08期 予想歴25年
◎ブレイディヴェーグ
2着/1人気
○ラヴェル14着/2人
▲コンクシェル12着/4人
△ソーダズリング8着/3人
★傾向分析★
2018年 タイム 1’45”7 (良) 1FAve=11.74 3FAve=35.23
テン35.2-中盤36.9-上がり33.6 『加速・中弛み』
1着カンタービレ・・・ディープインパクト×Galileo=ディープインパクト×サドラーズウェルズ 〔4-r〕 2-1
2着サラキア・・・ディープインパクト×Lomitas=ディープインパクト×ニジンスキー 〔不明〕 9-8
3着ラテュロス・・・ディープインパクト×Touch Gold=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔8-h〕 5-7
2019年 タイム 1’44”4 (良) 1FAve=11.60 3FAve=34.80
テン35.4-中盤35.6-上がり33.4 『加速・中弛み』
1着ダノンファンタジー・・・ディープインパクト×Not For Sale=ディープインパクト×グレイソヴリン 〔7-a〕 7-5
2着ビーチサンバ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔20-a〕 2-1
3着ウィクトーリア・・・ヴィクトワールピサ×ウォーエンブレム=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔3-c〕 4-3
2020年 タイム 1’59”9 (良) 1FAve=11.99 3FAve=35.97 →中京芝2000mで代替のため参考外
テン35.7-中盤49.7(3F37.28)-換算上がり34.5 『加速・中弛み』
1着リアアメリア・・・ディープインパクト×Rockport Harbor=ディープインパクト×ミスプロ 〔不明〕 2-2
2着ムジカ・・・エピファネイア×ディープインパクト=ロベルト×ディープインパクト 〔4-k〕 10-11
3着オーマイダーリン・・・ディープインパクト×Monsun=ディープインパクト×スターリング 〔16-a〕 10-7
2021年 タイム 2’00”0 (良) 1FAve=12.00 3FAve=36.00 →中京芝2000mで代替のため参考外
テン36.3-中盤49.1(3F換算36.83)-上がり34.6 『加速・中弛み』
1着アンドヴァラナウト・・・キングカメハメハ×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔8-f〕 6-6
2着エイシンヒテン・・・エイシンヒカリ×エイシンワシントン=ディープインパクト×ダマスカス 〔3-l〕 1-1
3着アールドヴィーヴル・・・キングカメハメハ×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔1-l〕 9-9
2022年 タイム 1’58”5 (良) 1FAve=11.85 3FAve=35.55 いぇr
テン35.7-中盤48.3(3F換算36.23)-上がり34.5 『加速・中弛み』
1着アートハウス・・・スクリーンヒーロー×ヴィクトワールピサ=ロベルト×サンデーサイレンス 〔10-d〕 5-3
2着サリエラ・・・ディープインパクト×Lomitas=ディープインパクト×ニジンスキー 〔不明〕 11-10
3着エグランタイン・・・キズナ×Distorted Humor=ディープインパクト×フォーティナイナー〔2-g〕 8-8
2020年より、阪神芝1800mで行われていたレースが中京芝2000mへとコースと距離延長の変化があったローズS。過去2年の流れは、20年・21年共に『加速・中弛み』の流れ。牝馬のトライアルレースと言うことで、阪神芝1800mの時と同じく中盤弛んでの瞬発力勝負になりやすい傾向にあると思うが、逃げ馬も好走していることから、前に位置する4コーナー5番手前後が好走しやすい位置取りかと思います。
血統の傾向は、瞬発力勝負に強いディープインパクト系が非常に強い傾向。
20年・21年の結果を見ると、父か母父にディープインパクトを持つ馬が好走していて、顕著にわかりやすい結果に。
またエピファネイア、キングカメハメハなど根幹距離に強い主流の血統がしっかり結果を出していること考えると、やはりローズSが根幹距離になり、主流血統がそのまま走りやすい舞台になったと考えるべきと思います。
好走馬の傾向としては、これまでの桜花賞やオークス、それらのトライアル好走馬がそのまま好走しやすい実績馬重視のレースと思います。
特にオークスからの休み明け組だが、オークスで上がり上位を繰り出して好走していた馬は好走しやすく、軸には最適。
近年は夏のローカルの牡馬相手に好走していた馬の好走も増えています。
★予想★
ローズSのポイントは、
①『中弛み』の流れなら、4コーナー5番手以内に位置取りそうな馬。『前傾』の流れなら、差し・追込も好走可能。
②瞬発力勝負になりやすく、ディープインパクト系向きの重賞。
③牝馬春クラシックシーズンの実績が活きやすい。実績最重視。特に上がり上位で好走していた馬は、休み明けでも要注目。
④スタミナ型サンデーサイレンス系で春シーズンに、マイル路線を距離不足で泣いていた馬なら反撃が可能。
⑤新潟芝コース条件戦好走馬で、速い上りを繰り出していた馬。
◎ブレイディヴェーグ・・・ロードカナロア×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔2-s〕
前走3歳以上1勝クラス1着(=東京芝2000m)。阪神芝コースは初で、芝1800m戦は(1-1-0-0)。
ロードカナロア産駒はキングマンボ系で、スピードと仕上がりの早さを有している。意外と短距離では勝ち馬は出ず、芝1600mで好調。ストームキャット系も内包しているため、高速タイムやハイペースも苦にしない。ダイワメジャー産駒のように、スピード持続型とスロー瞬発型の見分けが馬券のカギを握りそうで、得意とするペース、得意とする上がりを個々の馬で見つけたい。ダートも走り、脚抜きのいい馬場はプラス。母父ディープインパクトはディープインパクト系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号sは、立ち回りが上手く、スローの上がり勝負で強い。上級クラスでは展開利が必要。
○ラヴェル・・・キタサンブラック×キングカメハメハ=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔7-d〕
前走オークス4着(=東京芝2400m:1.1秒差)。阪神芝コースは(0-0-0-2)、芝1800m戦は((1-0-0-0)。
キタサンブラック産駒はサンデーサイレンス系で、重賞好走馬がまだ少なめで、未知数の種牡馬。父ブラックタイドの特徴としては、ブラックタイド産駒はサンデーサイレンス系で、ディープインパクトの全兄でもあり同配合。現役時代もディープインパクトと比較して馬格で上回り、その傾向は産駒にも現れているようで本馬も馬体重は480kg前後。ディープインパクト産駒のイメージだと芝でキレる脚を使う中距離型のタイプなのだが、本産駒の傾向としては逃げ・先行の粘り込みだが、それほど器用とは思えない様子で、ゆったり流れる展開を前々で押し切るか、ハイペースを大外から差し切る競馬が合う。適距離は芝1600m~2200mで直線の長いコース向きだが、もっさりした馬はダートが主戦場になる可能性も高い。母父ダイワメジャーはサンデーサイレンス系で、力強いスピードを持ち、芝1600~2000mを得意とするマイラーや中距離型。フジキセキに近いイメージで、自身がダートを圧勝した実績もあるのでダートの得意な馬力型のタイプと、芝で鋭く斬れる脚を使うタイプと存在するはず。ダイワメジャー自身が中山芝コースで好走が多かったように、また古馬で本格化するまでは直線の長い東京芝コースや京都芝コースなどで最後につかまるレースが多かったことからも、キレよりもスピードの持続性能を活かしたレースに向くと考えますが、完成度は高い。本格化すると鋭く斬れる脚も使えるようになり(=父母父ノーザンテーストの成長能力で引き出される感じと思います)、現在本馬はその本格化モードで、鋭い差し脚も使える。また直線の短い中山・阪神芝コースでは1着も多いが、東京・京都芝コースになると勝ちきれずに2・3着になることが多い。
No.〔7〕の牝系は、牡馬と互角に戦う牝馬が多く、京都コースや阪神コースでの好走が多い牝系。また距離変更ショックや位置取りショックなどのショックが良く効く特性があり、間隔を詰めた時にも良く好走する。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
▲コンクシェル・・・キズナ×Galileo=ディープインパクト×サドラーズウェルズ 〔1-u〕
前走不知火特別1着(=小倉芝1800m)。阪神芝コースは(0-0-0-2)、芝1800m戦は(2-0-0-0)。
キズナ産駒はディープインパクト系で、牝馬は芝1600m、牡馬は芝2000mの勝ち鞍が多く、パワー型血統の兆候がでている産駒が多い。レース間隔は詰めた時に好走が多く、間隔を詰めてガラッと一変するのはキズナの母父ストームキャットの影響が出ているものと思われる。間隔をあけて好走する馬もいるので、産駒の変わり身を狙うなら「叩き2戦目」が買いになる。母父Galileoはサドラーズウェルズ系で、欧州のギニー、ダービー、セントレジャー戦線では盤石の強さを誇り、毎年クラシックの有力馬を送り込んでいる。しかし日本になると重厚すぎて、逃げては差され、差しては届かずの歯がゆい競馬ばかり。ピリッとした脚を欠き、勝ち味に遅い。とはいっても同父系のオペラハウス産駒同様に、条件戦より重賞で狙ってこその血統。厳しい展開からの消耗戦や力の要る馬場だと出番がある。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋以降は緩やかに成長する。分枝記号uは、時計の掛かる馬場でのみ力を発揮することが多く、また早熟傾向。
△ソーダズリング・・・ハーツクライ×シンボリクリスエス=サンデーサイレンス×ロベルト 〔16-f〕
前走オークス8着(=東京芝2400m:1.9秒差)。阪神芝コースは(1-1-0-0)、芝1800m戦は(1-1-0-0)。
ハーツクライ産駒はサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m~2600m、牝馬は芝1400m~2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。母父シンボリクリスエスはロベルト系で、本格化前までは詰め甘で、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮するが、意外にあっさり強敵相手に凡走する淡泊さも持ち合わせている。2歳~3歳春の時期のロベルト系は全般的に詰め甘なことが多いが、クラシック春シーズンを終えると本格化を始める。またロベルト系は緩い流れよりも、ペースの締まる流れで底力を問われると好走しやすくなる特性もある。特にレコード決着など時計が速くなる厳しい流れで覚醒する。叩き良化型でさらに上昇中はロベルト系の好走ポイント。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
tipmonaとは?