阪神カップ2023予想
ディープ+デインヒル+牝馬はどれも好相性

あみー
14期 予想歴15年

◎ララクリスティーヌ
  7着/5人気


阪神カップはコース形状などから軽快な「スピード性能+末脚」に優れる上位~中位人気、特に内枠・1~4枠の馬の期待値が高い重賞。
 阪神カップ2023の傾向と対策、出走予定登録馬を見ていきたいと思います。


想定買い目=単勝+複勝:◎ララクリスティーヌ



結果から考える狙い方「阪神カップ2023」
[期待値:やや低い~低い↓↓?]=主流血統の人気馬が好走しやすくなり妙味↓↓
出走頭数≒17.2頭/フルゲート18頭(AB)
※ 負担重量 引上げの影響を注視したい。令和5年度(2023年度)開催日割および重賞競走 JRA

券種未検証:軽快な「スピード性能+末脚」に優れる上位人気馬
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【!-0】近4回・+α:米国型の重要度↑ ⇔ 2018年以前・欧州型の重要度↑
   スワンステークスと逆のトレンド。 牝馬や3歳馬の期待値の良好さに関連?
   リピーターの期待値↓に関連。 負担重量 引上げの影響に注意。
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【!-1】馬場傾向は時計レベル不問で前・内有利。むしろ重い馬場ほど内有利が強調?
   上がり最速の優勝(=連対)は3歳×2頭のみ。1~3枠の平均着順が高い感じ。
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【▲+】父:ディープインパクト系×母父:米国型(+マイル「重賞~L」 3着内?)
   好走のべ5頭の内訳は米国型Mr. Prospector系×2、米国型Nasrullah系×3。
   米国型Northern Dancer系だと割引きリスク?
   優勝2回(4・1人気)、2着1回(6人気)、3着2回(11・2人気)
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【▲】父:欧州型Northern Dancer系×母父:米国型全般(+前年秋以降のマイル重賞 3着内?)
   反主流血統を強める配合のため、マイル・根幹距離重賞での好走歴が効きやすい?
   優勝1回(3人気)、2着2回(2・3人気)、3着0回
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【▲】父⇔母父:キングカメハメハ系×SS系パワー型
   優勝1回(1人気)、2着1回(4人気)、3着1回(10人気)
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【▲-~・】複数の好走馬がいない父系
   20年3着1人気 6-12 インディチャンプ
   (父:SS系スタミナ型×母父:欧州型キングカメハメハ系+牝系:トキオリアリティー)
   優勝0回、2着0回、3着1回(1人気)
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 コース形状(テン3Fは向正面を400m以上走り(平坦→緩い下り坂)、直角に近い3角を回る。 中盤2Fは下り坂が急になる3~4角間の擬似直線。 上がり2Fは4角出口付近→直線を向き、下り坂が直結する急坂を越えてゴール)などから軽快な「スピード性能+末脚」に優れる上位人気、特に内枠・1~3枠の馬の期待値が高い重賞。



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【▲+】父:ディープインパクト系×母父:米国型
   好走のべ5頭の内訳は米国型Mr. Prospector系×2、米国型Nasrullah系×3。
   米国型Northern Dancer系だと割引きリスク?
   優勝2回(4・1人気)、2着1回(6人気)、3着2回(11・2人気)

エイシンスポッター:父:ディープインパクト系(欧州型スピード指向 内包)×母父:欧州型英米指向Sadler's Wells系。 母父などが過去の好走馬より欧州色が濃い血統。芝1200m+タフな馬場・上がりの掛かる決着パターンでないと欧州指向の馬力(≒失速耐性)を生かしきれない感じ。距離延長では伸びのある末脚不足、トップスピード不足になりやすそう。


エエヤン:父:ディープインパクト系(欧州型スタミナ指向 内包)×母父:米国型Mr. Prospector系。母系の米国色は強いも、父:シルバーステートの欧州色が濃い馬。その欧州色の濃さの通り、世代限定の中山芝1600m外でのみ優勝していて、起伏の負荷がきつい条件向き。古馬相手の阪神芝1400m内では起伏の負荷が減るため、スピード不足の不安が強まりそう。


グレイイングリーン:父:ディープインパクト×母父:米国型、In Reality系。父+母父だけなら良さそうに見えますが、同配合で好走した のべ5頭の内訳は米国型Mr. Prospector系×2、米国型Nasrullah系×3。それと比較すると短距離指向が強まりやすい配合に見えます。成績を見てもマイル重賞好走歴がないこともこの点を強調しそう。多くの展開で伸びのある末脚・トップスピード不足になりやすいのでは。


ダディーズビビッド:父:ディープインパクト系(米国型スタミナ指向 内包)×母父:米国型Northern Dancer系、Vice Regent系。Storm Bird≒≒≒Vice Regent 4x4。父+母父だけなら良さそうに見えますが、同配合で好走した のべ5頭の内訳は米国型Mr. Prospector系×2、米国型Nasrullah系×3。それと比較すると短距離指向が強まりやすい配合に見えます。成績を見てもマイル重賞好走歴がないこともこの点を強調しそう。多くの展開で伸びのある末脚・トップスピード不足になりやすいのでは。阪急杯のような例外的な展開になるようなら。


ミッキーブリランテ:父:ディープインパクト系(欧州型仏国指向 内包)×母父:欧州型英米指向、デインヒル系。過去に好走した同配合より欧州色が強く、阪神カップより阪急杯向き。7歳の年齢によるスピード性能全体の低下も気になる近走で、巻き返しは難しそう。


ララクリスティーヌ:父:ディープインパクト系(欧州型英米指向 内包)×母父:欧州型、Roberto系。 過去に好走した同配合より欧州色が強くなっていますが、小柄な牝馬なため血統の重厚さを軽減。父:ディープインパクト系+Hyperionの影響を強めた配合から成長は遅めになりそうで、5歳年末はピークに近そうな時期。今年から引き上げられた負担斤量も欧州色がやや強い配合から有利に働きそうで、昨年のスワンS・阪神代替や今年の京都牝馬S・阪神代替より相対的なパフォーマンスを上げやすいのでは。
 阪神カップの3着内こそないも「阪神芝1400m内重賞+父:ミッキーアイルの牝馬」は好相性(2-3-1-4)。
 父:ミッキーアイルの重賞勝ちは牝馬×3頭(メイケイエール×6勝、ナムラクレア×4勝、ララクリスティーヌ×1勝)のみ。
 「父:欧州型Northern Dancer系~」の好走馬のべ3頭もデインヒルを持つ馬のみ。
 父:ミッキーアイル(=父:ディープインパクト×母父父:デインヒル)の牝馬は阪神カップで期待値の高い「血統+性別」なのでは。来年の阪神カップは京都代替なので今年のうちに狙っておきたいです。

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【▲】父:欧州型Northern Dancer系×母父:米国型全般(+前年秋以降のマイル重賞 3着内?)
   反主流血統を強める配合のため、マイル・根幹距離重賞での好走歴が効きやすい?
   優勝1回(3人気)、2着2回(2・3人気)、3着0回

グレナディアガーズ:父:欧州型Northern Dancer系、Frankel×母父:米国型Mr. Prospector系。昨年2着(4歳)、一昨年優勝(3歳)。阪神カップはリピート好走馬が目立つレース。しかし、近年は主流血統(≒フレッシュな状態に強く、キャリアを重ねるとパフォーマンスが低下しやすい)の好走が多く、リピート好走の期待値は下がっていると思われます。グレナディアガーズは2歳G1馬である上に、Northern Dancer系を多く持つ一方でスピード型のクロスも多く持つ血統。5歳年末を迎えて過去のパフォーマンスを維持するのが難しい ~ 加齢による衰えまで心配した方が良い時期なのでは。この現状で人気なら厳しい評価から考えたいです。

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【▲】父⇔母父:キングカメハメハ系×SS系パワー型
   優勝1回(1人気)、2着1回(4人気)、3着1回(10人気)

ダノンスコーピオン:父:欧州型、キングカメハメハ系×母父:米国型Sadler's Wells系。サンデーサイレンスを持たない上に、Nureyev≒Sadler's Wells 5x3。主流血統の要素から離れた血統になっています。3歳時であれば、古馬との斤量差+マイル重賞での好走経験の多さ・近さから好走できたかもしれませんが、キャリアを重ねた現在では主流血統を相手に末脚不足の弱点が目立ちやすそう。


ホウオウアマゾン:父:欧州型、キングカメハメハ系×母父:SS系パワー型。父母間で米国型Nasrullahを強調する配合。全体的なスピードに優れる一方でワンペースさも強調されるため、主流血統の末脚が効く決着パターンでは苦戦しやすくなっています。今年の阪急杯のような例外的なハイペースでも1・2着馬から離された3着で、多くの決着パターンで詰めが甘くなりやすいのでは。


ルプリュフォール:父:欧州型、キングカメハメハ系×母父:サンデーサイレンス。父:ロードカナロアはキングカメハメハより米国色を強化した配合なので、母父はSS系パワー型でなくとも大丈夫そう。問題はNureyev 5x4を持つこと。Nureyevは自身が持つクロス馬の影響の強さから世代を重ねても主張が強い種牡馬で、それをクロスするとなるとさらに主張が強まります。阪神カップだけでなく近年の阪神芝1400m内 古馬重賞では主流血統の期待値が高まっているので、反主流血統の影響強化ははっきりとマイナス要素。前崩れの決着パターン以外では好走が難しそうです。

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【▲-~・】複数の好走馬がいない父系
   20年3着1人気 6-12 インディチャンプ
   (父:SS系スタミナ型×母父:欧州型キングカメハメハ系+牝系:トキオリアリティー)
   優勝0回、2着0回、3着1回(1人気)

該当なし

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該当する父系がない馬

アグリ:父:米国型Northern Dancer系、Storm Cat系×母父:米国型Northern Dancer系、Danzig系。米国色を強めた配合・血統通り全体的なスピード性能に優れるもギアチェンジは苦手。阪神カップの近年のトレンド(=主流血統やそれに準ずる活躍ができる欧州型の好走が多い)とはズレる能力・血統。阪急杯のようにハイペースの番手(~逃げ)が叶うようなら弱点を軽減できても。ただし、ルメール騎手はあまり逃げを選択しない騎手。


アサヒ:父:SS系パワー型×母父:欧州型豪州指向、デインヒル系。父内でスカーレットブーケ≒≒Storm Cat 3x4、母内でDanzig≒≒Lyphard 3x4。父:SS系パワー型ながら米国的な要素と欧州的な要素が主張し合う血統・配合で、割りを食っているのが主流血統の要素。阪神カップの近年のトレンド(=主流血統やそれに準ずる活躍ができる欧州型の好走が多い)とズレていると思われます。


ウイングレイテスト:父:欧州型、Roberto系×母父:欧州型Nasrullah系。Halo≒Red God 4x4をはじめRoyal Charger≒Nasrullahを多数持つ血統。阪神カップの近年のトレンド(=主流血統やそれに準ずる活躍ができる欧州型の好走が多い)からすると、伸びのある末脚・キレ(=直線スピードと急加速力)が不足しやすいと思われます。また、阪神カップは近4回・+α:米国型の重要度↑ ⇔ 2018年以前・欧州型の重要度↑で、スワンステークスとは逆のトレンド。 スワンSを勝ち切れていると阪神カップへの適性が下がりそう。


ウインマーベル:父:米国型Mr. Prospector系×母父:SS系パワー型。近年の阪神カップで米国型の重要度が増したといっても、+αでの話。米国型が前面に出た血統の馬は好走例がなく、能力の特徴から逆算しても主流血統を相手に末脚不足を見せやすいと思われます。ウインマーベル自身の実績が芝1400m以下に限られていることも末脚(≒短距離では距離延長への適性)不足の不安を強めてしまいます。


ピクシーナイト:父:欧州型、Roberto系×母父:欧州型Northern Dancer系、Lyphard系。Royal Charger≒NasrullahとNorthern Dancerをそれぞれ強調する配合。3歳でスプリンターズSを制するほど全体的なスピードと底力(=ハイペース・失速耐性)に優れますが、主流血統の伸びのある末脚とはほぼ逆方向の能力。超大型の馬体もこの特徴を補強する要素で、阪神カップでは末脚不足を見せやすそう。スプリンターズSの走りに魅せられた自分としては復活が叶って欲しいですが、ここでは厳しそう。


ママコチャ:父:米国型Northern Dancer系、Vice Regent系×母父:欧州型、キングカメハメハ。父母間でNorthern Dancer≒Icecapadeを強調する配合。底力(=ハイペース・失速耐性)を伴った全体的なスピードに優れ、起伏の負荷が高いなど主流血統の末脚が削がれる決着パターンが得意。スプリンターズS → 阪神カップの条件替わりでは主流血統を相手に末脚不足を見せやすそうな条件替わりで、ファンタジーS・阪神代替 3着・0.4秒差が「阪神芝1400m内 重賞」への適性の低さを示している可能性あり。人気に見合う勝率を疑い、逆転候補を探したいです。


ロータスランド:父:欧州型、Roberto系×母父:米国型Northern Dancer系、Storm Cat系。マイル以上で好走していたのは2年以上前。キャリアを重ねたことで馬力(≒失速耐性)優位の全体的なスピードを後方から発揮するようになっています。道中の高低差で言えば京都外回り>阪神内回りで、近年のトレンドも+α:欧州型が効くようになったスワンステークスに対して+α:米国型が効くようになった阪神カップと逆方向。22年京都牝馬S・阪神代替を優勝した頃より阪神芝1400m内・古馬重賞への適性が下がっているシーンを警戒したいです。

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