08期 予想歴15年
◎トーセンクラウン
18着/10人気
○ジャミール7着/3人
▲メインストリーム12着/13人
×フォゲッタブル
×マイネルキッツ
GⅠ馬の出走が1頭ゆえ最初から混戦と読まれている分だけ超の付く波乱もないだろうが、一方で人気馬での決着というのもしっくり来ない。とくれば警戒したいのは昨年のマイネルキッツみたく、長距離で意外性の能力が開花するパターンしかないか。
波乱だった昨年の1着2着馬は日経賞からのステップ。今年も日経賞に注目すれば、終始外を走りながら好位で最後まで渋太かったトーセンクラウンに食指が動く。キングストレイルが大逃げを打ち、エアシェイディがマクりを打つ展開で逃げ先行馬にとっては決して楽なペースではなかった。もし、道中でうまくインに収まっていれば2着まではあった。そんなレース振りも長距離でバテないステイヤー資質のそれ。
一方で道悪とはいえ中山記念の勝ち馬で、ブレイク以前は1600M~2000Mでの活躍が目立っていた。スタミナ偏重でもなく中距離向きのスピードを備えているのは良い傾向。オペラハウスにダンシングブレーヴの肌といえば、表向きの話だがメイショウサムソンの姿も重なる。
ジャミールは出世の過程と相手なりに走る(真剣に走らない?)点が父ステイゴールドともろかぶり。未勝利戦を除くと全て馬券圏内に来ているようにまだ底という底も見せていない。経験のない58キロを懸念する向きもあるが、父が実際にその58キロをこの天皇賞でいきなり克服している。斤量面は決して致命的なネガティブファクターにはならない。
後方からの直線一気が決まるレースにはまずならないと思うが、長距離戦には適性があると確信しているメインストリームにも注目。ダイヤモンドSはフォゲッタブルへのマークなのか、位置取りを下げ過ぎた幸の明らかなミス騎乗、まともな競馬をしていれば最低でも連対できたと未だに信じている。これは大穴で。
フォゲッタブルについては「菊花賞2着」「天皇賞春におけるダンスインザダーク産駒の不振」という観点から。特に菊花賞の2着馬は菊花賞当時までにGⅠを制覇していた馬を除くと(ex.スペシャルウィーク)、古馬以降で特に天皇賞春での成績は不振で、総じてGⅠにも手が届かない傾向が目立つ。
もっとも、リンカーンとアルナスラインが連対を果たしているので絶対に馬券にならない訳ではないが、天皇賞春でGⅠ馬以外の勝ち馬が出ていないことも確か。単勝狙いは少なくともナンセンスで、ましてや1番人気馬なら評価は下げざる得ない。このジンクスを破って勝つことがあれば、それはそれで大した馬という再評価で良いでしょう。
昨年は12番人気でアッと言わせたマイネルキッツも、古馬になってから重賞初制覇がGⅠ制覇で同一GⅠを連覇というキャリアはやや無理目。何というか、ダイタクヤマトがGⅠ2つは勝てなかったみたいな話かと。
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