14期 予想歴40年
◎ピンハイ
8着/3人気
○ピースワンパラディ13着/12人
▲インダストリア7着/5人
△プレサージュリフト3着/6人
2022年 4番人気1着 イルーシヴパンサー(父ハーツクライ)
2021年 12番人気2着 カテドラル(父ハーツクライ、母父ロックオブジブラルタル)
3番人気3着 シャドウディーヴァ(父ハーツクライ、母父ダンシリ)
2020年 4番人気1着 プリモシーン(母父ファストネットロック)
6番人気2着 シャドウディーヴァ(父ハーツクライ、母父ダンシリ)
2019年 4番人気3着 サトノアレス(母父デインヒル)
2018年 3番人気1着 リスグラシュー(父ハーツクライ)
5番人気2着 サトノアレス(母父デインヒル)
近年激走する血統パターンは「中長距離型サンデー系 ✕ ノーザンダンサー系」で、特に「ハーツクライ」と「デインヒル」の活躍が顕著である。
あれだけ競馬界を圧倒していたディープインパクト産駒ではなく、ハーツクライだという部分がミソで、これはひとえにハーツクライが持つ「トニービン」の血が有利に働いているものだと考える。
そこで、「サンデー + トニービン +デインヒル」の血に注目してみる事にする。
本来なら、マテンロウオリオンの脚質に魅力を感じるのだが、競走意欲が萎えている感あり。
◎ピンハイ
父ミッキーアイル、母父ジャングルポケット
多頭数内枠、「2200→1600㍍」距離短縮、生涯初の牡馬混合重賞。
父父ディープインパクト、父母ロックオブジブラルタル、母父父トニービンと、とにかく東京新聞杯と相性の良い血がふんだんに盛り込まれた血統背景を持つ。
G2レース2着やG1レース4着の実績あり、十分勝ち負け出来るだけの能力の裏付けはある。
プラス、3勝クラスを勝ち上がったばかり。
賞金別定においては、獲得賞金の多い有力馬とは斤量面でアドバンテージが生まれる。
前走のエリザベス女王杯は、馬場悪化により、持ち前の集中力が封じられた形。
今回は、「ペース激化+多頭数内枠」でこの馬の精神力を生かせる環境が整った、改めて評価したい。
牡馬の上位陣と対戦を交えるのは初で、レースに新鮮味があるのもプラス。
○ピースワンパラディ
父ジャングルポケット、母父アグネスデジタル
多頭数、間隔詰める、「57.5→57kg」斤量減。
父トニービン系、母母はサンデー系。
母父母はチーフズクラウン系。
チーフズクラウンは、デインヒルを経由しないダンチヒ系だが、英ダービー馬エルハーブを輩出しているように、ヨーロッパ競馬に対して融通性が非常に高く、パワーや持続力に優れる血だ。
日本では、チーフベアハート産駒のマイネルキッツがこの系統の代表産駒となっている。
夏場からじっくりレース間隔を開けて使われているが、前走で0.3秒差の4着と、使われながら集中力を上げている感あり。
そろそろ走り頃ではないか?…と考える。
僅かながらではあるが、斤量が減るのも良いだろう。
▲インダストリア
父リオンディーズ、母父ハーツクライ
「3勝→G3」格上げ、生涯初の古馬混合重賞。
△その他の注目馬
本来ならナミュール、プレサージュリフト、エアロロノアあたりも非常に魅力を感じるところなのだが、開幕2週目だと、まだまだコースロスは不利に働く。勝負所で馬場の二分所、三分所を通して競馬出来るようならチャンス。
基本的に揉まれる内枠よりは、揉まれない外枠が良い。
特に、プレサージュリフトは前走積極的な競馬で前向きさを見せていただけに、もうちょっと内目の枠が欲しかった。
※ジャスティンカフェ無印の理由
開幕2週目で、内外の馬場の良し悪しに差の無い状態では、4角や直線でのコースロスの差が出やすい。
そういった馬場では、馬群は直線で外にはバラけず、内側に密集しやすくなる。
ジャスティンカフェは、集中力が希薄で、馬群に揉まれたくないクチ。おおよそ最後方の周辺の位置取りで競馬を進めているのが常だ。
集中力のある馬であれば、JC時のヴェラアズールのように馬群を捌いてくれるが、この馬はそういったタイプではない。
後方の位置取りから、進路を探すうちに、直線半ばで結局外に持ち出す事になるのでは? と考える。
この馬は、ピンハイとは逆の「外枠」とか「少頭数」といったレースオプションを必要とするタイプなのである。
本日朝の時点で、単勝3.7倍で。圧倒的に実力差のあれば、そういった不利もものともせず、力量差で勝つ可能性はあるが、この単勝オッズでは信用性が低い。
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