08期 予想歴12年
◎フォゲッタブル
6着/1人気
○ジャミール7着/3人
▲トーセンクラウン18着/10人
×マイネルキッツ
×エアシェイディ
★傾向分析★
テン5F-中盤6F(5F換算)-上がり5Fで考えています。
2004年 タイム 3'18"4 (良) 1FAve=12.40 5FAve=62.00
テン61.9-中盤75.8(5F換算63.17)-上がり60.7 『加速・中弛み』
1着イングランディーレ・・・ホワイトマズル×リアルシャダイ=リファール×ロベルト 〔4-r〕 1-1
2着ゼンノロブロイ・・・サンデーサイレンス×Mining=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔2-b〕 4-4
3着シルクフェイマス・・・マーベラスサンデー×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔5-g〕 2-2
2005年 タイム 3'16"5 (良) 1FAve=12.28 5FAve=61.41
テン62.8-中盤74.4(5F換算62.00)-上がり59.3 『加速・中弛み』
1着スズカマンボ・・・サンデーサイレンス×Kingmambo=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔7〕 10-8
2着ビッグゴールド・・・ブライアンズタイム×Mr. Prospector=ロベルト×ミスプロ 〔23-b〕 2-1
3着アイポッパー・・・サッカーボーイ×サンデーサイレンス=ファイントップ×サンデーサイレンス 〔9-b〕 9-6
2006年 タイム 3'13"4 (良) 1FAve=12.09 5FAve=60.44
テン60.3-中盤75.6(5F換算63.00)-上がり57.5 『加速・中弛み』
1着ディープインパクト・・・サンデーサイレンス×Alzao=サンデーサイレンス×リファール 〔2-f〕 4-1
2着リンカーン・・・サンデーサイレンス×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔1-l〕 4-2
3着ストラダジェム・・・サンデーサイレンス×Sadler's Wells=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔1-p〕 10-5
2007年 タイム 3'14"1 (良) 1FAve=12.13 5FAve=60.66
テン60.3-中盤74.7(5F換算62.25)-上がり59.1 『加速・中弛み』
1着メイショウサムソン・・・オペラハウス×ダンシングブレーヴ=サドラーズウェルズ×リファール 〔3-l〕 6-2
2着エリモエクスパイア・・・スキャターザゴールド×コマンダーインチーフ=ミスプロ×リファール 〔4-c〕 6-4
3着トウカイトリック・・・エルコンドルパサー×Silver Hawk=ミスプロ×ロベルト 〔5-g〕 6-10
2008年 タイム 3'15"1 (良) 1FAve=12.19 5FAve=60.97
テン61.1-中盤74.6(5F換算62.17)-上がり59.4 『加速・中弛み』
1着アドマイヤジュピタ・・・フレンチデピュティ×リアルシャダイ=ヴァイスリージェント×ロベルト 〔13-a〕 10-6
2着メイショウサムソン・・・オペラハウス×ダンシングブレーヴ=サドラーズウェルズ×リファール 〔3-l〕 6-3
3着アサクサキングス・・・ホワイトマズル×サンデーサイレンス=リファール×サンデーサイレンス 〔4-g〕 2-2
2009年 タイム 3'14"4 (良) 1FAve=12.15 5FAve=60.75
テン60.2-中盤75.2(5F換算62.67)-上がり59.0 『加速・中弛み』
1着マイネルキッツ・・・チーフベアハート×サッカーボーイ=ダンチヒ×ファイントップ 〔10-e〕 4-4
2着アルナスライン・・・アドマイヤベガ×El Gran Senor=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔9-c〕 7-4
3着ドリームジャーニー・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔8-c〕 11-7
流れは『加速』と『中弛み』の複合ラップになりやすいため、前(逃げ・先行)有利な展開。差し・追込は捲り気味に動ける馬か、ディープインパクト級でないと無理な傾向。
菊花賞と同様に長距離を走るため、基本的には内の経済コースを通る馬が有利と考える。しかし中盤が弛むのでテンから激しく行かない限りは、外枠でも無理なく先行できる馬は好走している感じ。
血統の傾向は、菊花賞連対した血統・天皇賞春連対馬をだした血統がそのまま強い傾向。しかしダンスインザダークは何故か天皇賞春には縁がない傾向。ステイヤー血統がそのまま強いということだが、ただし自身がステイヤーだと3着に落ち着くことが多く、基本は中距離も走れる(=距離適性がクラシックディスタンス向き)タイプが強い傾向にあると思います。
リファール系、ターントゥ系(サンデーサイレンス・ロベルト)、ミスプロ系が最近好走が多い傾向。ファイントップ系も好走馬は多いです。
牝系では、人気薄ならNo.〔4〕の牝系の馬が穴をあけることが多いように思います(=04年イングランディーレ、07年エリモエクスパイアなど)。
ステップの傾向は、
・大阪杯は3着内好走(=好走馬は中距離適性が高いことが証明)よりも、4着以下からの巻き返しが多いこと(=00年以降では、00年4着からテイエムオペラオーが巻き返し1着、03年7着ヒシミラクルが巻き返し1着、07年1着メイショウサムソンは連続好走、08年6着からメイショウサムソンが巻き返し2着好走・3着アサクサキングスは3着好走)。
・阪神大賞典は、好走馬がそのまま走るが2着・3着になることが多い。1着からそのまま連続好走したのは06年ディープインパクトと08年アドマイヤジュピタ。長距離を走るため、ストレスの影響を受けやすく疲れやすいのが原因と考えます。ディープインパクトが好走したのは、2着を0.6秒差をつけたことから力が抜けていたこと、アドマイヤジュピタは鮮度と勢いが好走に重要なフレンチデピュティ産駒だったことが原因と思います。
・日経賞→天皇賞春へのステップでは、前走好走馬で天皇賞春も好走した馬の共通点は、有馬記念で好走して休み明けで好走していた馬(=01年メイショウドトウ、04年ゼンノロブロイ、06年リンカーンなど)ということ。
★予想★
天皇賞春のポイントは、
①長距離重賞なので内枠の先行馬が非常に有利。4コーナー5番手以内に位置取りそうな馬。人気馬が外枠に入るようなら総崩れもありうると考えるべし。
②菊花賞・天皇賞春血統がやっぱり好走しやすい。サッカーボーイは特注。
③大阪杯好走馬は中距離適性が高いので、1着にはなりにくくヒモ受けが正解。
流れは『加速・中弛み』を想定。今回はスタミナ血統で、内枠で先行するか早めに捲って動けるタイプで、4歳・5歳馬を中心に考えました。
◎フォゲッタブル・・・ダンスインザダーク×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔8-f〕
前走ダイヤモンドS1着(=東京芝3400m)。ダンスインザダーク産駒はスタミナ系サンデーサイレンス系で、大物を輩出するしスタミナ抜群なのだが器用さに欠け、ギアが入れば迫力満点の長い末脚を使う一方で、トップギアまでに時間がかかり瞬時に反応できないという弱点を併せ持つ。菊花賞では好走が多いが、天皇賞春は不振な傾向だが京都コースが向かないわけではなく、前走で鮮やかに好走してしまうことでマークがきつくなったり器用に脚が使えない不器用さが裏目に出てしまっていると考える。本馬は今回異例のステップからの出走なので、好走可能と期待する。母父トニービンはスタミナもあり、強敵相手に好走しやすい特性や連続好走しやすい特性を持っている。重賞挑戦で相手強化はプラス要因。菊花賞・ステイヤーズS・ダイヤモンドSと長距離重賞で真価を発揮してることから、スタミナは申し分なし。内枠を活かして捲れるので早めのロングスパート勝負にでるなら堅軸と考えて期待する。
No.〔8〕の牝系は、3歳春シーズンは詰めが甘いところがあるが3歳秋から成長し古馬にて本格化し、京都コースもよく好走する。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ない。前走好走だと好走しやすい傾向がある。
○ジャミール・・・ステイゴールド×Sadler's Wells=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔3-d〕
前走阪神大賞典2着(=阪神芝3000m:0.0秒差)。ステイゴールド産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、特に母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性はステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。母父Sadler's Wellsは、芝向きの中長距離血統で、成長力に富み底力を発揮する。スタミナの問われるもがきあうような競馬なら、条件戦であろうとGⅠだろうと突き抜ける。
No.〔3〕の牝系は、3歳秋は今一つな詰め甘な成績になるのだが、古馬になり本格化して真価を発揮する。4歳春はその本格化の最中ではあるが、その成長能力は優れている。スタミナも豊富な牝系で好走に期待する。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持ち、特にトライアルレースなど前哨戦快勝→GⅠは必殺のローテーションとなる。
▲トーセンクラウン・・・オペラハウス×ダンシングブレーヴ=サドラーズウェルズ×リファール 〔3-e〕
前走日経賞3着(=中山芝2500m:0.1秒差)。オペラハウス産駒はサドラーズウェルズ系で、スタミナ豊富なステイヤー血統。瞬発力が売りではないためスローの芝2400mよりも、ハイペースの芝2000mの方が持ち味を活かせる。上がりが35秒台以上かかるなら間に合うが、34秒台になると掲示板止まりのタイプも多く、上がりに限界があり、本馬も東京→中山コース替わりでの好走が多かったタイプで、瞬発力勝負は分が悪い。長距離戦では上がりに特化したレースは少なく、その弱点がカバー出来るし、オペラハウス産駒は長距離実績も豊富で血統的な死角はない。母父ダンシングブレーヴはリファール系で、瞬発力勝負や緩急のある競馬を苦手とするが、淀みなく流れる展開になると本領発揮するタイプが多く、ここ一番に強い。オペラハウス×ダンシングブレーヴ配合はメイショウサムソンと同じで、メイショウサムソンMk-Ⅱと考えて良いと考える。長距離戦の経験は少ないが、逆にここでは鮮度が高いとプラス要因として考え期待する。
No.〔3〕の牝系は、ジャミールと同じく古馬での成長力に優れたスタミナも豊富な牝系。分枝記号eは、上がりのかかる消耗的な流れに強い特性がある。
△メイショウベルーガ・・・フレンチデピュティ×Sadler's Wells=ヴァイスリージェント×サドラーズウェルズ 〔3-d〕
前走阪神大賞典3着(=阪神芝3000m:0.0秒差)。フレンチデピュティ産駒はヴァイスリージェント系で、セカンドステージが存在する芝・ダート兼用タイプ。鮮度や勢いが好走に重要なポイントで、好走中なら馬体重がポイントになる。使い詰めると馬体重が減りやすい傾向だが、間隔をあけて使っているので大幅減でなければ好走可能と考える。ヴァイスリージェント系のセカンドステージ突入の牝馬は、牡馬混合戦でも互角以上に戦い(=サンアディユ、スリープレスナイトなど)、また今回は唯一の牝馬ということでの希少性から鮮度が活かせると考えて評価する。母父Sadler's Wellsは、成長力に富み底力を発揮する。5歳でも能力の衰えは少なく侮れない。
No.〔3〕の牝系は、古馬にて本格化する成長力のある牝系。4歳時の秋が最も充実するが、5歳前半は能力を維持して好走する。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
前走日経賞好走の1着マイネルキッツ・2着エアシェイディは、日経賞が中山コースのスペシャリストが好走しやすいリピーター重賞であることから、コース巧者として好走した分があると考え、また天皇賞春は基本的には4歳・5歳が良く好走する重賞なので、その点からも狙いを下げて考えました。
tipmonaとは?