08期 予想歴33年
◎ベラジオオペラ
4着/9人気
○フリームファクシ10着/12人
▲スキルヴィング17着/2人
△トップナイフ14着/10人
思い返せば私は日本ダービーの予想はこれまで基本的には得意としてきました
それはあまり奇をてらわずに強い馬、潜在能力が高い馬、走法が良い馬を素直に狙ってきたからです
ダービーは運の良い馬が勝つ、と言われていますが
(さすがに言わなくなっているのかな?)
死語でよいと思います
かつて、運が良い馬が勝つとされていたのは、頭数の設定も関係していたと思います
30頭くらい出ていたり、ゲートがないので紐を引っ張って2列になってスタートしたりといった時代もありましたから
https://www.youtube.com/watch?v=EOTPsRWU9pE
そうなると運要素が高くなっていたと思うのですが
トウカイテイオーの年から20頭になり、ミホノブルボンの年からは18頭
それ以来は紛れがだいぶなくなったはずです
基本的には強い馬が勝ちます
東京2400というのは日本で一番良くできたコースでちゃんと力が出せるように設計されています
それゆえにここでチャンピオン決定戦が行われますし
そうでないとなると価値体系が根本から崩れてしまうからです
その考えのもとに、基本的にただ強い馬走法が良い馬を狙ってきたので、当てられることが多く、得意レースとしてきました
特にこの春の馬場は絶好の管理をして素晴らしいフェアな馬場を作ってきましたね
先週までも1・2・3番人気決着を頻発させてきています
ただ、
Cコースに変わって、ちょっとやりすぎてる感があります
時計が速すぎ、、
ここまでももちろん高速馬場ではあったんですが、輪をかけて速すぎです
今日の3歳1勝クラスが1:20.3で、京王杯SCと同じ時計です
前半35.1の緩いペースだったにも関わらずです
2勝クラスの葉山特別も1:31.6というヴィクトリアマイルならぶっちぎり勝ちするような超絶時計が叩き出されました
(去年はそれぞれ1:21.5と1:34.2なので馬場傾向はかなり違います)
普通の高速馬場は有力馬に有利に働くことが多いですが、超高速馬場となると当然紛れは起きやすいもの
正に2019年のサートゥルナーリアが4着に飛んだ年と状況が同じです
直前の3歳1勝クラスで2:23.5、3勝クラスで1:44.1、目黒記念も2:28.2のスーパー日本レコードが出て戦慄を覚えましたから
何事も極端になると紛れは起こります
日本ダービー→大荒れ(サートゥルナーリア4着)
目黒記念→中荒れ(ブラストワンピース8着)
安田記念→中荒れ(アーモンドアイ3着)
動画でもオッズの話をして
3.5倍ならソールオリエンス本命でよいでしょ、と言いました
正直ソールオリエンスは相当強いと思いますので、保険を賭けるつもりでした
3.5倍なら間違いなくこれに変えていたでしょう
ただなんとなんと、1.7倍
netkeibaさんはAIを導入して3.5倍と弾き出したようなのですがAIとは何だったのでしょうか
そして私の勘ピュータ―予想2.4倍をも上回る圧倒的人気
ここまで来ると、、過剰でしょう
ゲートがかなり遅く、レースぶりに自在性はないタイプですからね
リバティアイランドほどの信頼感はないので、美味しくはないです
そこへきてこの馬場というのは、、枠順やゲート難も含めてサートゥルナーリアを思い出してしまいますね
あれほどの馬でも、リズムの悪い競馬になると馬券になりませんでしたから、競馬は恐ろしいものです
もちろんそれでもソールオリエンスが勝つ可能性が一番高いと言い切れますが
1.7倍では全く妙味がないということも言い切れます
なので穴党は絶対に本命にはできません
オッズがすごくメリハリがつきましたので穴党は楽しみたくなりますね
1ベラジオオペラ
もちろんロジャーバローズを期待するわけですが
ロジャーバローズは長距離馬だったけれどベラジオオペラは短距離馬だからなあと諦める方が非常に多く
全く人気がありません
ただロジャーバローズが長距離馬だったというのは後から言い出したことだと思います
低レベル戦の京都新聞杯でレッドジェニアルに差されているくらいで、むしろ距離の心配をされるくらいでした
そもそも、ダービーはオークスに比べて距離適性を重視する予想をする方が多すぎる気がします
やはりこの時期は完成度が大事で、距離適性は二の次、というのはオークスもダービーも共通したことのはずです
オークスは距離適性に目をつぶる人は多いですが、ダービーだと考えすぎていないでしょうか
最近もマイラーのサリオスが2着、ダノンキングリーが2着、イスラボニータが2着、スマイルジャックも2着しているではないですか
スプリンターのマイスタイルが危うく勝つところでしたよ
穴党なら思い切って目をつぶってもよいと思います
トラックバイアスは外差しも利いているので一見フラットですね
ただ2400m戦でブービー人気の馬が逃げ切ったり、2000m戦で単勝1.3倍の馬が一瞬逃げ切られそうになるなど
距離が長いほど内前残り傾向はあります
明らかに内前傾向で騎手がみんな意識してしまうような馬場でない分、オッズ的にもよいのではないでしょうか
展開は正直読みにくいです
逃げ先行馬の枚数は多いけれど、何が何でもという馬は1頭もいないという組み合わせなので
ゲートが開いてから出方を窺って、、なのでわからない部分が多いです
ただ、皐月賞が完全な前崩れになってしまったという意識はあるはずなので
やり合ってハイペースということだけはないのでは
ベラジオオペラの調教が動いていないのは、確かに見てしまうと心配になりますが
以前から見栄えはしない調教ですし、連勝時の直前控えめにするというパターンに戻しただけではないでしょうか
昨年ダノンベルーガが超抜調教で1番人気になりましたが4着
スプリント戦と違って、調教の動きと2400m戦はそこまで連動しませんし
調教で話題を集めて人気になってしまうよりは、妙味的には出て来ます
枠を活かせるのがこの馬くらいしかいない、というのもあります
というのは、内枠を引いた有力馬がソールオリエンスとスキルヴィングなんです
これらはゲートが遅すぎるので、どうせ後方から外回しというタイプであり、内枠でラッキーというプラスはあまりありません
逆にファントムシーフやタスティエーラやドゥラエレーデが2番や5番を引かれるのはイヤだったわけです
これらの方がベラジオオペラより能力は上で、かつ、内前に行ってスピードを活かされたら成す術なくなるのでイヤだったのですが
それも回避されました
3,4に先行馬が入っているではないかという点については、
走法派の立場としては走法が良くなさ過ぎて、合っていなさ過ぎるので、安心しているということがあります
トップナイフがベラジオオペラより内の1番とかを引いてしまっていたら、より怖くなっていたかもしれません
エポカドーロのような走法の馬でもインベタすれば2着していますからね
内側に先行馬が2頭いる4番という並びは微妙ですので、押さえです
ただ、前に行って粘ってこそのタイプなのは間違いない走法なので、前走の着順は度外視できます
推奨馬
1,7,2,4,5,16,8,14
7フリームファクシはパワフルな走りなので
距離が心配でしたが、今の馬場なら可能性は出てきたかと思います
吉田隼人騎手というのも正にポタジェのように
こういう人気薄の時は一発狙ってロスなく回ってくるタイプです
前に壁を作って折り合えば力を発揮すれば、能力的に一発あって不思議ない素晴らしい走法の馬です
8メタルスピードは押さえたい
調教の動きだけ見ても買いたくなります
絶好の動きで唸っていますね
距離は心配ですが、今のデキでなんとかするかもしれません
陣営はギリギリの枠とコメントしていますが、そんな感じですね
ただ、内をロスなくという意識は間違いなくあるというのは確認できました
2スキルヴィング
前走のスタートを見る限りソールオリエンスよりは速そうですし
勝負を賭けて馬込みを縫ってくる競馬だと怖いです
ただ、ここまで高速馬場になってしまったのはマイナスの可能性があります
地味な走り方をするステイヤーで、追走能力・スピードはやや劣ると見るためです
17ドゥラエレーデは入れるかどうか迷いました
というのはひとつ内側にスタートセンスが高いパクスオトマニカいて
17がこれを交わして外から積極的に前に来るような競馬だとベラジオオペラが来なくなる可能性が高まるので
一緒に来るという可能性が低そうだからです
であればということで16の方を入れておこうかなと
動画でお話したようにタイトルホルダーっぽい印象のある馬でキビキビした回転でスタートも上手いです
そしてプリンシパルSの走法を動画編集中に見返して思わず急遽点数を上げてしまいました
左回りで2戦2勝なのですが、サウスポーなのか、左回りだとだいぶ印象が変わって良くなります
ハナでも奪われると、不気味
14ファントムシーフは追い切りの動きが良すぎて怖くなりました
また、懸念していたのが距離だけだったので、この軽い馬場はプラスのはず
12タスティエーラはスピード比べの馬場になってしまったのはマイナスか
サトノクラウン産駒で走法的にもパワーもある総合力タイプと見るので
ショウナンバシット同様に前走の方が馬場が向いていたかも
枠的にも内をロスなくの方が良かったと思いますし
ニート砲も入ってしまって妙味もなくなってしまいましたしね、、
2,3着の可能性はあるとは思うのですが回せませんでした
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