天皇賞(春)2010予想

のび犬
10期 予想歴7年

◎トーセンクラウン
  18着/10人気


はじめまして、のび犬と申します。
イングランディーレの春天で競馬に興味を持ち、スズカマンボの春天で初めて馬券を買いました。そんな思い出のレースでナンデデビューしたいと思います。まだまだ予想は未熟でブレが多く、文章も読みづらく分かりづらい点が多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。

〈過去10年の傾向〉

持久力勝負にはならない。
連対馬の枠や脚質に偏りは無し。
ステップは阪神大賞典、大阪杯、日経賞が17/20で中心。
残りは大阪-ハンブルクCから2頭とダイオライト記念から1頭。
ステップで0.3以上離されて巻き返せるのは菊、春天で0.4差以内か、2500m以上の重賞で0.2以内の実績がある馬。
大阪杯からの連対馬は全てGⅠ馬。
大阪-ハンブルクCで0.4以上離された馬の巻き返しは無い。
近5年は内を突いたスズカマンボ以外は4角5番手以内だった。また、内を突いたスズカマンボ、マイネルキッツ以外はステップでも4角5番手以内だった。

血統的にはノーザンダンサー系が良い。特にサドラーズウェルズ系とリファール系が大活躍。

〈ステップレース考察〉
タイム、展開が本番に近い、直結しそうなレースは無い。
日経新春杯はタイムは優秀だが前崩れのレースで今回は参考にならない。阪神大賞典は持久力勝負だったのにタイムが遅い。低レベルだった可能性もある。大阪-ハンブルクCは超瞬発力勝負。タイムも遅く、見所なし。


〈展開予想〉
逃げ馬はミッキーペトラだけ。テン3Fを37秒台と遅い流れを作る逃げ馬。先行馬もゴールデンメインとベルウッドローツェだけで、早い流れにはなりそうもない。

〈馬場考察〉
かなりの高速馬場。内も外も伸びるフラットな状態。

〈出走馬の評価〉
カネトシソレイユ
格が足りない。

エアジパング
高速決着は厳しいのでは。

フォゲッタブル
菊では内枠からロス無くコーナリングしていた。長距離のレースでは展開不問。しかし、ダイヤモンドSからの直行は不安要素。

メイショウドンタク
前走OPで凡走しているようでは厳しい。

フィールドベアー
大阪杯からだが、GⅠ馬では無いし、距離実績も無い。厳しい。

トウカイトリック
タイムが遅い持久力勝負が得意。ズブいので器用な競馬は期待できない。

ナムラクレセント
前走は折り合いを欠き、前をカットされる振りがあり、-14㎏の馬体減。今回は調教をしっかりやって馬体も回復。菊花賞3着の実績もあり距離は問題ないだろう。しかし、折り合いに課題があるのはこのレースでは大きなマイナス。

トーセンクラウン
近2走は重馬場の中山で好走。高速馬場の京都は真逆の条件。

メインストリーム
ダイヤモンドSの末脚はなかなかのものだったが、前走OPで凡走しているようでは厳しい。

テイエムアンコール
大阪杯からだが、GⅠ馬では無いし、距離実績も無い。厳しい。

ミッキーペトラ
近2走は展開に恵まれすぎている。GⅠでは厳しい

ジャガーメイル
このメンバーでは能力上位。しかし、京都記念から直行のローテと、菊、春天を経験していない騎手が大きな不安要素。

ジャミール
安定している。京都で速い上りを使っている。充実の4歳。58㎏が不安要素。

メイショウベルーガ
京都がベストだが、持久力勝負になるとスタミナが不安、瞬発力勝負になると届かないというジレンマを抱えた馬。どんな流れになっても後方待機から直線一気の競馬になりそう。

エアシェイディ
2500mで実績があり、距離はこなせそう。問題は輸送と京都コース。

マイネルキッツ
09春天も日経賞も内を突いての勝利。去年は2番枠、今年は16番枠。人気も背負うし、簡単には内に入れないだろう。

ゴールデンメイン
京都実績無し、高速決着に不安、10歳。厳しい

ベルウッドローツェ
ダイヤモンドSは展開と斤量に恵まれた。今回は展開には恵まれそうだが、58㎏がどうか。

〈結論〉
 低レベルな混戦で、人気上位馬にも不安要素が目立ちます。ここは思い切って穴狙いでトーセンクラウンを本命にしました。

 ここ2走の競馬をどう捉えるかでこの馬の評価は変わってくると思います。普通は「重馬場巧者が馬場に恵まれた」と見るべきなのでしょうが、私は「スタミナを問われる馬場、流れになっての好走。ひょっとしたらこの馬はステイヤーなのでは?」と感じました。
 
 まず中山記念ですが、ロスの無い好騎乗と重馬場巧者であることを考慮しても、トーセンクラウンの末脚はずば抜けています。不良馬場に加えて先行馬が壊滅する厳しい流れであれだけの末脚を繰り出すのはスタミナの証明でもあるのではないでしょうか。
 
 日経賞では、今までは2000m以下を中心に使われて後方のポジションから競馬をすることが多かった馬が、スムーズに先行して、直線ではしぶとく粘っていました。タイムも馬場差を考慮すれば決して遅くはないですし、相手は09春天勝ち馬で09日経賞2着のマイネルキッツ、有馬で2年連続2着のエアシェイディ、中山巧者のネヴァブションと中山2500mで力を発揮する馬たちでしたから、これは「距離が伸びてパフォーマンスを上げた」と判断して良いのではないでしょうか。
 
 血統も07春天の勝ち馬で、08年も2着だったメイショウサムソンと同じオペラハウス×ダンシングブレーヴという配合。メイショウサムソンは大阪杯から春天で一気にパフォーマンスを上げました。この馬もパフォーマンスを上げる下地はあるということです。
 
 高速馬場への適正ですが、福島記念ではそれなりのタイムで好走していますし、京王杯SCでは33秒台の上りを繰り出していますから、高速馬場が全くダメというわけではありません。持ち時計が物足りないのは、今まで適性よりも短い距離を使っていたからだと考えることもできます。

 スローペースが予想される上、有力馬は後方から競馬をする馬なので、先行できる脚質も大きな魅力です。江田騎手には積極的な競馬をして欲しいですね。せめて4角までは夢を見させて……って、私が消極的になってはいけませんね。

 馬券は単・複を1:9の配分で。


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天皇賞(春)2010回顧

のび犬
10期 予想歴7年

次走狙い:メイショウベルーガ
次走危険:マイネルキッツ


〈レース回顧〉
 ミッキーペトラがすんなりハナ。最初の1000は早めのペースで馬群は縦長に。しかし、ペトラがペースを落とすと後続も差を詰めた。残り800からは11秒台が続くロングスパート勝負に。マイネルキッツ、メイショウドンタク、ジャガーメイルの1~3着馬は坂の頂上から下りで仕掛けていた。4C先頭のマイネルキッツが後続を引き離すが、それをジャガーメイルが上り33.7で差し切った。
 
 ジャガーメイルは京都の瞬発力勝負では強い。他のコースで持久力勝負になったときにどのようなパフォーマンスをするのかに注目。
 
 マイネルキッツは負けて強し。ただ、ステイヤーとしての強さは証明されたが、宝塚や秋の王道GⅠで活躍できるかどうかは疑問。
 
 本命のトーセンクラウンは4Cで無理矢理内に行こうとして外へ斜行しポジションを下げた。11着に入線も18着に降着。不利を受けた馬も痛かっただろうが、この馬にとっても勝負どころで痛いアクシデントだった。
 
 不利を受けた馬に関しては今回の結果は度外視。特に大外に吹っ飛ばされたカネトシソレイユと外へ弾かれ、ポジションを大きく下げたエアシェイディは競馬にならなかった。適正なレベルの得意条件では巻き返しがありそう。
 
 フォゲッタブルは出遅れとぶっつけのローテが敗因か?能力が足りなかったのか?思い返せばステイヤーズSもダイヤモンドSもかなり相手に恵まれていた。有馬記念ではドリームジャーニー、ブエナビスタに大きく離された。そもそも、古馬GⅠで勝負できる能力がなかった可能性も否定できない。
 レースの傾向として阪神大賞典、日経賞、大阪杯を使った馬が連対馬のほとんどを占めているのは、それらが本番のメンバーに近い、レベルの高いレースだからなのだろう。
 「ステップが良くない!」とジャガーメイル(京都記念)とフォゲッタブル(ダイヤモンドS)を同様に扱ってしまったのがいけなかった。ブエナビスタ、ドリームジャーニーが出走していた京都記念はどのステップレースよりもメンバーが揃っていたのだから。


〈感想〉
 馬券の方は狙いすぎて撃沈。低レベルな混戦の時こそ、シンプルに強い馬(ブエナビスタと接戦だったジャガーメイル)と適性の確かな馬(前年の覇者マイネルキッツ)を選ぶべきでした。
 本命にした馬が18着に降着というほろ苦い……いや、苦すぎるナンデデビューになってしまいました。トホホ……
 思えば、初めて馬券を買った05春天もシルクフェイマスを本命にしてシンガリ負けでした。どんだけ持ってないんだ私は(泣)

 「せめて4Cまでは夢を見させて」と予想に書いたら、とんでもない悪夢を見させてもらったわけですが、トーセンクラウンを本命にした身としては、被害馬や被害馬に重い印を打たれていた方にはなんだか申し訳ないなと思う反面、江田騎手の騎乗を強く非難することもできません。強引に内を狙った騎乗は勝利への執念の証です。もちろん、危険な騎乗は褒められたものではないですけど、期待した馬と騎手が全力で勝ちに行ってくれたことは少し嬉しかったりもします。


〈次走狙い馬〉
 次走狙い馬はメイショウベルーガです。
 次走というか、京都大賞典で期待したいですね。今回は4Cで不利もありましたが、瞬発力勝負になってしまうとこの馬の末脚は活きないと思います。かと言って、3200で持久力勝負になってしまうとスタミナに不安があり、結局、この舞台はこの馬には向いていなかったのだと考えています。
 日経新春杯のタイム、パフォーマンスはとても優秀でしたので、同じ条件の京都大賞典に出走してきて、なおかつ、持久力勝負になりそうなメンバーだったら重い印を打ちたいです。

〈次走危険馬〉
 次走危険馬はマイネルキッツです。
 先行して、4C先頭、後続を引き離すという前年の覇者に相応しい素晴らしい競馬を見せてくれたマイネルキッツですが、去年の春天がフロックでないとわかったことで、逆に次のGⅠでは買い辛くなりました。この馬は一流のステイヤーだと思いますが、それ故に、一流の中距離馬が揃う他の王道GⅠでは苦戦を強いられると考えています。宝塚記念に出走してきたら、軽視しようと思っています。


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