08期 予想歴25年
◎シュネルマイスター
3着/2人気
○ジャスティンカフェ7着/3人
▲ソングライン2着/1人
★傾向分析★
2018年 タイム 1’44”5 (良) 1FAve=11.61 3FAve=34.83
テン35.3-中盤35.4-上がり33.8 『加速・中弛み』
1着アエロリット・・・クロフネ×ネオユニヴァース=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔6-a〕 1-1
2着ステルヴィオ・・・ロードカナロア×ファルブラヴ=キングマンボ×ノーザンダンサー 〔11-c〕 8-8
3着キセキ・・・ルーラーシップ×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔22-b〕 2-2
2019年 タイム 1’44”4 (良) 1FAve=11.60 3FAve=34.80
テン35.5-中盤34.6-上がり34.3 『加速』
1着ダノンキングリー・・・ディープインパクト×Storm Cat=ディープインパクト×ストームバード 〔9〕 10-9
2着アエロリット・・・クロフネ×ネオユニヴァース=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔6-a〕 1-1
3着インディチャンプ・・・ステイゴールド×キングカメハメハ=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔3-l〕 2-2
2020年 タイム 1’45”5 (稍重) 1FAve=11.72 3FAve=35.17
テン34.5-中盤35.6-上がり35.4 『前傾・中弛み』
1着サリオス・・・ハーツクライ×Lomitas=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕 4-4
2着ダイワキャグニー・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔7〕 3-3
3着サンレイポケット・・・ジャングルポケット×ワイルドラッシュ=グレイソヴリン×二アークティック 〔1-l〕 5-5
2021年 タイム 1’44”8 (良) 1FAve=11.64 3FAve=34.93
テン34.8-中盤35.4-上がり34.6 『一貫・中弛み』
1着シュネルマイスター・・・Kingman×Soldier Hollow=ダンチヒ×サドラーズウェルズ 〔不明〕 12-10
2着ダノンキングリー・・・ディープインパクト×Storm Cat=ディープインパクト×ストームバード 〔9〕 5-5
3着ポタジェ・・・ディープインパクト×Awsome Again=ディープインパクト×ヴァイスリージェント 〔16-d〕 4-4
2022年 タイム 1’44”1 (良) 1FAve=11.57 3FAve=34.70
テン34.5-中盤35.2-上がり34.4 『中弛み』
1着サリオス・・・ハーツクライ×Lomitas=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕 6-6
2着ジャスティンカフェ・・・エピファネイア×ワークフォース=ロベルト×キングマンボ 〔8-g〕 9-8
3着ダノンザキッド・・・ジャスタウェイ×Dansili=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔15-a〕 3-3
基本は『加速』の流れで、徐々にスピードがあがり、残り4Fからの持続勝負。17年・18年は『加速・中弛み』の流れで、19年は『加速』の流れ、20年は『前傾・中弛み』の流れ、21年は『一貫・中弛み』の流れ。『加速』が基本だと3Fの上がり勝負になり、その流れを得意とするサンデーサイレンス系向きの流れに。対して『一貫』や『前傾』の年は、ロングスパートの傾向と考える。
展開は開幕週ということもあり、逃げ・先行馬が有利。ただ東京芝1800mということなので、逃げ残りが難しいようで、好走の可能性が高いのは先行馬。
だが過去の連対馬は差し・追込もいて、馬番は内枠が多いので内枠の差し馬はまだ狙えると思います。
血統の傾向は、スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多く、ディープインパクト、ハーツクライ、マンハッタンカフェなどが好走しています。近年は特にディープインパクト産駒の好走が多い傾向。
またトニービン系も好走が多く、アドマイヤベガやタニノギムレットやハーツクライなどトニービン系の特徴を内包するタイプも好走が多く、欧州型スタミナ血統向きの傾向。欧州型スタミナタイプは持続型に強い特性があり、向いていると考えます。
欧州型スタミナ血統という点では、大系統ノーザンダンサー系(=サドラーズウェルズ系、ノーザンテースト系、ニジンスキー系、リファール系など)も相性良し。
牝系の傾向は、No.〔2〕〔4〕〔16〕の牝系が好走馬が多いです。
No.〔4〕の牝系は、古馬にて本格化するタイプが多く、前走で好走している馬ならなお良し。
No.〔1〕や〔5〕や〔8〕も複数好走馬がいます。
分枝記号は、d・f・h・lが複数好走馬がいます。
また過去に連対した馬は、着順を下げる傾向があります(=エイシンプレストン:01年1着→03年3着、バランスオブゲーム:03年1着→05年4着、テレグノシス:04年1着→05年2着→06年6着、ローエングリン:04年2着→06年3着、ウオッカ:08年2着→09年2着、エイシンアポロン:10年2着→11着4着、12年2着→13年2着ジャスタウェイなど)。そのため老馬の法則は活きると思います。
逆に以前に毎日王冠で負けた馬が、本格化で巻き返すことはありますが、好走した翌年は着順は下げています(ダイワメジャー:05年5着→06年1着→07年3着)。
それから近年はマイルGⅠ好走馬の好走が多く、安田記念やマイルCSや朝日杯FSや桜花賞などいろいろなマイルGⅠ好走歴のある馬が好走しやすい傾向。このレースは中距離型の馬も好走しますが、ややマイラー寄りの適性があるとなお良いと思われます。
ステップの傾向としては、前走安田記念からの休み明けでの好走が多い。特に上位好走馬でマイルGⅠ好走歴があるような馬なら要注意。
前走宝塚記念からのステップ馬なら、5着前後からの好走が多いようです。
近年は3歳馬の好走も多く、NHKマイルCやダービーで負けた馬でも好走しています。好走馬の共通点は、NHKマイルCやダービーまでに芝1600mや芝1800mの重賞で好走していること(=10年1着アリゼオ:スプリングS1着、10年2着エイシンアポロン:朝日杯FS2着、11年2着リアルインパクト:朝日杯FS2着、12年1着カレンブラックヒル:NZT1着、12年2着ジャスタウェイ:アーリントンC1着、18年2着ステルヴィオ:朝日杯FS2着・スプリングS1着、19年1着ダノンキングリー:共同通信杯1着など)。
★予想★
毎日王冠のポイントは、
①開幕週の馬場にて、前に位置する馬の好走が多い。しかし直線の長い東京芝コースなので、逃げ馬は厳しい傾向。中心は内枠の先行馬。
②スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い。
③欧州スタミナ型血統もポイント。トニービン系や大系統ノーザンダンサー系にも注目。
④芝1600mや芝1800m重賞好走歴のある3歳馬は特注。特にマイルGⅠ好走馬なら信頼性が高い。
⑤古馬もマイルGⅠ好走歴のある馬に注目。
⑥安田記念好走馬は、休み明けでも好走する。
⑦宝塚記念からのステップ馬は5着前後の馬の好走が多い。
⑧新潟記念好走馬にも注目。
⑨エプソムC好走馬にも注目。東京芝コース巧者なら期待大。また東京芝1800m巧者なら、休み明けでも好走可能で要注目。
⑩老馬の法則が活きる。前年好走馬は着順を下げることが多い。
◎シュネルマイスター・・・Kingman×Soldier Hollow=ダンチヒ×サドラーズウェルズ 〔16-c〕
前走安田記念3着(=東京芝1600m:0.2秒差)。東京芝コースは(2-1-2-0)、芝1800m戦は(1-0-0-2)。
Kingman産駒はダンチヒ系で、スピード血統ながら中距離の重賞勝ち馬を輩出。2歳からエンジン全開の短距離、マイラー血統。母父Soldier Hollowはサドラーズウェルズ系で、距離適性は中距離〜長距離、芝向きの晩成型のタイプ。2歳〜3歳前半よりも、古馬になってからのほうが良いタイプ。ドロドロの不良馬場は上手い。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
○ジャスティンカフェ・・・エピファネイア×ワークフォース=ロベルト×キングマンボ 〔8-g〕
前走エプソムC1着(=東京芝1800m)。東京芝コースは(2-1-1-2)、芝1800m戦は(1-2-0-1)。
エピファネイア産駒はロベルト系で、父のシンボリクリスエス産駒も一流マイラーが出たように、1600m型と2400m型の代表馬を排出するのがこの父系の特徴。朝日杯FSを勝つ産駒が出ても驚けない。3歳春には上昇し始めるロベルト系の特性を有している。母父ワークフォースはキングマンボ系で、父キングズベスト、母父サドラーズウェルズ、加えて大レースでは怖いリボー系アレッジドを持つ本格的欧州血統。芝2600m、ダート2100m&2400mでの勝ち鞍が多く、長距離適性がある。重賞で3着、自己条件に戻っても3着など勝ち味の遅さは否めず、時計のかかる馬場になってようやく出番。芝の稍重&重の連対率は良を上回る。牝馬は、短距離馬、マイラー、中距離馬に分かれ、案外と仕上がりが早く、そこそこにキレる脚も使う。ダートは1着か着外かの両極端。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号gは、パワータイプが多く雨も苦にしないが、不器用なタイプも多く厳しい流れで力を発揮する。
▲ソングライン・・・キズナ×シンボリクリスエス=ディープインパクト×ロベルト 〔B3〕
前走安田記念1着(=東京芝1600m)。東京芝コースは(5-2-0-1)、芝1800m戦は初。
キズナ産駒はディープインパクト系で、牝馬は芝1600m、牡馬は芝2000mの勝ち鞍が多く、パワー型血統の兆候がでている産駒が多い。レース間隔は詰めた時に好走が多く、間隔を詰めてガラッと一変するのはキズナの母父ストームキャットの影響が出ているものと思われる。間隔をあけて好走する馬もいるので、産駒の変わり身を狙うなら「叩き2戦目」が買いになる。母父シンボリクリスエスはロベルト系で、本格化前までは詰め甘で、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮するが、意外にあっさり強敵相手に凡走する淡泊さも持ち合わせている。2歳~3歳春の時期のロベルト系は全般的に詰め甘なことが多いが、クラシック春シーズンを終えると本格化を始める。またロベルト系は緩い流れよりも、ペースの締まる流れで底力を問われると好走しやすくなる特性もある。特にレコード決着など時計が速くなる厳しい流れで覚醒する。叩き良化型でさらに上昇中はロベルト系の好走ポイント。
No.〔B3〕の牝系は、英国在来種と輸出されなかった非純血種の英国由来の牝系。「早熟」「短距離」「ローカル」がキーワードで、オープンや重賞は2歳~3歳前半の集中し、短距離での好走が多い。
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