14期 予想歴39年
◎ピンハイ
9着/6人気
○ローザノワール13着/15人
▲マジカルラグーン18着/8人
△ウインマイティー16着/7人
×スタニングローズ
×ジェラルディーナ
(過去の傾向から)
過去6年5頭の勝馬を見てみると面白い事に気付く。
実は、3歳牝馬G1やヴィクトリアマイルの勝馬が勝てないレースなのである。
しかしながら、牡馬混合G1で連対する馬が半数以上存在しているから面白い。
以前にも、マリアライトが宝塚記念、ダイワスカーレットが有馬記念、スイープトウショウも宝塚記念を制しているように、牡馬混合戦に強い牝馬を輩出している。
何が言いたいかといえば、このレースは非根幹距離G1らしく「牡馬的要素が問われるレース」なのだ。
牡馬的要素…つまりが体力面が問われレースという事である。
体力が問われる故、体力ストック量が非常に重要に関わってくる。
勝馬は全て、休み明け〜叩き2走で、クイーンズリング以外前走負けている。
つまりが、「前哨戦で消耗していない」ところがミソなのだ。
下記は、過去6年の馬の、牝馬三冠レース及びヴィクトリアマイルでの成績、牡馬混合G1の勝鞍の有無、このレースに向けての直近のローテーションを記したものである。
アカイイト
牝馬限定G1
(未出走)
直近
(休養)
府中牝馬S 7着
ラッキーライラック
牝馬限定G1
桜花賞 2着
オークス 3着
秋華賞 9着
ヴィクトリア 4着
牡馬混合G1勝鞍
大阪杯
直近(2020年)
(休養)
直近(2019年)
(休養)
府中牝馬S 3着
リスグラシュー
牝馬限定G1
桜花賞 2着
オークス 5着
秋華賞 2着
ヴィクトリア 2着
牡馬混合G1勝鞍
宝塚記念、有馬記念
直近
(休養)
府中牝馬S 2着
モズカッチャン
牝馬限定G1
オークス 2着
秋華賞 3着
直近
(休養)
ローズS 7着
秋華賞 3着
クイーンズリング
牝馬限定G1
桜花賞 4着
オークス 9着
秋華賞 2着
ヴィクトリア 6着が最高
牡馬混合G1勝鞍
(有馬記念2着)
直近
(休養)
府中牝馬S 1着
狙いのポイントは…
・他の牝馬限定G1で一歩足りない競馬をしていた馬。
…力があるが、適性が合わなかった可能性。
・休み明けか、叩き2走まで。前走凡走が理想。
…十分な体力ストック量。
逆に切りのポイントは…
その年の秋華賞勝馬。
夏場に重賞レースを使い休養を入れていない馬。
…体力ストック量に問題あり。
(馬場読み)
日曜の朝から雨が降り始め、昼過ぎに止む予想となっている。
20㍉ほどの降雨なので、おそらくは稍重程度の悪化となりそう。
問題は降水量と止むタイミングだろう。
馬場の内側が若干荒れ出しているような気もするが、午前中で雨が止むようなら、内側の方が早く乾く。
重馬場まで悪化すると、直線でバラける展開になりやすいので、揉まれ弱いタイプにもチャンスは出てくる。
◎ピンハイ
父ミッキーアイル、母父ジャングルポケット
(有効オプション)
「3勝→G1」格上げ、多頭数内枠、生涯初の古馬混合G1。
(解説)
桜花賞5着、オークス4着。
春シーズンは体力ストック面で深刻だった中、非常に良く頑張った。
夏の休養でしっかり立て直し、減っていた馬体がすっかり戻った。
前走セカンドクラスを叩き台に選んだ事を高く評価。
本番前のレースは、極力負担を軽くするのがセオリー。
春は主流路線に乗せてしまったが、前走異色のレースを交えた事でフレッシュさを得たのも良いだろう。
血統面では、父ミッキーアイルは短距離志向の強いヨーロピアン血統で非主流色が強い。
母父は凱旋門賞馬のトニービン。
勝鞍2勝が1400と1800メートルであるように、非根幹距離の適性は高い。
☆ローザノワール
父マンハッタンカフェ、母父オーサムアゲイン
(有効オプション)
「1800→2200㍍」距離延長。
(解説)
ヴィクトリアマイル4着。
典型的なマンハッタンカフェ産駒で、勝鞍は全て非根幹距離レース。
非根幹距離巧者でありながら、苦手なはずのマイルG1を4着に好走するあたり、かなり能力の高いはず。
夏場一度使ったものの、2か月半レース間隔を開けてひと叩き、15着凡走後でダメージ皆無のタイミング。
体力ストックは、しっかり有るはずだ。
血統面では、父は非根幹距離の鬼。
母父はダート向けのパワー色、母母はサドラーズウェルズ産駒のアイルランド産馬で、阪神2200㍍に合いそうな血統背景を持つ。
本命と同格の評価を与えたい。
☆マジカルラグーン
父ガリレオ、母父ラグナス
(有効オプション)
生涯初の来日競馬、「2400→2200㍍」距離短縮、
「57→54kg」斤量減、重馬場。
(解説)
良馬場なら軽視とも思ったが、馬場悪化ならこの馬が浮上してくる。
パワーやスタミナ寄りに馬場がシフトし、道悪によって馬群がバラけるようなら器用さも問われにくくなる。
運がこの馬に味方しているような感も。
生涯初の海外遠征でフレッシュさを感じるタイミング。
且つ、「距離短縮」+「斤量減」と最も体力補完の恩恵を受けるのは実はこの馬だったりする。
この馬も甲乙付け難い。
△ウインマイティー
父ゴールドシップ、母父カコイシーズ
(有効オプション)
「2400→2200㍍」距離短縮
(解説)
オークス3着。
この馬も重馬場で浮上しそうなタイプ。
馬場悪化で体力消費の大きな馬場になれば、距離短縮の恩恵は大きくなる。
父から、上がりの掛かる競馬も向くはずだ。
今年4戦中3戦は牡馬混合戦。
「リステッド→牝馬限定G3→牡馬混合G2→牝馬限定G1」と、メンバー構成が常に一変し、且つ格上げ指向が実感でき、馬に飽きを感じさせる事がない素晴らしいステップが組まれているところも評価したい。
前走軽い凡走で、消耗が少ないのも良い、2年前よりも大きな前進があっても良さそう。
▽ルビーカサブランカ
父キングカメハメハ、母父ダンスインザダーク
生涯初のG1挑戦、「差し→先行」位置取りショック(「逃げ」なら激アツ)。
愛知杯は「初重賞」でフレッシュを感じるタイミング、プラス「距離短縮」+「相手強化」+「最内枠」という "気を抜かせない環境" が揃っていたので、この時は高い自信度でこの馬に「◎」を打ったと記憶している。
ここ4戦は、同じ路線のレースを使われ勝ち切れていないように、やはりマンネリ化に対して、母父ダンスインザダークらしい素直な反応を見せている。
生涯初のG1とはいうものの牝馬限定路線の範囲で、フレッシュ感を得られるかどうかは微妙なところ。
勝鞍が全て白〜赤帽枠であるように、馬混みに入れて集中させたいタイプ。
枠順的メリットも無ければ、道悪でペースが落ち、馬群がバラけるようならマイナス要因になりえる。
唯一突破口が見出せるとすれば、スタートから極力前に出す競馬だろう。
スタートから一生懸命追って気を抜かせない競馬をさせた方が良いタイプだし、体力充填後なので極力体力を活かしたい。
ただ、鞍上にそのような発想が出来るか?…といえば、正直厳しいところ。
押さえまで。
✕スタニングローズ
レース間隔詰めての連勝、さらにレースが詰まり…負担の高いレースが続いて果たして?
✕ナミュール
反動出やすいタイプで、激走後は間隔開けないと…
✕ジェラルディーナ
夏場に休養を入れず、重賞レースを使い続けたツケが回ってくるはず。
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