09期 予想歴3年
◎アリゼオ
13着/6人気
-打倒ピサを目指す、それぞれが東京を得意とする馬-
☐ヴィクトワールピサ
『ネオユニヴァース/Mr.Prospecter(Blenheim)』
母系にBlendfordが入るので父、母系統ともに重適性は抜群です。血統とのイメージが重なったのがラスト11.4‐11.2‐11.2‐11.8と11秒台をラスト4ハロン続けた京都2歳Sで、ベストは小回り2000m。東京2400mという舞台を考えると前めで追走し一瞬の脚で抜け出したい。
☐ヒルノダムール
『マンハッタンカフェ/ラムタラ(ND)』
マンハッタンカフェは母系の特徴を伝える万能型のサンデー後継種牡馬です。その母父であるラムタラは凱旋門賞を制した名馬ですが、父としては目立った活躍馬を輩出できませんでした。これはNijinsky/Blushing Groomというスタミナと持久力を兼ね備えたヨーロッパ配合なのが原因で、日本のサンデーサイレンス全盛のスピード競馬とは対極の存在でした。しかし、母父としてはその特徴が魅力で父に対極のサンデー系統を配合することでバランスの良い産駒を輩出していく可能性は十分です。ヒルノダムールはその先駆けでSP/ST(持久力)というハイペースの中、長距離がベストな配合。懸念は、最近のダービーがマイルダービーであるという1点です。
☐ペルーサ
『ゼンノロブロイ/Blushing Groom(Hyperion)』
父は軽めのサンデー後継種牡馬であるゼンノロブロイです。ペルーサは母系に“Blushing Groom/Hyperion”の配合です。Blushing GroomはNasrullah系統でも一番融通のきく血統で良い脚を持続的に使える粘り強さを全面に出す血統です。そこに底力のHyperionを配合しているので東京2400mはベストの分類ですが、どんなコースでもどんなペースでも個の力は発揮できるタイプでしょう。
☐ルーラシップ
『キングカメハメハ/トニービン』
父、母(エアグルーヴ)共にサンデー全盛時代にサンデー系統が最も好走する東京2400m芝のG1を圧勝した非サンデー系統の名馬です。両馬ともに特徴はNasrullahのキレで走る馬で、その産駒であるルーラシップはその良さを引き出しやすい配合です。比較的流れるペースの方がベター。内回りよりは外回り向きなので東京は向きそうです。
☐ダノンシャンティ
『フジキセキ/Darshaan』
フジキセキ産駒は距離適性が短めなので、距離を持たせたり東京の長い直線をこなすようにするには母系にNasrullahなどの柔らかい血統を配合する必要があります。ダノンシャンティは母系にNasrullah系統でも最上級のDarshaanがきっちり配合されている点が魅力的で、東京を走れる配合です。
☐レーヴドリアン
『スペシャルウイーク/Grey Sovereign(Blushing Groom)』
スタミナよりのサンデー後継種牡馬に母系Nasrullahのクロス配合なので広いコースの中距離、長距離向きの柔らかい配合です。昨年5着のアプレザンレーヴが半兄で父シンボリクリスエスなので兄よりは断然、適性ありです。あとは他馬との兼ね合いです。
打倒、ヴィクトワールピサを掲げる馬は全て東京向き、サンデーの軽いキレを発揮する馬、ナスルーラのキレを発揮する馬。
過去最高レベルの東京優駿です。
今のところ、サンデー/ナスルーラ配合馬である
◎ダノンシャンティ
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だったのですが、
ダノンシャンティ回避のため
自身の適正群からの推奨馬に変更します。
☐母系の柔らかさ、SPのある配合馬
2008、2007年の複勝圏内6頭の血統面での特徴をみると、母系に目がとまる。サンデー系統やトニービン、Caerleonなど柔らかくてスピードのある配合が5/6頭です。父系統でもタニノギムレットやアグネスタキオンという血統が好走しています。
すなわち“柔らかいスピードは必須、一瞬で抜け出せるパワーを補助”している馬が血統面では狙い目になります。
☐NHKマイルなど1600~1800m重賞好走馬が狙い目。
前走NHKマイルが3頭、皐月賞が2頭、桜花賞が1頭です。NHKマイルや皐月賞で惨敗した馬はきさらぎ賞やスプリングSなど1800m重賞実績のある馬です。
【狙い馬】
アリゼオはスプリングSの勝ち馬で皐月賞4着からの参戦です。母系はフジキセキ/Mill Reefの配合なので柔らかいスピードを、父はタニノギムレットと同じくサンデー全盛期のダービーで2着に好走したシンボリクリスエスなのでパワーを補助しています。さらには父・母でNasrullah+Princequilloなのでダービーという舞台でしっかりと脚を伸ばせる馬です。皐月賞で逃げなかった点も一押ししています。
ローズキングダムもアリゼオと同じく、母系サンデー/Mill Reefなので柔らかいスピード配合です。実績面でも朝日杯差し切り、京都1800m、東京1800mでの実績からも1600~1800m向き。その距離適性がダービーでは重要かと。
あとは、重たすぎないサンデー系統にNasrullahを配合しているダノンシャンティ、ペルーサが狙い目。
ということで
◎はアリゼオ
http://makenaikeiba.blog.eonet.jp/
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