ヴィクトリアM2010予想
ライバル!

春日部
08期 予想歴14年

◎ブエナビスタ
  1着/1人気

○レッドディザイア4着/2人


2強対決!というと普通、スポーツなどではどちらが勝っても負けても
お祭り騒ぎで盛り上がるのだが、競馬予想となると話は違ってくる。
予想家、特に穴予想家としては、まさに腕の見せどころ。
2強の2頭に◎◯を打つなんて事は、
今年6歳になるうどん屋の息子でもできるからね。
息子「父ちゃん、今日の麺堅いね」
パパ「そうだな、でも今日のメインの方が実は堅いんだぞ」
息子「えーお馬さんが走るやつ?」
ママ「あなた、今日はいつになく堅いわね」
パパ「それはもちろん、ってどこ触ってるんだこの変(略」
絶対的な2強ムードという前評判の中で
我々穴予想家に託された使命とは、いかに捻った予想をするかである。

まず現状を見てみよう。
【秋華賞でディザイアに完敗した馬】が阪神牝馬Sを完勝し
【エリ女でブエナにゴボウ抜きにされた馬たち】が中山と福島牝馬Sの上位。
実力でブエナとディザイアに勝るようなモンスター級の出現は見込めない。
そこで、いかに2強が不利な状況に陥るかを考える。

たとえば…Hペースで潰れる。
→今の馬場なら前がそのまま、むしろ着差がついて圧勝。
ならば…Sペースで後方置き去り。
→ディザイアはもともと先行馬。ブエナも脚質転換済み。
じゃあ…エリ女のように前が飛ばしてみるとか。
→距離が短いので難しい。逃げ馬もいない。
んーと…マークされて包まれてあぼーんに期待!
→両方とも一流騎手かつ、ブエナは馬群捌けるタイプ。
ぐぐぐ…8馬身差の超出遅れ!!
→そんな期待するなら、H×Hの連載が続く事を期待してくれ。

という事で悩みに悩み、考えに考えた末、
カップ麺のうどんを食べながら出した結論は…

◎ブエナビスタ
◯レッドディザイア

どう見てもインスタント予想です。本当にありがとうございました。


◎はブエナの方。ディザイアは前残りに賭けてきた印象が強く、
先行策を覚えたブエナは、どこからでもターゲット~赤い欲望~な状態。
ディザイア以上に強烈な先行押し切りができる馬は見当たらないので
それを交わせればブエナの勝ちは見えたも同然だろう。

買い目は漢の馬連1点予想でも良かったが
せっかくのGIなので3頭目を探した。結果候補は3頭。

まずは△ムードインディゴ。
府中牝馬S、18-17-15という通過順位で差し切りだが
残り200m手前ではすでに先頭に立ち押し切る強い競馬。
最後1ハロンのラップは自らが刻み、1分44秒6の好タイムを出した。
計算すると実は『この馬の1600mの通過タイムは1分32秒7』。
これは今の高速馬場にとても好都合な経験といえる。
次に△ラドラーダ。
阪神牝馬Sは久々もあって最後は抑えての6着入線だったが
本番と同コースで行われた前々走のユートピアSは
『直線詰まって前が開かない状態』がありながら上がり33秒0で勝利。
2着がヒカルアマランサスであることもレベルの高さを印象づける。
最後に△プロヴィナージュ。
この馬は実に変わった馬で、ダ→芝でGI3着したり
初めて走る芝短距離でGII2着したりと、『意外性の多い馬』。
そして2強と未対決なのはもちろん、他のメンバーともあまり戦っていない。
負けるときは普通に負けるのでモンスター扱いはできないが
面白みは十分、トライアタック・メガトンパンチ並みの一発に期待だ。

買い目
三連複2頭軸
11-17-(3、9、18)

昔は2強対決というと、どちらかが転ぶというジンクスもあったが
近年はグラスペ、オペドトウ、ウオスカ等、わりとキッチリ決まることが多い。
競馬ファンとしては、歴史に残る名牝2頭のレースが
「絶景」といえる名勝負になって欲しいという「願望」もあるだろう。
ライバル同士、実力を出し切れる良いレースになりますように。


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