キーンランドC2022予想
短距離では超マイナーな血、サドラーズウェルズを攻める

夏影
14期 予想歴39年

◎ビリーバー
  14着/13人気

○シゲルピンクルビー8着/10人
▲ジェネラーレウーノ15着/15人
△ジュビリーヘッド7着/3人
×トウシンマカオ
×メイショウミモザ


注目すべき血はサンデーサイレンス系と、サドラーズウェルズの血。
サンデー系の血の保有馬は、日本のサラブレッドの大半を占めた存在だが、サドラーズウェルズの保有馬というのは、特に日本のスプリンターの中では稀有な存在とも言えよう。
しかしそんな稀有な存在が、札幌1200㍍で活躍しているのも事実。

下記は過去5年に馬券に絡んだサンデーサイレンス系及びサドラーズウェルズ系の血の保有馬。
やはり、時計の掛かる洋芝だという事が要因なのだろう。
ここ5年は2ハロン目を境にラップが垂れていく傾向にあり、最後は凌ぎ合いに持ち込まれる傾向が強いようだ。

2021年
1着 レイハリア(母父マンハッタンカフェ)
2着 エイティーンガール(母父アグネスタキオン)

2020年
1着 エイティーンガール(母父アグネスタキオン)
3着 ディメンシオン(父ディープインパクト、母父モンジュー)

2019年
2着 タワーオブロンドン(母母父サドラーズウェルズ)
3着 リナーテ(父ステイゴールド)

2018年
1着 ナックビーナス(父ダイワメジャー)
3着 ペイシャフェリシタ(父ハーツクライ、母母母父サドラーズウェルズ)

2017年
1着 エポワス(母父サンデーサイレンス)
2着 ソルヴェイグ(父ダイワメジャー)
3着 ナックビーナス(父ダイワメジャー)

更に先週の芝札幌1200㍍の結果はというと…

日曜 手稲山特別(2勝クラス)
1着 モンファボリ(父フランケル)
2着 スリーパーダ(父ミッキーアイル、母父シングスピール)
3着 メイショウエニシア(父リアルインパクト)

土曜 平場3歳未勝利
1着 バーニーフォールズ(母父サドラーズウェルズ)
2着 シナモンロール(母父ダンスインザダーク)
3着 ミッキーチャレンジ(父ジャスタウェイ)

◎ビリーバー

父モンテロッソ、母父ネオユニヴァース

多頭数内枠、レース間隔詰める。

父母サドラーズウェルズ系、母サンデーサイレンス系。

集中力高く厳しい状況を克服しようとする意思が強いタイプなので、凌ぎ合いに強い。
そんな事もあり、この馬の勝ちパターンは0.1秒差以内の接戦となりやすい。
前走の激走はノーショックによる鮮やかな差し切りで、ひと叩きによる調子上昇が大きな要因、反動は少ないと考える。
1年半ほどスランプがあったが前走のレースは凄味あり、充実感すら感じた。
休み明け2戦とまだ蓄積疲労も少ないタイミングで、気持ちも集中出来ている。
ここは通過点、次走は秋のG1に駒を進めて欲しい。

◯シゲルピンクルルビー

父モーリス、母父ハイシャパラル

「先行→差し」位置取りショック。

母サドラーズウェルズ系、父父母サンデーサイレンス系。

前走はハイペースを3番手追走した分最後脚色が鈍るという内容で、着順は10着も2着との差は0.2秒、しぶとさは見せた。
レース後、陣営から「脚が矯められなかった」というコメントあり。
今回は、位置取りを下げる事が十分考えられる。
フィリーズレビュー時のようなラップが垂れる流れなら。

▲ジェネラーレウーノ

父スクリーンヒーロー、母父ロックオブジブラルタル

生涯初のスプリント戦、「2000→1200㍍」距離短縮、「先行→差し」位置取りショック。

デビューから5戦ほど2000㍍を使われ、皐月賞を3着と好走。
常にメンバーが強化されるステップで高いパフォーマンスを示してきた。
つまりが、相手強化やペース激化で高いパフォーマンスを維持出来るタイプ。
しかし、「2000→2400㍍」距離延長のダービー、「2200→3000㍍」距離延長の菊花賞で惨敗を喫した。
つまりが、気持ちが前向き過ぎてペースが緩むレースでは矯めが利かないタイプだという事。
息の入る競馬を苦手としている感が強いので、息の入らない競馬なら逆に面白いという事である。
ゲートの出は素晴らしいし前向きさがあるので、スタートから手綱を扱いてやればスプリントの流れにも対応出来ると考える。
血統的には、母はスピード色が強くスプリントに対応出来る下地がある。
キングヘイローのように、「実はスピード馬だった」というオチがあってもおかしくない。
そもそもが、皐月賞で先行して3着に粘り切るような馬。
凌ぎ合いの競馬になれば、この馬の底力が存分に発揮される事が十分に考えられる。

△ジュビリーヘッド

父ロードカナロア、母父ディープインパクト。

集中力高く凌ぎ合いに強いたいも、1年以上休養無く使われ疲労蓄積の心配あり。
レース間隔は開いたが、果たして…。

✕トウシンマカオ

サンデーとサドラーズの血を馬だが、物理的には合わないタイプ。
これまでの好走パターンから、道中はスローで息が入り、レースの後半にラップが跳ね上がってワンアクセントがつくようなレースを得意としている感あり。
例年の流れでは物理的に向かない感強く。

✕メイショウミモザ

スローの阪神牝馬Sで化けたように、本来は十分息が入れられる競馬向き。


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >