08期 予想歴24年
◎ナムラクレア
2着/1人気
○サブライムアンセム1着/2人
▲マイシンフォニー4着/3人
△スリーパーダ10着/8人
★傾向分析★
2017年 タイム 1’21”0 (良) 1FAve=11.57 3FAve=34.71
テン33.5-12.0-上がり35.5 『前傾』
1着カラクレナイ・・・ローエングリン×アグネスタキオン=サドラーズウェルズ×サンデーサイレンス 〔10-a〕 17-14
2着レーヌミノル・・・ダイワメジャー×タイキシャトル=サンデーサイレンス×ヘイロー 〔2-c〕 9-6
3着ゴールドケープ・・・ワークフォース×デュランダル=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔1-m〕 18-18
2018年 タイム 1’21”5 (良) 1FAve=11.64 3FAve=34.93
テン33.7-11.7-上がり36.1 『前傾』
1着リバティハイツ・・・キングカメハメハ×Dubawi=キングマンボ×ミスプロ 〔1-s〕 6-7
2着アンコールプリュ・・・ディープインパクト×ウイニングチケット=ディープインパクト×グレイソヴリン 〔3-l〕 16-12
3着デルニエオール・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔8-c〕 6-5
2019年 タイム 1’22”0 (稍重) 1FAve=11.71 3FAve=35.14
テン34.9-11.9-上がり35.2 『一貫』
1着ノーワン・・・ハーツクライ×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔1-l〕 10-10
1着プールヴィル・・・Le Havre×Kendargent=レッドゴッド×グレイソヴリン 〔2-f〕 7-6
3着ジュランビル・・・キンシャサノキセキ×Deputy Minister=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔7〕 3-3
2020年 タイム 1’21”0 (稍重) 1FAve=11.57 3FAve=34.71
テン33.4-11.6-上がり36.0 『前傾』
1着エーポス・・・ジャスタウェイ×Smart Strike=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔11-a〕 10-10
2着ヤマカツマーメイド・・・ロードカナロア×グラスワンダー=キングマンボ×ロベルト 〔2〕 5-3
3着ナイントゥファイブ・・・スクリーンヒーロー×Blu Air Force=ロベルト×ロベルト 〔8-i〕 2-2
2021年 タイム 1’20”7 (良) 1FAve=11.53 3FAve=34.59
テン33.7-11.5-上がり35.5 『前傾』
1着シゲルピンクルビー・・・モーリス×High Chaparral=ロベルト×サドラーズウェルズ 〔8-f〕 6-7
2着ヨカヨカ・・・スクワートルスクワート×Danehill Dancer=ミスプロ×ダンチヒ 〔11〕 5-4
3着ミニーアイル・・・ミッキーアイル×Petionville=ディープインパクト×ミスプロ 〔8-c〕 15-15
流れは『前傾』が基本形。
『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
逃げには厳しく、先行・差しが好走多く、追込はやや届かないというような傾向あり。
4コーナー5番手以内の先行馬と10番手前後の差し馬というような組み合わせが多い。
血統の傾向は、サンデーサイレンス系の好走が多く(母父サンデーサイレンス含む)、スピード持続型血統(=ダンチヒ系、ノーザンテースト系、プリンスリーギフト系など)との配合が好走している傾向。
また『前傾』のダート型の流れに近いことから、ミスプロ系も好走多し。ダート実績馬も好走が多いです。
牝系の傾向は、No.〔1〕〔2〕〔4〕〔7〕〔9〕が複数好走馬を出しています。
その中でもNo.〔1〕や〔2〕の牝系は完成度が高く、この時期では成長力でアドバンテージがあるため好走しやすいのではないか?と考えます。
ステップの傾向は、ミスプロ系が父か母父の阪神JF好走馬(=03年2着ヤマカツリリー、05年3着ラインクラフト、07年2着アストンマーチャン、12年1着アイムユアーズなど)は崩れず、好走の中心。軸には最適と考えます。
前走ダートの若菜賞(=京都D1400m)勝ち馬が好走(=07年2着アマノチェリーラン、08年2着ベストオブミー)。ダート実績が重要な証明と考えます。ただし近年は、前走ダート組は好走馬は少ないです。しかしダート好走実績がある馬は侮れず注意は必要(=13年3着ティズトレメンダス、14年2着ニホンピロアンバーなど)。
またエルフィンS組は、好走馬も大敗馬も好走していますが、特にサンデーサイレンス系なら要注意と考えます(=05年2着デアリングハート・3着エアメサイア、06年3着エイシンアモーレ、07年3着ハギノルチェーレ、08年1着マイネレーツェル・3着レジネッタ、09年2着アイアムカミノマゴ、20年1着エーポスなど。非サンデーサイレンス系の好走は、04年2着マルターズヒート、10年1着サウンドバリアー)。
★予想★
フィリーズRのポイントは、
①『前傾』が基本の流れ。展開的に追込が有利なのだが、追込はやや届かずが多いので、ヒモ扱いにすべし。
②4コーナー5番手以内の先行馬と10番手前後の差し馬の組み合わせが多い。
③ダート好走実績のある馬もよく好走するので、要注目。
④キングマンボ系、グレイソヴリン系、大系統ノーザンダンサー系など欧州型の要素もポイント。
⑤ミスプロ系を父か母父に持つ阪神JF好走馬は特注。先週のチューリップ賞で阪神JF好走馬が好走していれば、信頼性は高く軸にすべし。
⑥ファンタジーS好走馬も好走しやすく、オープン実績(=芝1400m)も評価すべし。
⑦距離延長馬は軽視。圧倒的に距離短縮馬の好走が多い傾向がある。
◎ナムラクレア・・・ミッキーアイル×Storm Cat=ディープインパクト×ストームバード 〔2-d〕
前走阪神JF5着(=阪神芝1600m:0.5秒差)。阪神芝コースは(0-1-0-1)、芝1400m戦は(0-1-0-0)。
ミッキーアイル産駒はディープインパクト系で、父譲りのスピード能力の高さを武器に、レースにおけるスイッチの入り方も速く、母父Rock of Gibraltarの影響もあってかスプリント能力にも長けている。母父Storm Catはストームバード系で、斬れよりも全体のスピードに優れ、ハイペースに強いが、揉まれる競馬は苦手。大一番よりも前哨戦が向くタイプ。またストームバード系の特性として、勝負強さや底力には欠ける点と勢いがなくなるとスランプに陥る点には注意が必要。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
◯サブライムアンセム・・・ロードカナロア×シンボリクリスエス=キングマンボ×ロベルト 〔4-d〕
前走未勝利戦1着(=中京芝1600m)。阪神芝コースは(0-2-0-0)、芝1400m戦は(0-3-0-0)。
ロードカナロア産駒はキングマンボ系で、スピードと仕上がりの早さを有している。意外と短距離では勝ち馬は出ず、芝1600mで好調。ストームキャット系も内包しているため、高速タイムやハイペースも苦にしない。ダイワメジャー産駒のように、スピード持続型とスロー瞬発型の見分けが馬券のカギを握りそうで、得意とするペース、得意とする上がりを個々の馬で見つけたい。ダートも走り、脚抜きのいい馬場はプラス。母父シンボリクリスエスはロベルト系で、本格化前までは詰め甘で、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮するが、意外にあっさり強敵相手に凡走する淡泊さも持ち合わせている。2歳~3歳春の時期のロベルト系は全般的に詰め甘なことが多いが、クラシック春シーズンを終えると本格化を始める。またロベルト系は緩い流れよりも、ペースの締まる流れで底力を問われると好走しやすくなる特性もある。特にレコード決着など時計が速くなる厳しい流れで覚醒する。叩き良化型でさらに上昇中はロベルト系の好走ポイント。
No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳時はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始める。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
▲マイシンフォニー・・・ディープインパクト×Salt Lake=ディープインパクト×ヴァイスリージェント 〔4-r〕
前走未勝利戦1着(=阪神芝1800m)。阪神芝コースは(1-0-0-0)、芝1400m戦は初。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Salt Lakeはヴァイスリージェント系で仕上がりが早く、2~3歳の時期なら重賞でも勝負になる。ヴァイスリージェント系は距離に融通性があり、勢いがある時は連勝する。
No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳時はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始め、秋シーズン以降は成長力も豊富で本格化する。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプ。様々な経験が活きやすいタイプでもある。
△スリーパーダ・・・ミッキーアイル×Singspiel=ディープインパクト×サドラーズウェルズ 〔6-e〕
前走ファンタジーS7着(=阪神芝1400m:1.2秒差)。阪神芝コースは(0-0-0-1)、芝1400m戦は(0-0-0-1)
ミッキーアイル産駒はディープインパクト系で、父譲りのスピード能力の高さを武器に、レースにおけるスイッチの入り方も速く、母父Rock of Gibraltarの影響もあってかスプリント能力にも長けている。母父Singspielはサドラーズウェルズ系で、芝1600mを中心に好走が多く、1400~1800mで重賞も好走しているが、中距離以上でも侮れない。淀みなく流れ、底力の問われる展開でこそ真価を発揮し、成長力も豊富で、条件戦よりも重賞で勝負してこその血統。もたもたしていた馬に安定感が出てきたら本格化の兆しで、いきなり重賞挑戦でも勝負になる。
No.〔6〕の牝系は、直線の長いコース向きで、ハイペースの消耗戦に強い牝系。厳冬期や真夏などシーズンオフに強い特性をもつ。成長能力は早い時期から走るのだが、詰め甘にて人気を背負うと脆い傾向がある。3歳クラシックでは脇役の方が良い仕事をし、古馬になり本格化する。分枝記号eは、気性が荒く、平均ペース以上での雪崩れ込みが得意で、上がりのかかる消耗的な流れに強い特性がある。また重馬場やダートなど時計のかかる馬場に強いが、一旦調子を崩すと復活が難しく、調子のピークが短い。
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