09期 予想歴27年
◎コスモネモシン
15着/10人気
○オウケンサクラ5着/3人
▲アグネスワルツ3着/8人
×ショウリュウムーン
桜花賞の直線の不利をプラスに買われている風潮のショウリュウムーン。終いのひと伸びに光るものがあると絶賛する記事が多い。桜花賞の1枠がアダ?そうじゃないと思うんですよ。
あの緩まない流れを内々で脚をタメれたから弾けたわけで、仮に外枠から外外の追走なら差し届かなかった面々と変わらなかったと判断しています。
桜花賞のラップは11秒台がズラリと並んで、結局前で踏ん張った馬が展開利ではなく力量差だと言いたい。本来差し展開になるところをペースが落ちずに後ろはなし崩しにあった。
内々でロスなく回れたムーンだからこそできた伸びだったという見方は間違いなのかな?
最内で抜け出せない状況は鞍上の作戦や判断ミスもあり、それを不利として次走のプラス材料へする論調には反論したい。
関東への初輸送にもちろん始めての東京、乗り替わり、マイル経験しかない成績。これだけの人気になっている理由がわたしには見当たらない。
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展開を読みながら思うこと・・・
内目に行きたいクチが集まり、ニーマルとワルツに続きオウケンとフィズ。
勝ちに来るネモシンも遅れずに前寄りへ、スムーズに内寄りの馬たちが前に行きそれを中枠勢が先行馬の直後のスペースに入る。隊列は1角までにスンナリと作られる、危険なのは内側の馬が前に行かないと包まれる懸念。
ショウリュウムーンは末脚に賭けたいはずで、控える=後方に置かれる危険がある。グーンと伸びてくる脚は実にパワフルで魅力的、その反面東京のような持続する直線は長くいい差し脚が必要。タメて弾けるレースがベストでこの舞台にいいイメージができない。仮に好位追走ならば本来の瞬発力は使えない、ここは不向きと見る。
この隊列からすると外枠のアパパネとサンテミリオンは1角で内に潜り込めず外を回らされる。同じくリターンズも不利は見えている。
中枠に先手を奪うくらいの馬がいないことで固まった馬群になりやすく外枠勢には厄介な位置取り。脚を使って前に行く方法しかないサンテ、折り合いに気をつけて後ろから腹をくくって行くしかないアパパネ。ムーンを含めてこの4頭には枠順の明暗が。
2番枠からならロスなく行けるアグネスワルツ、長期休養明けでも初の2000mを実力馬サンテミリオンに最後まで抵抗した前走を評価。
無事なら桜花賞でも勝ち負けしたであろう馬、一度は牡馬相手のNHKマイルCとオークスをテンビンに掛けたほど。間隔の有利さを取ってこちらへ、反動も含めて仕上がりの良さを重視の選択がいい。近3走は山型のスローな逃げではなく持続する流れを自らが描いているところに強さを感じる。
大切な春の成長期に休むことはマイナス、しかししっかりと走れる状態まで待った陣営の我慢が5か月というだけのこと。無理をすればぶっつけ桜花賞もあり得たわけだ、しかし立て直しが必要になり結果正解だったと言える。
スピードから逃げることになっても落ち着くラップは少なく、流れはスタミナ型先行馬かムダ脚を使わずロスなく回れた差し馬に絞るとする。
最内コスモネモシンのイン突き、内々で脚をタメ直線まで温存し弾ける機会を待つ。隣りにワルツら先行勢がいることで内にスペースが空き容易く好位へ。3~4角では動かずに少し下がるくらいがいい。4角にて最内を突けばその分は帳消しになる。
1800mを5戦戦ってきた経験がやっと活きる舞台、この恵まれた枠も運を引き寄せた。
馬体重の戻りが一番肝心なところ、440キロ台であれば迷わず本命とする。
マイルは距離不足なオウケンサクラ、それでもアパパネに半馬身差の内容は距離伸びて立場が逆転する。アグネスワルツとともに得意の持続型のペースにさせやすい先行という恩恵に枠も味方とあって狙いやすい。差し傾向のオークスに持ってこいのイン突きネモシンを筆頭にいざ出陣!
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レースの流れはスロー気味でもオウケンサクラの特徴を掴んでいるアンカツは、早めに動き上がり時計を遅くして来るはず。道中落ち着いたペースなら途中から主導権を取ってまでも緩むレースにはして来ない。瞬発力の攻防だけは避けるだろうし、アパパネが外に行ったことで枠順の差を利して、果敢に先行して序盤でアドバンテージが作って来る可能性が高い。ニーマルオトメ=アグネスワルツをマークする形を取りまずは直線で抜けてくると想定する。
桜花賞はキンカメ産駒が大活躍、ところがオークスではゼンノロブロイ産駒が数の上では優勢だ。
ここでこの2頭の産駒比べをしたい、3着以内率を距離別で見ると1800mまでは24~33%と肩を並べている。
20~2200mではキンカメ25%に対しロブロイは46%とリード。
2400m以上はキンカメが35%、ロブロイは出走数の少なさがありひと口には言えないが60%。その内容は青葉賞のペルーサとハートビートソングの2頭だからまだデータは過程の段階。それより2400m以上でキンカメが好成績と見えますが、1000万下が最高で重賞では乏しい内容。云わば産駒を比べるのには20~2200mで優位に立つロブロイが約倍の高確率、いかに中距離路線で安定しているかを物語っている。
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