14期 予想歴39年
◎ロータスランド
2着/5人気
○レシステンシア6着/1人
▲レイハリア17着/10人
△キルロード3着/17人
×サリオス
天気予報によると、土曜日に35㍉前後の降雨があるらしい。
日付が変わる頃には天気は回復し、日中の気温は20℃まで上昇、風も4㍍前後と比較的強くなる事から、意外と馬場の回復は早くなりそうだ。
稍重想定で話を進めてみたい。
ここ2年実は重馬場で行なわれており、今年の競馬を占う上で良い尺度となりそうだ。
2021年 勝ち時計1.09.2 上がり35.1
1着 ダノンスマッシュ
父ロードカナロア、母父ハードスパン
2着 レシステンシア
父ダイワメジャー、母父リザードアイランド
3着インディチャンプ
ステイゴールド、母父キングカメハメハ
5着 モズスーパーフレア(上がり35.4)
2020年は曰く付きのレース、「本来だったらこうであっただろう…」と思われる着順に補正してみた。
2020年(補正) 勝ち時計1.08.6 上がり34.4
1着 ダイアトニック
父ロードカナロア、母父サンデーサイレンス
2着 クリノガウディー
父スクリーンヒーロー、母父ディアブロ
3着 モズスーパーフレア(上がり34.5)
父スパイツタウン、
ビロングトゥミー
おそらく2020年の馬場は、アメリカ血統短距離型と主流血統短距離型のせめぎ合いになるような馬場状態だったと考えられる。
そして、2021年の馬場は前年よりも更に悪化した状態。
その状態では、アメリカ血統短距離型の先行馬だと体力切れを起こす事をモズスーパーフレアのパフォーマンスから感じられる。
今年は2020年の馬場よりも回復すると考えるならば、前残りしやすい事が想像出来るし、モズスーパーフレアのように激ペースで飛ばす逃げ馬の存在もない。
そんな理由から、アメリカ色の強い先行馬が残る馬場状態にヤマを張ってみたい。
前残りなら、大外枠の人気馬を疑ってみても良い。
◎ロータスランド
父ポイントオブエントリー、母父スキャットダディ
「1400→1200㍍」距離短縮、「初距離」。
米国産馬の非サンデー系で、完璧な非主流色。
スプリントレースに向いた血統背景を持つ。
母父スキャットダディは、日本以上にスピードが問われる南米チリで大ブレイクした種牡馬。
2019年の勝馬ミスターメロディを輩出。
1200㍍未経験馬だが、距離適性は事前予想で述べた通り。
2歳秋のもみじSで、最後の直線走路入口で見せた加速力が驚異的だった。
もし1ハロン短いレースだったらラウダシオンに勝てた内容で、むしろ1200㍍がベストだと考える。
マイル以上の距離を走り切るだけの体力を保有している上に、距離短縮の体力補完もある。
流石に終いでパッタリ…という事はないだろうと考える。
ちょうど真ん中枠に入り、馬場の悪いところを走らされる事もなければ、スタート直後のコースロスもほとんど受けにくい。
この舞台で、この馬の本質がベールを脱ぐ事になるだろう。
○レシステンシア
父ダイワメジャー、母父リザードアイランド
「前走海外遠征」、「差し→先行」位置取りショック。
前走の海外遠征でフレッシュさを得た形。
脚質に幅が出てきており、ペースやステップによって位置取りを変えやすくなったのはプラス。
▲レイハリア
父ロードカナロア、母父マンハッタンカフェ
「多頭数内枠」、「生涯初のG1挑戦」
前走は人気を大きく裏切る形になったが、休み明けでの6kg減。
おまけに、差し馬向きのレースだった事もこの馬には不運だった。
4連勝でかなり疲労を蓄積させてしまい、体力がかなり落ちていたはずだ。
疲労を抜くのに時間を費やし、体力増強が間に合わなかったのだろう。
このレースの結果だけで見限るのは早計過ぎる。
流石にこの1走でストレス疲労を残す事は無いはずで、この殿負けから更に3か月で立て直しを図り、今度こそ間違いなく体力充填が出来たはず。
おそらくは、プラス体重で出走してくる事になるだろう。
巻き返しに期待してみたい。
馬体の小さな馬だが、ダート1200㍍をハイペースで逃げて勝つような馬。
前向きさとパワーはかなり高いだろう。
△キルロード
父ロードカナロア、母父サクラバクシンオー
「生涯初のG1挑戦」
実はスプリントG1に縁のある血が凝縮された血統背景を持つ。
父ロードカナロアはこのレースの勝馬で、産駒のダノンスマッシュもこのレースの覇者。
母父サクラバクシンオーはスプリンターズSを連覇した馬で、ショウナンカンプやビッグアーサーを輩出。
超スピード色強く、ウォーニングと共に日本最速スプリント戦であるアイビスSDに強い血でもある。
母母父シーキングザゴールドは、スプリンターズSの覇者マイネルラヴを輩出。
更に、母母母父はダンチヒ系でスプリント向けの加速力を強化。
父母母母はインリアリティ系の超スピード色。
能力は別として、血統だけなら言うならこの馬がナンバーワンスプリンターだ。
前残りの競馬なら、着があってもおかしくない。
✕サリオス
パワーだけなら申し分ないものの、ハーツクライ産駒に忙しい競馬はどんなものか?と…
そもそもが、スピード不足を補うようなステップを好む産駒が多い。
ドウデュースのように母系にスピード色が補完されていれば、ある程度ペース激化ステップに適応出来るが、この馬の血統背景でいきなりの1200㍍は厳しい。
このレース凡走後、ペース鈍化ステップとなる次走の方が断然面白い。
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