08期 予想歴15年
◎スマートギア
7着/7人気
○セイウンワンダー4着/4人
▲スーパーホーネット9着/2人
×キャプテントゥーレ
×トライアンフマーチ
脚質の不安定さ故になかなか重賞に手が届かないスマートギア。それでも、アルゼンチン共和国杯を除けば距離や展開に関係なく末脚は非常に堅実。あとはその追込がいかに鮮やかにハマるかハマらないか。
その点で、追込には定評のある(追込以外だと………)池添Jへの手替りはとても好感触。また、京都金杯の後は放牧を挟んで調整してきたが、寒い時期に無理をしなかったのが却って良い方向に出そうな雰囲気も。京都金杯の2着も、昨年からの使い詰めを考慮すればあれがベストパフォーマンスではなかったはず。むしろ体力を回復してきた鉄砲にこそ妙味あり。
皐月賞3着、菊花賞3着と3歳以降はオールラウンダーな活躍を続けているセイウンワンダーは、遡ればそのルーツはマイル戦にたどり着く。ただ、それは2歳当時の話で、距離適性も広過ぎることから悪く言えば器用貧乏なきらいもある。古馬のマイル戦ではもしかすると多少忙しいかもしれない。それでも、有馬記念や菊花賞が適距離とも思えず、皐月賞や神戸新聞杯では高速決着にもキッチリ対応。マイル戦に速い持ち時計はないが、1分32秒台でも走れるだけの下地がある。
スーパーホーネットは昨年のマイラーズCでは後にGⅠ馬となったカンパニーを撃破。後進には目立った強敵も少なく、高齢馬だが好敵手の多かった世代の生き残りとなることで、自ずとこの馬に頂点がもたらされるケースは、カンパニーを見ている限り決してなくもない話。フェブラリーSの大敗も煙幕で、能力が完全に1枚上手で楽勝まではあるかもしれないが。
消し評価は以下の2頭。キャプテントゥーレは58キロを度外視しても切れ味勝負になりやすい阪神マイル戦は不向きか。距離適性もマイラーと言われながら実際は皐月賞勝ち馬で、マイルCSでは人気で馬券対象から外れた。それも、スピードはマイラーのそれでもマイラーらしい鋭い脚には欠くからこそ2000Mの勝ち鞍が4勝中2勝、というのが何よりの証拠だろう。
ダービー卿CTで人気を裏切ったトライアンフマーチも、求めれば巻き返してもおかしくはなさそうなものだが、阪急杯で好位から伸びあぐねた内容からも、敗因をトリッキーな中山とスローペースだけに求める訳にはできない。少なくともキャピタルSや東京新聞杯当時の勢いはない様子。上半期は全休するくらいの仕切り直しが案外必要なのか。
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