08期 予想歴24年
◎ノットゥルノ
8着/5人気
○テーオーケインズ4着/1人
▲ジュンライトボルト1着/3人
△シャマル5着/7人
★傾向分析★
2017年 タイム 1’50”1 (良) 1FAve=12.23 3FAve=36.70
テン36.2-中盤37.7-上がり36.2 『中弛み』
1着ゴールドドリーム・・・ゴールドアリュール×フレンチデピュティ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔5-h〕 11-11
2着テイエムジンソク・・・クロフネ×フォーティナイナー=ヴァイスリージェント×フォーティナイナー 〔6-a〕 2-2
3着コパノリッキー・・・ゴールドアリュール×ティンバーカントリー=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔1-o〕 1-1
2018年 タイム 1’50”1 (良) 1FAve=12.23 3FAve=36.70
テン37.1-中盤37.1-上がり35.9 『加速・一貫』
1着ルヴァンスレーヴ・・・シンボリクリスエス×ネオユニヴァース=ロベルト×サンデーサイレンス 〔9-f〕 3-3
2着ウェスタールンド・・・ネオユニヴァース×Marquetry=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔4-g〕 15-13
3着サンライズソア・・・シンボリクリスエス×スペシャルウィーク=ロベルト×サンデーサイレンス 〔4-r〕 5-5
2019年 タイム 1’48”5 (良) 1FAve=12.06 3FAve=36.17
テン36.6-中盤36.2-上がり35.7 『加速』
1着クリソベリル・・・ゴールドアリュール×エルコンドルパサー=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔16-a〕 4-4
2着ゴールドドリーム・・・ゴールドアリュール×フレンチデピュティ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔5-h〕 4-4
3着インティ・・・ケイムホーム×Northern Afreet=ミスプロ×ミスプロ 〔4-m〕 1-1
2020年 タイム 1’49”3 (良) 1FAve=12.14 3FAve=36.43
テン36.5-中盤35.8-上がり37.0 『裏「へ」』
1着チュウワウィザード・・・キングカメハメハ×デュランダル=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔9-f〕 5-4
2着ゴールドドリーム・・・ゴールドアリュール×フレンチデピュティ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔5-h〕 8-7
3着インティ・・・ケイムホーム×Northern Afreet=ミスプロ×ミスプロ 〔4-m〕 1-2
2021年 タイム 1’49”7 (良) 1FAve=12.19 3FAve36.57
テン36.5-中盤37.2-上がり36.0 『加速・中弛み』
1着テーオーケインズ・・・シニスターミニスター×マンハッタンカフェ=エーピーインディ×サンデーサイレンス 〔1-l〕 6-6
2着チュウワウィザード・・・キングカメハメハ×デュランダル=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔9-f〕 11-11
3着アナザートゥルース・・・アイルハヴアナザー×フジキセキ=フォーティナイナー×サンデーサイレンス 〔22-b〕 3-3
中京D1800mのコース形態は、スタンド前の直線から発走して、グルッと1周してくるコース形態。急坂の途中あたりからスタートし、坂を上った後は、向正面までほぼ平坦で、そこから緩い坂をちょっと上り、向正面半ばから4コーナーにかけて下ってくるコース。同コースで行われる東海Sの流れも参考にすると、テンは36秒台前半、中盤も締まった流れで、上りは37秒前後と『前傾』になりやすいコース形態と思われる。
『前傾』の流れだと展開的には、
『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
しかし、好走している馬は4コーナーで10番手よりも前に位置した馬が多い。追込馬は割り引く必要があると思われる。また逃げ粘った馬も少なく、逃げも割引が必要と思われ、先行・差しが中心とみるべきと考える。
血統の傾向としては、中京D1800mの種牡馬ランキング上位は、1位シンボリクリスエス、2位マンハッタンカフェ、3位クロフネ、4位スペシャルウィーク、5位キングカメハメハ、6位フジキセキ、7位アグネスタキオン、8位スズカマンボ、9位ブライアンズタイム、10位ゴールドアリュール。
スタミナが問われるコースのようで、ロベルト系やスタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い傾向。
またキングカメハメハ産駒は好走は多いが、2・3着が多い傾向。
芝でも好走の多い種牡馬が上位にランクインしていて、チャンピオンズCの好走血統も同様の傾向。ダートのパワー型だけの要素では、適性はやや異なると思われ、芝も走れるスピードも必要で、バランスの取れたタイプ向きと考える。
◎ノットゥルノ・・・ハーツクライ×Unbridled's Song=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔21-a〕
前走日本T7着(=船橋D1800m:1.6秒差)。中京Dコースは初で、D1800m戦は(2-1-0-1)。
ハーツクライ産駒はサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m~2600m、牝馬は芝1400m~2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。母父Unbridled’s Songはミスプロ系で、ダートの一流馬を出す一方で、ためると芝で斬れるのもアンブライドルド系で、また満遍なく活躍馬を輩出するわけではないが、大一番になると無類の強さを発揮するのもアンブライドルド系。先行力とためての一瞬の脚に優れ、軽いダートも強いが芝・ダート不問。短距離から中距離をこなし、3~4歳時が最も充実する。
No.〔21〕の牝系は、ダンツフレームやチアズグレイスやアローキャリーなどがいるスパルタ型の牝系。叩き良化型なので休み明けはやや割引。今回は叩いた上積みに期待。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、父親よりもスケールが小さくなる傾向。
◯テーオーケインズ・・・シニスターミニスター×マンハッタンカフェ=エーピーインディ×サンデーサイレンス 〔1-l〕
前走JBCクラシック1着(=盛岡D2000m)。中京Dコースは(3-0-1-0)、D1800m戦は(5-2-0-2)。
シニスターミニスター産駒はエーピーインディ系で、ダートが主戦場で、牝馬は短距離が中心となり、牡馬は中距離以上で好走が多く、2歳から走るが身が入るのは3歳春以降。穴は距離変更で多く、芝→ダート替わりも注意が必要。東京Dコースが得意。母父マンハッタンカフェはスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが素軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で、前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。また道悪の成績が良く、パンパンの良馬場よりも多少時計の掛かる馬場向き。丈夫さが取り柄で、詰まったローテーションや高齢馬が穴をあける。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号lは、クラシックで特注の記号で、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて、成長力も豊富。
▲ジュンライトボルト・・・キングカメハメハ×スペシャルウィーク=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔8-f〕
前走シリウスS1着(=中京D1900m)。中京Dコースは(1-0-0-0)、D1800m戦は(1-0-0-0)。
キングカメハメハ産駒はキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。母父スペシャルウィークはスタミナ型サンデーサイレンス系で、長い末脚を使い、嵌った時の強さは破壊力十分で、カミソリというよりはナタの切れ味。その分、小回りコースでの取りこぼしやスピード競馬での不安定さがある。一方で2歳戦に強い早熟性も有するが、古馬での成長力は豊富。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
△シャマル・・・スマートファルコン×アグネスデジタル=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔10-d〕
前走マイルChS3着(=盛岡D1600m:0.1秒差)。中京Dコースは(0-0-0-1)、D1800m戦は初。
スマートファルコン産駒はサンデーサイレンス系で、父ゴールドアリュール譲りのダート血統。牡馬はマイル、中距離、牝馬は短距離、1700mを主な持ち場としている。東京D1600mは得意コースとし、人気での信頼性も高いが、大半の勝ち鞍が3歳春までのもの。年齢を重ねることによって中距離指向となり、古馬は京都D1800m、阪神D2000m、東京D2100mが稼ぎ場となる。連勝は少なく、ダート馬全般に言えることだが、雑巾がけをこなしてからクラスを上げる。馬場状態は不問ながら、重、不良の連対率は良い。穴は牝馬の中山D1200m。前走で追込不発としてもひとたびペースが速くなると突っ込んでくるから怖い。母父アグネスデジタルはミスプロ系で、アグネスデジタルは現役時代に芝・ダート兼用型でマイル~中距離で強さを発揮した異能のオールラウンダー。産駒もその特性を受け継いでいるようでマイル~中距離で強さを発揮し、また軽いスピードを披露しながらすぐに差しを覚える産駒も多く、脚質の幅と学習能力の高さを有している。基本は人気馬が信頼にこたえて好走することが多く、人気薄での好走がかなり稀であり、またローテーションも間隔を詰めたときに好走が多いのも特徴。前走と同じ距離を走った時の成績が良く、変化や刺激を好まない。また各馬に得意の距離が存在する。
No.〔10〕の牝系は、スピードの持続性能に優れた牝系。短距離だとペースの弛まない淡々としたペースに向く。または長距離と距離適性は幅広いが極端。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
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