ロードカナロア産駒はキングマンボ系で、スピードと仕上がりの早さを有している。意外と短距離では勝ち馬は出ず、芝1600mで好調。ストームキャット系も内包しているため、高速タイムやハイペースも苦にしない。ダイワメジャー産駒のように、スピード持続型とスロー瞬発型の見分けが馬券のカギを握りそうで、得意とするペース、得意とする上がりを個々の馬で見つけたい。ダートも走り、脚抜きのいい馬場はプラス。母父クロフネはヴァイスリージェント系で、鮮度と勢いが好走に非常に重要なポイントとなる。芝もダートも走れる兼用型だが、同系のフレンチデピュティと比べるとややパワー型で、持久力も豊富。勢いがある時には連勝も多く、上昇馬はクラスの壁を突き抜けて短期間にまとめて稼ぐ特性を持つ。“ダートから芝に転じて急上昇”や“詰めの甘かったマイラーが地力先行勝負で本格化”という成長パターンを示す。充実期は連勝が多く、積極的に狙える。重不良の成績も抜群で、“雨のダートのクロフネ”には要注意。
 No.〔13〕の牝系は、クラスの壁をキャリアを積みながら超えていくタイプが多い牝系。叩き良化型でもある。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。

◯メイケイエール・・・ミッキーアイル×ハービンジャー=ディープインパクト×ダンチヒ 〔2-w〕
 前走スプリンターズS4着(=中山芝1200m:0.7秒差)。中京芝コースは初で、芝1200m戦は(2-0-0-2)。
 ミッキーアイル産駒はディープインパクト系で、父譲りのスピード能力の高さを武器に、レースにおけるスイッチの入り方も速く、母父Rock of Gibraltarの影響もあってかスプリント能力にも長けている。母父ハービンジャーはダンチヒ系で、得意コースに特徴が出ていて、洋芝の札幌芝1800m、内回り急坂の中山芝2000mや阪神芝2000mと、欧州血統らしく切れ味勝負になりにくい舞台が並ぶ。上がり33〜34秒台の鋭い脚を使う馬も珍しくないため、凡庸な欧州ジリ脚血統とは違う様子。スローの新馬をあっさり勝ち上がった後、格上げ戦のペースアップや距離短縮に適応出来ず、不発に終わる馬も多数。1番人気では、芝1800m以上なら抜群に安定するが、1600m以下なら危ない。前半ゆっくりなら大丈夫、前半速いと危ないという言い方も可能。距離延長は歓迎で、多分ベストはスローの長距離。
 No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号wは、典型的なローカル巧者が多いが、中央なら固く時計の速い馬場での好走が多い。

▲ジャンダルム・・・Kitten's Joy×Sunday Silence=サドラーズウェルズ×サンデーサイレンス 〔22-d〕
 前走スプリンターズS11着(=中山芝1200m:1.0秒差)。中京芝コースは(0-0-0-2)、芝1200戦は(1-0-0-3)。
 Kitten's Joyはサドラーズウェルズ系で、距離への柔軟性もあり、欧州系サドラーズウェルズ系とは“毛色”が違うところを見せている。日本の競馬の適応力も高い。使われながら成長し、本格化は3歳以降。高齢になっても力の衰えは少ない。基本は中距離とし、マイルから2400mまでを守備範囲とする。母父Sunday Silenceはサンデーサイレンス系で、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
 No.〔22〕の牝系は、タフでスピードとスタミナに優れた牝系。消耗戦を前々にて踏ん張るタイプが多く、ペースが上がる締まった流れに向く。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。

△ビアンフェ・・・キズナ×サクラバクシンオー=ディープインパクト×プリンスリーギフト 〔4-m〕
 前走スプリンターズS7着(=中山芝1200m:0.8秒差)。中京芝コースは(0-0-0-2)、芝1200m戦は(4-1-1-3)。
 キズナ産駒はディープインパクト系で、牝馬は芝1600m、牡馬は芝2000mの勝ち鞍が多く、パワー型血統の兆候がでている産駒が多い。レース間隔は詰めた時に好走が多く、間隔を詰めてガラッと一変するのはキズナの母父ストームキャットの影響が出ているものと思われる。間隔をあけて好走する馬もいるので、産駒の変わり身を狙うなら「叩き2戦目」が買いになる。母父サクラバクシンオーはプリンスリーギフト系で、テンのダッシュ力に優れ、スピードという意味合いではピカイチの種牡馬。休み明けから好走可能で、使い詰めるとパフォーマンスが低下する鮮度重視の特性がある。持ち時計には限界があり、各馬の能力を示す指標にもなる。中4週~8週のローテーションが良く、それより短くても長くても成績が落ちる。レース間隔1~2ヶ月がホットスポット。
 No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳時はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始め、秋シーズン以降は成長力も豊富で本格化する。分枝記号mは、勝ち上がり率は高いが、能力の壁にぶつかると乗り越えることが少ないタイプ。よく言えば自分の持てる力を全て吐き出すが、相手がそれ以上だとあっさり負けてしまうタイプ。ただし弱い相手には滅法強いタイプ。 ただし自身が強ければとことん強い可能性は十分(=テイエムオペラオーやカワカミプリンセスなどが分子記号mで、連続好走中の上昇期は逆らうのは痛い目をみることが多い)。


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