中山記念2022予想

夏影
14期 予想歴39年

◎ウインイクシード
  5着/6人気

○ヒュミドール6着/5人
▲ダノンザキッド7着/1人
△ソッサスブレイ13着/16人


微妙な時期に行なわれ、イマイチ頭数の揃わずシラケたレースなりがちな重賞だが、今年はメンバーが揃った。

まず登録メンバーを見て気になったのは、パンサラッサ、コントラチェック、トーラスジェミニの3頭逃げ馬の存在。
コントラチェックのスタートセンスは現役トップレベル。
パンサラッサは、意地でもハナを主張してくるタイプ。
トーラスジェミニは2番枠を引いた。
スタートで消極的になれば包まれる心配が出てくる、開幕週馬場で後手を踏むとなれば致命的だ。
追っつけ気味に前に出してくる公算も高い。
そうなると、テンからかなり縺れた先行争いになる事が考えられる。
そう考えると、昨年が良い参考レースになりそうだ。

昨年は、バビット、ウインイクシード、トーセンスーリヤと3頭が後続を引き離す展開で、前半46.3→後半47.1の前傾ラップとなった競馬。
ウインイクシードは3着に頑張ったが、トーセンスーリヤは5着、バビットは殿負け屈している。
このレースの結果に着目したい点は1〜2着馬の血統で、1着馬のヒシイグアス、2着馬のケイデンスコール共に、ハーツクライの血を保有しているところである。
トニービンの血は、時計の出る中長距離戦でオーバーペースになると強さを発揮しやすい。

◎ウインイクシード

父マンハッタンカフェ、母シアトルスルー系

「差し→先行」位置取りショック。

昨年は結果差し有利の競馬となった中良く頑張っている、ここ最近のベストレースで適性を感じる。
前走はマイル質、その前はスローの上がり勝負と、非根幹距離適性の強いこの馬の体力が生かされない環境が続いていたが、精神的な前向きさは出ている。
位置取りショックで、「苦→楽」的精神的アシストあり、物理的にもこの馬寄りにシフトしてくるので、パフォーマンスアップに期待してみたい。

△ヒュミドール

父オルフェーヴル、母フォルティノ系

昨年の日経賞の内容を評価。
前残りの競馬だったが、差し競馬で4着と健闘。
2走前の京都大賞典はマイナス体重で体力が落ちていたタイミング。
距離延長に加え先行策と、体力負荷の増す競馬で体力切れを起こした格好。
馬体がキープ出来ていたなら好走出来ただろう。
力量はかなりある。
母父の影響強そうで、基本的には時計の掛かる馬場向きだろう。
体力生かす競馬が得意なジョッキーを鞍上に迎え。

△ダノンザキッド

父ジャスタウェイ、母デインヒル系

「56→55kg」斤量増、「差し→先行」位置取りショック。

父はハーツクライ産駒で、基本的にペースが激しくなる競馬は得意なクチだが…
奥手指向の強い父を持ちながら、早い時期から走り過ぎた感強く、それ故に硬さが出てきた感があるのが気に掛かる。
前走はマイルだったから対応出来たが、中距離に戻って半信半疑な部分はある。
ヴェロックスも、クラッシックで頑張り過ぎて古馬になって硬くなってしまった。
開幕馬場と非根幹距離レースという事でマイルCSくらいのパフォーマンスは出せると判断したが、多頭数の2000㍍ならもっと評価を落とした。
血統はベストだが…

△ソッサスブレイ

父コンデュイット、母サンデーサイレンス系

前走は先行した3頭がそのまま最下の3つの着順を占めた。
1番人気のオーソクレースが、早め抜け出しで勝ちにいったところ体力切れを起こしたように、体力を生かす競馬をした馬には不利な物理条件だった。
馬場が軽くなり、「苦→楽」的要素高く、巻き返しがあると考える。


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