オークス2010予想
ヴァージンロード

春日部
08期 予想歴14年

◎アパパネ
  1着/1人気

○アニメイトバイオ4着/11人
▲プリンセスメモリー13着/17人


学校の行事で全員参加の持久走大会とかが行われると
だいたい一番後ろを走っ…歩いてるのは、やる気の無い女の子集団である。

おまいらピクニックじゃねぇんだよ。
持久走とはまさに己の心肺との戦い。限界のスタミナ勝負。
ここはある意味戦場なんだぜ?
敵歩兵が後方から迫ってくる!
飛び交う銃声!はじけ飛ぶ手榴弾!
塹壕を抜けて前へ!ただひたすら前へ!伝七郎前へ!
そう言って学校行事とスポーツにおける勝負精神の重要性を力説すると
「じゃあ春日部、アンタが前行けばいいじゃん。」と。
お、俺には衛生兵という大事な仕事がだな…

まぁなんだかんだでしっかり出走する子はエライ。
「俺は差し馬だから」とか言って常時後方に尽きてるバカは別として。

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【検討】
さて、そんな牝馬には面倒くさいくらい長い2400mのオークス。
牡馬に比べて牝馬は本番まで2000mを超えるレースが少なく
いわゆる"ヴァージンロード"とも言われる距離となる。
とはいえ前述の通り、走る気が無い女の子は初めから走らないものだ。
2400mという距離は忘れて、今までの実力だけを考えて予想をしたい。

まずは東京コースという事なので注目されるのは東京のレース。
①クイーンC (アプリコットフィズ)
②フローラS (サンテミリオン)
毎年、このレースから多くの人気馬が出ては完敗している。
例外としては牡馬相手に東京重賞を勝っていた1999年ウメノファイバーと
超Sペースで決まった2004年ダイワエルシエーロ。
これらはあくまでも傾向であり、コース経験としては十分価値がありそうだが
今年は①②レースともに『通常ペース前残り』で決着しているので
『他の馬が弱かった』という可能性は否めない。なので思い切って
唯一後ろから来たクイーン2着のプリンセスメモリーを除いて
上位馬をすべて消してみることにする。

そうなると有力となってくるのは桜花賞勢。
さすがに距離も直線も今までより伸びてくるため
先行一辺倒の馬は息切れの心配があり割引。
ある程度脚質に自在性のある馬から選びたい。

【指名馬と見解】
そして本命に選んだのは桜花賞馬◎アパパネ。
我らが帰宅部のスター、北区赤羽在住の野鳥である。
重馬場のチューリップ賞こそ差しきれなかったが、逆にパワーあるところを見せてくれた。
柔軟な脚質に加え、出遅れても想定外の好スタートでもしっかり複勝圏にくる安定度。
2冠を取る器があるかは現段階ではわからないが、軸としては最適の1頭だろう。

対抗には○アニメイトバイオ。ゲーマーズバイオの3つ上の姉である[要出典]。
注目すべきは昨年の京王杯2歳S。稍重での直線一気は、2着といえど圧巻。
牝馬による2歳東京コースの実績は近年、オークスまで十分通用する事が多く
早熟と決め込むのはまだ早い。3歳初戦の姉萌えSも太めが全ての敗戦。
東京実績組では個人的に一番推したい1頭。復活バイオにハザードだ。

単穴には▲プリンセスメモリー。いかにもギャ○ゲのタイトルっぽい名前だが
実績は上々、2歳新潟でシンメイフジに競り勝ち、クイーンCではレースの上がりよりも
0.8秒も早い3F34.3という切れ味を見せて、アプリコットフィズに迫った。
しかしながら何故これだけ人気が無いのかがお樫い。馬はノーマークで激走するタイプ。
東京最終もカワカミ"プリンセスメモリ"アルときて狙い目は十分だ。

抑えには2200m経験のある△タガノエリザベートと
追い込みでは底を見せていない△シンメイフジ、
桜花賞上位の実績で△ショウリュウムーンと△エーシンリターンズの4頭。


買い目
◎-○-(▲△△△△)
◎-▲-(△△△△)

三連複2頭軸の9点勝負。
持久走で負けるといつも「スローすぎて届かなかったぜ!」が口癖でした。
結局あの子への想いも届かなかったぜ…
そんなヴァージンロードの思い出。


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オークス2010回顧
優駿牝馬's

春日部
08期 予想歴14年

次走狙い:アニメイトバイオ


ダービーが馬の成人式とすれば、オークスは高校の卒業式。
卒業式といえば卒業アルバムをもらい、それを見ながらみんなで
「この子カワイイ」だとか「こいつウゼー」だとかで盛り上がる
いわゆる"写真判定"と呼ばれる儀式がある。
俺はこの子が良いというのに、みんなはあの子が良いという。
仕方ない、同着にしてやるか―――。
そんなとある高校の第71期優駿牝馬。

GI同着といえばマキバオーとカスケードで決まったダービー以来であるが
史実でいえば1992年の帝王賞ナリタハヤブサとラシアンゴールド以来2度目となる。(たぶん)
その時も横山典騎手と蛯名騎手で決まっているのはなんとも因果であり、
不況に陥っている時勢もまさにピッタリである…。
まぁこういう同着という話題性や、的中数増加(単勝,馬単,三連単)により
来週のダービーが少しでも売り上げが上がるようなら良いのだが、
1992年より地方競馬全体の売り上げが右肩下がりとなったのは
紛れもない事実だ。JRAもガンバレ。

【回顧】
さて、レースの方はニーマルオトメが前半60秒台で飛ばすハイペース。
前は一杯で後方有利な展開だが、昨日からの雨で馬場状態は
重に近いといえる稍重。しっかり追い込めた馬は今後要チェックである。
その中でも☆アニメイトバイオは包まれながら最後よく伸びてきた。
勝ち馬2頭とは結果として3馬身の差がついてしまったが
仕掛け所の違いによるもので、上がりだけを見れば差はまったくない。
特にこういう泥んこ馬場の場合は、追い上げにミスると
なかなか前との差が詰まらないものである。
オークス4着を激走ではなく実力として、秋の牝馬路線を見ていきたい。

そして今回、予想をした上での反省は、フローラSのレベル。
参戦メンバーが弱く、上位は恵まれて勝ったと判断してしまったが、
まったくそうでは無かった。
(だ、だってフローラよりビアンカの方が僕好きなんだもん…)
オーバーペースで馬場悪の内側を選びながら3着に粘ったアグネスワルツと
桜花賞馬に競り掛けられながら、もうひと伸びしたサンテミリオン。
オウケンサクラやコスモネモシンに負けたフラワーCを見る限り、
サンテミリオンは実力こそあれど2番手までの馬と思い込んで定規を引いたのが失敗。
トライアル馬は本番で勝てないという偏見こそ無かったが
フローラSは今後本番でおおいに「おもいだす」ことが肝要だ。
やっぱりメラゾーマよりイオナズンの方が強い。

ダイワとウオッカ、レッドとブエナのような破格の牝馬とは言えないが
勝った2頭は世代のトップであることは間違いない。
そして掲示板内の馬は決して恵まれでは無いと判断し
レースレベルは4と高めの設定にした。
卒業写真の面影は、そのままの実力。
上位馬の今後の活躍を、優しい目で見守ってあげよう。


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