天皇賞(春)2010予想
近年稀にみる底力勝負へ

サニーのすけ
08期 予想歴14年

◎トウカイトリック
  9着/6人気

○ジャミール7着/3人
▲フォゲッタブル6着/1人
×エアシェイディ
×ジャガーメイル


そろそろ印変えますね。

土曜日の競馬をみて時計はやはり速い。このレースも当然まくりが発生してくるはずで決着タイムが速くなるでしょう。持ち時計も多少気にしないといけなくなりました。

それから圧倒的に内の先行有利の馬場で、3歳500万の1200mで1分7秒台、古馬1000万で1分44秒台が出る高速馬場をメインの前に披露しつつ、11Rでは先行総崩れのまくり差しで藤田のディオメデス。そのレースも3歳500万の1800mで1分47秒台なら上々。

このようにあまりに前が有利と思わせる高速馬場だと、前に行って粘り込む馬も色気が出る。ついでにBコースは先週のムーニーバレーRCをみてわかるように、下り坂を利用したスパートがより生きやすい。

前走の内容と騎手替わりがないトウカイトリックが下り坂でまくるのは確定的。ましてや土曜の11Rでディオメデスで勝った藤田ならいい練習ができている。あとは馬が動いてくれるかどうかだけ。


ジャミールは秋の阪神1800mを好時計で勝っているので時計が速くなっても問題がないこと、まくれること、良くも悪くも相手なりなこと、いかにも長距離向きの血統だということ。斤量以外は特にケチはつけなくても良さそうで。

フォゲッタブルは◎から下げました。
まくり勝負だと思うので枠が内過ぎて嫌だし、激しい競馬は有馬記念ぐらいでそれ以外はそんなに圧倒的に強い!って思わせるものではないし、力勝負では最後に負けるみたいなのが想像できる。人気ほどの信頼は置けないことは御承知の通りで。


ということで
◎トウカイトリック
○ジャミール
▲フォゲッタブル
△メイショウベルーガ
△トーセンクラウン
△ナムラクレセント

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いま自分で書いた分を読み直したら、タイトルと本文が合ってないのですよね。1回閉じてしまったから書いたつもりでいたのかも。

要はこういうこと。

G1馬がマイネルキッツ1頭だけでメンバーが手薄なのは皆さん御承知のこと。去年もそのように言われていたんですけど、今年はトウカイトリックが超ロングスパートで阪神大賞典を勝っていて再び同じ騎手が乗るということで、全体的にスパートが早目になること間違いありません。
ということでトウカイトリックは上位に取りたいし、トウカイトリックが来る流れで好走した馬を買おうという魂胆です。

近年の長距離G1はスローの瞬発力勝負になるケースが多くて、長距離適性を問われているとは思えないんですね。

ロングスパートが予想される今回は根比べになることが予想されるので長距離戦での戦績を素直に評価したいということです。

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途中まで書いていたのに窓を閉じてしまって書き直し(泣)1000文字以上書いていたのに・・う~む・・・

去年マイネルキッツを◎にして当てさせてもらいましたが、あれは枠の恩恵が大きかった。今年は去年以上とも言われる低レベルの混戦メンバーで更なる接戦になることが予想されます。今回も内を起用に立ち回れる馬を買えば・・・なんてつまらない予想はしない。菊花賞もスリーロールスが内で立ち回っての勝利で、このパターンはもうみんなわかり始めているのだから。
だからあえて枠が出る前に予想をしてしまおう。



本命はフォゲッタブル。
データ派には格好の叩かれ役に徹してくれました。何せ1番人気に押されたG1未勝利馬は勝てないというデータと、ダイヤモンドSからの出走馬は来ないというデータがありますから。
少し前まではこのデータを利用してバッサリ消してやろうと思ったのですが、いろいろ考慮した結果本命にまで押し上げる馬になってしまいましたとさ。


まず悪いデータを覆そう。

・1番人気に押されたG1未勝利馬は来ない
来たのはタマモクロスだけらしい。来なかったのは須田鷹雄(スダホーク)、スルーオダイナ、エアダブリン。
フォゲッタブルがタマモクロス級と言うつもりはないが、メンバーを考えると超G1級など居やしない。こんなデータは打ち壊せる。


・ダイヤモンドSからの出走
エアダブリンがこの過程で負けているらしい。フォゲッタブルはエアダブリン級なのか。両馬ともステイヤーズSとダイヤモンドSを勝利しているし似てるんですよね。
エアダブリンが負けた時に勝ったのはライスシャワーだったのね。十分勝つに値する馬がいたわけじゃないですか。今年はどうでしょう。超G1級など居やしない。こんなデータは打ち壊せる。
エアダブリンが間隔をあけたときに頓挫があったとかはしりませんけど、フォゲッタブルは頓挫があったわけじゃないし。
何しろフォゲッタブルはステイヤーズSで勝った後に中2週であの激しくなった有馬記念で4着。その後の疲労が残っていたであろうダイヤモンドSであの圧勝。ダイヤモンドSも調整が上手く出来ていたと思うし、かえって阪神大賞典を使うよりも間隔をあけても仕上げられる馬だと思うんですよね。

あとは内田だ。岩田もかわいそうだな。岩田に乗り替わったことは散々叩かれたのに、内田の場合はそういう声が全然聞こえてこないじゃないか。まぁでもオウケンブルースリだと思って乗ってくれればそうは負けないだろう。


あとは○トウカイトリックをものさしにして考えたい。
今年の充実ぶりは目を見張るものがあるトウカイトリック。勝った万葉Sは京都の下り坂を存分に生かしたロングスパート。阪神大賞典は2コーナー過ぎから追い通しという無尽蔵のスタミナで差し切り勝ち。ダイヤモンドSこそ5着だが府中の長い直線をしぶとく伸びていたし、鞍上が前をさばけていれば2着はあった。
しかしこのハンパないスタミナの塊でも勝てないレースがある。それはステイヤーズS。ステイヤーズSというのは距離が長すぎて他の馬が構えちゃうもんで、結局瞬発力比べになってしまうし、開幕週なんで圧倒的に内の先行馬が有利なんですよね。トウカイトリックはエンジンのかかりが遅いから中山がそもそも向かないし、先行できる馬じゃないから勝てないんですよ。2着はあるけど大きく離された2着だからね。
結局何が言いたいかというと、今年は例年言われる以上の低レベルのレースだからどの馬も勝ちにいくわけですよね。他をけん制するとかそういうことが皆無なんですよ。ということは坂の下りからのスパート比べになるわけですね。
展開的にはホクトスルタンが逃げるんでしょうけど、この馬は長く休んでからいいところがないから無視していいでしょう。マックイーンの仔だから天皇賞を勝ってほしい気持ちはわかりますが。


ロングスパート勝負をできる馬ということで、トウカイトリックが好走したレースで好走している馬を買うべきと考える。
当然阪神大賞典の上位馬は買わなければならないわけですね。ただ注意しないといけないのは阪神から京都に替わることと斤量。

・トウカイトリック 
阪神→京都 下り坂利用◎ コース実績○
57→58 △

・ジャミール
阪神→京都 下り坂利用○ 
56→58 ×
安定感   ◎

・メイショウベルーガ
阪神→京都 下り坂利用○ コース実績◎
56→56 ◎
池添→福永 ロングスパートが似合わない 勝負強さマイナス


さてここで本命のフォゲッタブルがロングスパートができるのかということ。
有馬記念は先行争いが激しくなったこともさることながら、ブエナビスタが前づけしたため全体が早目に動く形になった。その中を後ろから外を回って早仕掛け。それでマイネルキッツを完封しているので十分対応できる判断。
ダイヤモンドSもよく我慢してハンデ差を克服していた。長い直線をビュンと伸びたというよりはダラダラ(いい意味で)伸びていた印象でむしろ向く。


▲ジャミール
長距離の安定性は成績をみても明らか。阪神大賞典は負けて強の内容だった。迎春Sでのロングスパートはこの天皇賞のためのレースだったんじゃないかと思わせる内容だった。


△メイショウベルーガ
もはやタフな女を超えて何でもやる女になってしまっている感がある。ドリームジャーニーの回避で池添はかわいそうだが、今さら福永に息子を乗せたいから降りてくれなんて言えないんだよな。
前走は勝負どころで一瞬鈍かったのが気がかりですが、4賞をあげている京都で下り坂を生かせば十分やるでしょう。
牝馬の天皇賞春はまったく想像がつきませんが、この馬を牝馬と思う必要はないでしょう。なにせタフだもの。


他では△トーセンクラウンでしょうか。距離はどうかわかりませんが、どのレースもしぶとく伸びます。ロングスパート勝負でもそのしぶとさで乗り切る可能性がないとは思いません。

あと内枠条件で△ナムラクレセント。
この馬は血の割に切れるので、ロングスパートの勝負にまともに挑んでしまってはいらない気がするが、内で我慢して直線で一瞬の脚を生かせれば浮上できると思う。



フォゲッタブルに有馬記念で全然及ばなかったマイネルキッツは軽視。
去年の勝ち以降正攻法では勝てないことはいっそう明らかになる形で、前走の日経賞でも内を上手くさばいて差してきたというただ器用な馬という印象は去年と変わらない。去年と違うことは人気があるということだけ。人気ほどの信頼はない。
蓄膿症の心配はないとかどういうことなの?公表する必要あるのかねぇ?意図がわからない。
再度内枠を引いて上手く乗っての好走か、他がズブズブになって残るいう好走しか見えてこない。


消し エアシェイディ
後藤の腹を決めた遅れた仕掛けでこそ生きる馬で、勝ちに行ってしまいそうな地方騎手が乗るようでは全く味が生きない。遠征実績が薄い。距離も疑問。

消し ジャガーメイル
重賞では荷が重い。ウイリアムズね。もう少し日本の競馬を勉強しないといきなり長距離レースでこないでしょ。


そしてこの消しの2頭は関東馬。マイネルキッツも関東馬だが1週前に栗東入り。しかしこの消しの2頭は直前輸送なんですよね。アパパネが早目栗東入厩で結果を出しているこの時代にわざわざ直前輸送をする時点で本気度が伝わってこない上に、世の中はゴールデンウイークですよ?わざわざそんな中輸送するんですね。たぶん競馬界に埋もれてしまって世の中のこと知らないんですよ。続投することが自分の政治家としての使命だと思っている小沢一郎氏みたいなものですよね。



まとめると
◎フォゲッタブル
○トウカイトリック
▲ジャミール
△メイショウベルーガ
△トーセンクラウン
△ナムラクレセント

×エアシェイディ
×ジャガーメイル


tipmonaとは?

天皇賞(春)2010回顧
縦長で馬券終了 不利がなくても終了

サニーのすけ
08期 予想歴14年

次走狙い:ジャガーメイル
次走危険:マイネルキッツ


まずはマイネルキッツ。今回はまくりが発生すると展開を読んでいたこと、外枠を引いてしまったことを考慮して買えない馬だと思ったのですが、松岡が思い切って行ったこととミッキーペトラが割と行ったこと、後ろが思った以上にゆっくり行ったことが誤算。

松岡にとっては正直シメシメと思ったに違いないし、去年のようにあとは早目に行って粘り通すだけだと思ったでしょうね。負けたのは上手くなだめたジャガーメイル。さすがに切れ味では及びません。去年と今年の日経賞、去年と今回の天皇賞はどれも松岡の腕。
去年の天皇賞後から言ってるけど、キッツがステイヤーなんじゃなくて他がダメだっただけ。切れ味勝負では明らかに見劣り。あとのG1はすべて用なしは明らかなんだけど、秋はメルボルンCですってね。英断ですよ。どうせ中距離G1や有馬みたいに全馬勝負に出てくるレースでは厳しいのだから。


ジャガーメイルはウイリアムズが上手くなだめた。土曜日の騎乗ぶりから全く馬場読みができてなかったのでちょっとバカにしてしまいました。とりあえず芝は前に行かないと厳しいと判断したんでしょうね。
馬自身ようやく重賞初勝利。勝つことを忘れてしまったのではないかというレースぶりからようやく目覚めた感がある。キッツとは逆に中距離の切れ味勝負でも悪い気はしないし、あとはようやくいい馬がいい馬らしい結果を出してきている調教師次第。


メイショウドンタクはよく頑張りました。京都がいいのか距離がいいのか。思えば皐月賞の本命馬でした。喜んでいいのかな?賞金的にはどこにも行きづらいんですよね。何とも難しくなりました。


ナムラクレセントもよく頑張っていますが、うるさい気性は相変わらず。そういう馬だとわかってはいても何だかなぁ・・・。みんなあれで嫌ってくれればいいけどそうもいかんもんなぁ。これも菊花賞で◎にした馬で・・・喜んでいいのかな?


ジャミール、メイショウベルーガ、エアシェイディ、トウカイトリックは皆さん不利が痛かったと言ってますが不利がなくても3着まででしょう。それ以前にまくって行かないとダメでしょう。何やってんだかね。


アンカツ談
「行くと勝ちきれないので一発狙いで後ろから。」

狙いに行ってもいいけど勝ちに行ってはいないよね。よくわかりません。

坂の下りで溜息が出たレースだった。


tipmonaとは?

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