14期 予想歴40年
◎ゼッフィーロ
3着/7人気
○ガイアフォース5着/2人
▲ローシャムパーク1着/4人
△ジェラルディーナ6着/3人
×タイトルホルダー
×ノースブリッジ
人気はタイトルホルダーかジェラルディーナといったところだが、タイトルホルダーにとっては、セントライト記念で惨敗を喫した舞台でもある。
非根幹距離的なパワーやスタミナといったイメージの強い中山2200㍍だが、馬場状態の良いこの時期に限っては主流的スピードが生かしやすい構造になっている。
直線の距離は短いが、3コーナーのRは緩やか…というかほぼ直線に近いので減速せずスピードを乗せやすいのだ。イメージ的には札幌コースに近いレースになりやすい。
そんな事からも、セントライト記念と同レースの過去3開催の勝馬は全て最速上がりをマークしている。
セントライト記念
2023年 レーベンスティール 33.9:1位
2022年 ガイアフォース 34.7:1位
2021年 アサマノイタズラ 34.6:1位
オールカマー
2022年 ジェラルディーナ 35.1:1位
2021年 ウインマリリン 35.1:1位
2020年 センテリュオ 34.5:1位
2018年にはレイデオロ、2015年にはショウナンパンドラといった府中の根幹距離G1を勝つような超主流的なタイプも名を連ねる。
もう一つの傾向として、牝馬の活躍が著しく、近年は3年連続牝馬が制している。パワーや体力面で勝る牡馬ではなく、スピード面で勝る牝馬に分があるという事である。
つまりが、セントライト記念のタイトルホルダーは物理的に全く合わないレースだった故に、負けるべくして惨敗したと言うよう。
非根幹距離レースという事で、近年は非主流血統馬が多数参戦するようになり、そういった馬が人気を背負うようになった。逆に実績のある主流脚質馬は、札幌記念を使うか、ぶっつけ本番で挑むのが主流となっている。
オールカマーでは、問われているのは速い上がりな訳で、その変に穴馬が付け入る隙があるのである。
主流色の強い馬に注目してみたい。
◎ゼッフィーロ
(血統)
父ディープインパクト
母父デインヒルダンサー
(オプション)
休み明け、「2500→2200㍍」距離短縮。
鮮度要求の高いディープインパクト産駒で、重賞2戦目と鮮度が高いタイミング。特に今回は、G1路線の主流メンバーとの初顔合わせである。
4戦連続最速上がりと、ディープインパクト産駒としては良いリズムを刻んでいるし、休み明けで疲労が無いのも良い。
勝鞍4戦が根幹距離レースで、上がり1位、もしくは2位でのもの。主流的なスピードを感じさせる戦歴を持つ。前走、非根幹距離G2で軽く負けているあたりも、能力や適性の高さを感じさせる。
状態面の高さ、適性の高さから、ここは一発狙っていきたい。
○ガイアフォース
(血統)
父キタサンブラック
母父クロフネ
(オプション)
休み明け、「1600→2200㍍」距離延長。
アメリカ色強く、前向きさを煽る距離延長ステップを高く評価。前走馬群中段で揉まれる経験もしており、今回先行策なら「苦→楽」ステップとなる。
今回はレース環境を有利に生かす為にも、前目のポジションは必須条件。ここで、三度差しに回るよう事があるなら鞍上を変えた方が良いだろう。
▲ローシャムパーク
(血統)
父ハービンジャー
母父キングカメハメハ
(オプション)
「2000→2200㍍」距離延長、「G3→G2」格上げ。
前走と前々走の内容から、連チャン期である可能性高く、様々な不利を克服し、上位に進出して来る可能性が高いと見て評価。
前走は洋芝の4角がタイトな函館の重賞で、パワーとスタミナ面が問われたレース。圧勝劇の内容から、基本的にはこちらがこの馬の本質ではなかろうか? と考える。
しかしながら、前々走は府中での高速競馬で、明らかにスピードが問われたレース。真逆な物理特性が問われていたにも関わらず、勝ち切っている。
高速競馬をクリアしている事も凄いが、それ以上に真逆とも言えるような物理的なギャップを、いとも簡単にクリアしているのだから恐れ入る。
この2つの事実から、3勝クラスやG3クラスでは能力が1枚抜けていた感あるし、心身共に充実しているというのが妥当な考えだろう。
3番手評価にはなったが、ゼッフィーロも充実感があり、物理的にも合うタイプ。ガイアフォースは延長ショックがあまりにも絶妙という事で、実は甲乙つけ難いというのが正直なところだ。ほぼほぼ同評価と捉えて欲しい。
今後のG1戦線で注目していきたい。
△ジェラルディーナ
父モーリス
母父ディープインパクト
(オプション)
休み明け。
昨年の勝馬も、この路線での鮮度が失われ、昨年のような勢いがない。
競馬に対するモチベーションが薄く、昨年のような活躍を期待するのは酷。押さえまで。
✕タイトルホルダー
理由は前出。
✕ノースブリッジ
エプソムCは重馬場、AJCは年明け中山の最終週に行われるレースで、共にパワーとスタミナにかなり寄ったレース。
逆に毎日王冠、天皇賞(秋)、大阪杯のようなスピードが問われるでは凡走。
得手不得手による反応が、あまりにもあからさまで分かりやすい。
時計の掛かる条件で狙うべし。
✕マテンロウレオ
かなりパワー方向に寄った血統背景で、物理的に苦しいと考える。
大阪杯の内容は立派だったが、函館記念は負け過ぎ。体調面や気力面に問題がありそうな…?
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