08期 予想歴15年
◎トウショウデザート
7着/8人気
○アルナスライン5着/2人
▲スマートステージ4着/6人
斤量が有利不利を左右するハンデ戦といっても、ただ斤量が軽いだけでは穴馬候補でも即本命とまでは簡単に決められないもの。だが、トウショウデザートに限っては当てはまらない話で、軽量=激走とみて狙ってみたい。
この馬の成績をさかのぼり、注目したいのが3歳夏の成績。特に信濃川特別ではセイクリッドバレーの2着、弥彦特別ではメイショウベルーガの3着と、後の重賞級の勝ち馬と正攻法で接戦を繰り広げていた点に能力の片鱗をうかがわせていた。また、福島の500万勝ちと佐渡特別3着を含め、3歳夏の好走時には全て54キロで出走していた点が興味深い。
その後3歳秋から古馬に至り、何とか1000万を卒業して現級では府中S3着まで。オープン重賞級の期待を込めるなら実際やや出世が遅れている感じだが、夏競馬以降の斤量に着目するとこれが全て55キロ~57キロ。500キロを越す大型馬だが、斤量増に敏感だと仮定すれば、成績が伸び悩む原因の一つを斤量に求めてみると、これが意外と合点がいく。52キロはデビュー戦を除けば今まででは最軽量。格上挑戦でGⅡとは楽ではないが、軽ハンデで3歳夏以上の激走を果たせる可能性を思えば、今回は一撃必殺のチャンスとも。
アルナスラインは58キロ、1年近い休み明けと厳しい条件もそろったが、自身の実績と鉄砲を苦にしない気性に加え、GⅡのそれとは思えない相手関係で相殺できるとみて、消しにはできずそれなりに評価せざる得ないので、○評価。
スマートステージは府中Sが鮮やかだったが、スローの上がり勝負で2分台の決着、また多頭数で馬群の混在が却って折り合いにもつながったようで、ちょっと出来過ぎな勝ち方にも見えた。ただ、潜在的に強烈な決め手の持ち主であることは再認識。2キロ減も良く▲で。
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