天皇賞(秋)2023予想

編集長おくりばんと
08期 予想歴33年

◎ジャックドール
  11着/5人気

○イクイノックス1着/1人
▲ダノンベルーガ4着/4人
△プログノーシス3着/3人


去年のジャックドールの騎乗は、私も叩きました

ただそれは勝つ可能性をゼロにしてしまった騎乗で、面白味がなく、凡戦にしてしまったから

という心情的なものも強かったですかね



有力差し馬とあまり差のない位置取り、差のない追い出しのタイミング

これでは、この馬が持っていて、他が持っていない武器を使えていないので、

無難な着順には来れるけれど、詰まらない騎乗だなと感じました



ただ実は、結果が、私が考えていたのとは少し違っていて驚きました

思ったより切れる末脚を使えていて差のないところまで踏ん張り、上り勝負に対応できていたことです

ダノンベルーガと半馬身差、シャフリヤールに2馬身差をつけていたので、馬は立派だったなと思いました

本当にこれは逃げて差せるタイプの馬だったのだなと



恐らく、高速馬場が得意、左回りが得意、この距離が得意、というのも重なっていると思います

走法も今までで一番良く、最後まで綺麗に脚が上がっていました



やはりずっとコンビを組んでいる藤岡佑介騎手は、この馬の特性はよく理解していたのだなということです

もちろん、この馬のことしか考えておらず、今回のレースで勝つ可能性を最大化する乗り方は全くできていなかったと思うので

私個人は好騎乗とは思わないですが、本人の信念であって、そういう騎手なのだと思います



なので、もしかしたら、今回も、私が考えているようなガンガン引っ張るレースはしないかもしれませんね

ただ、仮にそうであっても上位に来れる可能性がありそうです




状態が絶好に見えるからです

藤岡調教師も繰り返し言っているように、過去一のデキですね

これは私も追切を見ていて感じます

この馬の走りはゆったり、のっそり、してスピード感がない走りのところが個人的に好きでなかったのですが

今回は弾んでいて活気がありますね


正直、前走の競馬は、馬場が悪いにしても、

外を回って全く反応していない競馬で、衰えてきたのかと心配していたのですが、全くそういうことはありませんでした


むしろ、父モーリスは晩成型の馬でしたが、この馬も今になって完成してきたかもしれません

モーリスの跳ぶような走りとまでは言えませんが、似てきたことは確か

モーリスも5歳秋に天皇賞秋を制しましたからね




昨年は3歳馬2頭に先着を許しましたが、

個人的な考えでは、この時期の、この距離の2キロ差というのは、基本的に3歳馬有利と見ています

古くから、バブルガムフェローやシンボリクリスエス、エフフォーリア、ダンスインザムード、フェノーメノなどなど3歳馬がよく走るレース

瞬発力、切れ味はむしろ若い馬の方が優位なこともあるので、

それらが求められる1600~2400あたり、特に軽い馬場の東京コースなどでは当然のこと


近い時期に行われるマイルCSなどは有利過ぎるので、近年斤量差を1キロに見直したくらいですが

それでもセリフォスが勝つくらいですから、2キロだと、なお大きいです



そういう意味で去年は斤量的な不利もあっての僅差4着なら、その差がなくなり、状態がより良い今回は逆転も可能




昨年同様に、Bコースに変わってより時計が出る超高速馬場になり、プラスに働くでしょう

安田記念でもスピード能力を見せています

自分で正攻法で決めに行った競馬で、高く評価できます


この馬がパフォーマンスを落としたレースは全て右回りの競馬

左回りは大きくプラスでしょうから

舞台設定はベスト



少頭数になってしまいましたが、

スターズオンアースは有力馬の中で最も好位を取れそうな馬だったので、

その回避により、目標にする好位の馬がいなくなり、前の馬への意識がより薄れる可能性が上がったとも取れます




枠順が10番になったのもプラスに捉えることもできます

一番イヤなパターンは、内から先行しようとしたところを外からノースブリッジに交わされて手綱を引っ張るパターンです

かなり大トビの馬でなるべくずっとアクセルを踏みっぱなしでいきたい

減速したり加速したりといったことはしたくないので

外からスムーズに行ける方がよい

なんなら去年のようにノースブリッジを行かせてもいいと思います

今のジャックドールであれば、去年と同じか、もう少し早めのスパートなら

上位に来れる可能性が十分と見るので




穴の軸馬と考えてよいのではないでしょうか



4強たちもそれぞれ泣き所はなくはないので、意外とウィークポイントの少ない軸馬と捉えることもできると思います




推奨馬10,7,4,9,3,5



9プログノーシスは余りにも馬場が軽いのが泣き所でしょうか

普通の高速馬場というレベルを超えていますからね

とはいえオッズが魅力

最強馬クラスの走法をしている馬がこれほど人気薄なら一瞬本命も考えました


ストライドと回転のバランスが最もよく取れています

距離も丁度良く、折り合いさえつけば伸びないはずがありません



3ドウデュースはやはり走法ですね

私の走法から湧くイメージでしかないのですが

ダービー時よりさらに追い切りでの掻き込みが凄まじく、パワー系になっている可能性もあります



とはいえごめんなさい7イクイノックスは泣き所がないかもしれない、、

イクイノックス×ルメール騎手のコンビは色々な引き出しを持っていて操縦性も高い

軽いフットワークで高速馬場適性が高く、運動神経の高い馬で

やはり崩れるパターンが思い浮かびません

これも入れての2頭軸でもよいかもしれません


4ダノンベルーガについては動画でお話ししたのが全てです



5ガイアフォースが人気薄の中では最も未知の魅力はあります

恐らく距離は2000がベストで、レコード勝ちがあり高速馬場が大歓迎

ドウデュースとも、新馬ではありますが接戦を演じている馬で、オッズは魅力


スピードの維持力が武器という意味でジャックドールと共通で

近い位置に付けられれば一緒に来て不思議がない

枠順的にも、1が前に行って、2,3,4がゲートが遅めなので

恐らく2コーナーもスムーズにロスなく入って前の位置を取れる良い並び

ジャックドールには安田記念でも先着していますから、セットで買いたいところか


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