レパードS2022予想
深いダートに適性を示すタイプが面白い

夏影
14期 予想歴39年

◎ヘラルドバローズ
  9着/4人気

○ホウオウルーレット5着/3人
▲ライラボンド7着/15人
×ハピ


かつては、トランセンド、ホッコータルマエ、インカンテーションといった名馬を輩出したレースだったが、ここ最近はトーンダウン。
そこで、過去5年の勝馬のその後の勝鞍を見てみたい。

・ローズプリンスダム

 ラジオ日本賞  中山ダ1800㍍ リステッド 良

・グリム

 白山大賞典   金沢ダ2100㍍ G3    良
 名古屋大賞典  名古ダ1900㍍ G3    稍
 マーキュリーC 盛岡ダ2000㍍ G3    良
 白山大賞典   金沢ダ2100㍍ G3    良

・ハヤヤッコ

 ブラジルC   東京ダ2100㍍ リステッド 良
 スレイプニルS 東京ダ2100㍍ リステッド 重
 函館記念    函館芝2000㍍ G3    重

・ケンシンコウ

 ジュライS   福島ダ1700㍍ リステッド 良

・メイショウムラクモ

 (勝鞍なし)

特徴的なのは、2000㍍以上の勝鞍の多さと、公営ダートや洋芝の重馬場といったパワーとスタミナが問われる条件が目立っている事。
スピードが問われるフェブラリーSやチャンピオンズCとは異なった指向のレースなのだろう。

先行、差しといった戦法による有利不利は感じないが、いろいろ注文はある。

しかし、ほとんどの馬が格上げステップとなり、ライバルの力量が強化される。
先行馬の場合、これまでのレースで「ゴシゴシ手綱を扱いてやっと」というタイプでは厳しい。

新潟ダートはコーナーがキツく且つスパイラル、更に短い直線距離を差し切らなければならない。
「ジワジワとした加速」では厳しい。

プラス、踏ん張り切る為のスタミナが欲しい。
そんな理由から、こんな馬をピックアップしてみた。

◎ヘラルドバローズ

父シニスターミニスター、母父アーチ

生涯初の重賞挑戦。

前々走重馬場のマイルで3番手に付けて好走した内容、前走自己条件で楽に2番手を奪って勝っているように、スタートの加速力を評価。
アメリカ色一色の血統背景も父は中距離向き、母はロベルト系✕ヌレイエフ系。
パワーと体力を重視した血統背景から適性を感じる。

○ホウオウルーレット

父ロージズインメイ、母父ゴールドアリュール

生涯初の重賞挑戦、「2勝→G3」格上げ、多頭数。

前走4角で一気に加速し、直線でまとめて差し切った内容を評価。
ロージズインメイ産駒は、過去にローズプリンスダムが、直線凄まじい加速を見せつけて勝利している。
半兄は言わずと知れたオメガパフュームで、深いダートでは最強のパフォーマンスを見せる。
適性の高さは間違いのないところ。

▲ライラボンド

父キズナ、母父アドマイヤドン

生涯初の重賞挑戦、「1400→1800㍍」距離延長。

前走スプリントレースを差し切った内容を評価。
スタートか追っつけ通しだったように、芝スタートのスプリント戦では追走に苦労。
反応の鋭さではなく、前が止まって差し切れた内容で体力面でのアドバンテージで勝てた内容。
400㍍の距離延長で競馬が楽になるだろうと考える。
キズナ産駒の大型馬、母父もパワー体力豊富なタイプで交流G1の鬼だった。
パワーと体力豊富そうで、この条件で大化けしてもおかしくない。

✕ハピ

クラスが上がる度に位置取りを下げて行く傾向を見る限り、パワーや体力面で足りないと考える。
大井外回りの長い直線で差し切れないあたりを考えても、加速力の悪さが見て取れる。
古馬混合重賞ともなると、スタートダッシュ力と体力の問われ方が更ににシビアになり全く通用しなくなる。
ダート路線での出世は非常に厳しいので、今後は芝中長距離路線への路線変更を考慮に入れて欲しい。


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